☆新型パソコン買いました!VAIOのデスクトップで今年の春の新型モデルです。パソコンなんてえもんは出会いですな、まさにパソコンが私を呼んだという感じで一目見て気に入りましたよ。いろんな家電量販店を回って店員さんから値段を教えてもらい、他店でその値段を出しての交渉。うちの近所では他系列の家電量販店の殴りこみがあって熾烈な値引き競争が行われていたので交渉は面白いように成功。当初の値札に書いてあった値段よりもかなり安く買うことができました。まあ。。機能は最新とは言いがたいのですがDVDが見れて普通にネットできればまあOKかな、という感じです。

☆昨今、めっきり更新が減っていますが2月は更新します!とだけでも書いておかないとどんどん減っていくアクセス数に歯止めがきかんですしね。

☆予定としては「2005年度版やましろ映画事情」と「キネマの星座推奨映画100」をぼちぼちやっていきます。特に推奨映画100は昨年の4月に企画してそのままになってますしね。。少しずつでもやっていきます。昨年度の短評をまず完成させねばならんのですが、映画の感想もぼちぼち書いていきます。現在公開されている作品を書いていくのが本筋なんでしょうが、どうにも筆は進まぬ。「パッチギ!」「レイクサイドマーダーケース」
あたりがその候補ですが、もうすぐ公開終わっちゃうしな。。チャウ・シンチー特集で「カンフーハッスル」か「食神」はどっちかを書きます。。それから今週末に見た黒澤の「野良犬」、八海事件をモチーフにした「真昼の暗黒」も書きたいなあ。。時間かかりますしね、感想は。
昨日、家のじいちゃんが亡くなりました(TT)
病室で最後を見取るために家族全員がそろいました。
僕が「なにか最後に言いたいことない?」って聞いたら、
じいちゃんが虫の息のように小さい声でこういいました。

「そそが観たい」と…
(そそ)というのは女性のアソコの別名です。
僕は「じいちゃんスケベだったからな〜」っと思いましたが、
さすがに「えらいもん聞いてもうた」と思いました。

早速家族会議がその場ではじまり、皆口々に
「どないしよ、どないしよ、看護婦さん?そら無理やわ」
ってかんじで会議をしていたら、兄の妻が、「私でよければ…」
と言ってくれたので、皆悩んだ末「お願いします」と頼んだ。

後で聞いたところ、昔兄の借金をじいちゃんが立て替えて
くれたその恩返しだったらしい。
兄嫁は「失礼します」とベットの爺の顔の上にオシッコ座りを
しました。

もちろんマ○コは爺の目の数センチ先に。

2〜3秒過ぎて、俺が「じいちゃん満足か?」って聞いたら、

「そそやない、外や」って…

実話なんかネタなんかわかりませんが、たぶん実話でしょう。臨終寸前にアソコが見たいと思うほどのスケベ爺だと思われていた爺さん、そしてあの爺さんのことだから、よう聞こえんかったけど「そそ」やろう、真剣な思いでオシッコ座りした兄嫁。どれも目に浮かぶようですな。めちゃくちゃ笑ってしまった。あ、ちなみに京都だけの方言だと思われます。ちなみに京都が誇る大画伯のひさうちみちお先生は「そそくさ」(あわただしく行動する)と行動する人についてどう思いますか?と聞かれたときに真面目な顔で「あれには困ったもんですね。顔だけではわからへんからね」と悲しげに答えたらしいです。

もうひとつ思い出した。青梅国際マラソンというマラソンがあって、NHKの女子アナが真面目な顔で「おうめこくさい。。」と言うのでめちゃくちゃ興奮したってネタがあった。NHKにもこのネタが届いたか知らんが、いつのまにか青梅国際マラソンは青梅マラソンになっていた。

九州では「ぼぼ」というらしい。

http://www.cloud.st/nine/z/za.jsp?name=146

書いているうちにこういうのは思い出すもんやねえ。。関西に紅萬子さんという女優さんがいる。この人は全国で仕事をするときは「くれないまこ」と呼ぶらしい。昔はこの名前ではテレビに出るのが難しかったらしいですがNHKの連ドラにも出てますしね。関西の女優さんということで命名当時は関西では四文字はまったく知名度がなかったと。。桂南光がべかごから名前を変えるときに万光という名前もあって、そちらもどうかと薦められたときにNHKで仕事がしにくいと断った、という逸話もあったねえ。

すんません。次は真面目に映画の感想を書きます。明日はお休みで「オペラ座の怪人」を見てくる予定です。

ますますアクセス数減るな。。
 今日、紹介するのは森崎東監督の「ニワトリはハダシだ」。森崎東監督の6年ぶりの新作です。山田洋次と並んで松竹の喜劇映画の旗手と呼ばれ、ファンも多い監督です。

 山田洋次との関係も深く「男はつらいよ」のテレビシリーズと映画版第一作は二人の共同脚本にもなっていますし、三作目の「男はつらいよ フーテンの寅」も監督しています。(「男はつらいよ」で山田洋次が監督しなかったのは三作目と四作目の「新・男はつらいよ」の二作品。ちなみに四作目はテレビシリーズで演出を担当した小林俊一が監督。両作品とも不入りだったため、打ち切りも検討されたが山田監督が再びメガホンを取った「望郷編」が大ヒットになったために山田監督でシリーズ化が決定した。)二本立てで上映されるプログラムピクチャアの監督で古巣の松竹を中心に東映、独立プロを転々として活動しています。今回の「ニワトリはハダシだ」も独立プロでの作品です。

 1927年生まれで御年78歳。2月13日に第七藝術劇場でやったトークショーを見てきたが、「今回の映画は若い女性がたくさん来てくれた。実にうれしい」とはしゃいでて、真に元気な爺さんです。

 海が見える町、舞鶴。少年サム(浜上竜也)は知的障害を持ちながらも元気に毎日を暮している。潜水夫のチチ(原田芳雄)と二人暮らしで施設に通っていた。チチはサムの将来を案じ、サムに潜水の仕事を覚えさせようとしていたが、サムは隙を見て逃げてしまう。逃げた先はわかっている。隣町に住むハハ(倍賞美津子)の家だ。チチとハハはサムの教育方針をめぐって妹の千春(守山玲愛)を連れて別居してしまったのだ。せっかくのサムの誕生日にも喧嘩をしてしまうチチにサムはうなり声をあげる。

 ハハは在日朝鮮人。ハハの母(李麗仙)は戦後すぐに朝鮮半島に帰ろうと船に乗り込んだが船が爆発沈没してしまった。世に言う浮島丸事件である。彼女は奇跡的に助かり、舞鶴に住み続けた。人種のことを話したハハにチチは「何人だろが、かまへん。ニワトリはハダシや!」と叫んで結婚をしてしまった。「ニワトリはハダシだ」は東北の民謡にある言葉で「わかりきったことのたとえ」といいう意味である。

 その頃、地元警察署では大きな事件が起こっていた。新検事長への昇任を目前とした灰原検事(岸部一徳)のベンツが盗まれたのである。このベンツは舞鶴の暴力団、重山組の重山組長(笑福亭松之助)から贈られたもので、車の中には検察の汚職事件の証拠となる帳簿が入っていたのだ。大阪府警から派遣された“もやし”刑事の立花(加瀬亮)は地元の暴力刑事の丹波(塩見三省)と車の捜索に向かう。一度見たものは何でも記憶してしまう特技を持つサムが車の絵を書きながら、盗まれたベンツのナンバーを繰り返しつぶやいているのに気づいた立花はロシア人の窃盗グループによって車を盗まれたことを突き止める。ところが困ったことにサムが覚えていたのはナンバーだけではなかった。中の帳簿の数字もばっちり覚えていたのだ。。。警察に連れて行こうとする立花の前に立ちふさがったのは施設の直子先生(肘井美佳)。実は彼女は立花の上司で今回の事件を担当している桜井(石橋蓮司)の娘だったのだ。。

 自分でストーリーを書いてても混乱しそうになるぐらいに人物関連図が複雑。実は灰原を告発しようとしている検事もいて(大阪高検の三井がモデルか?)登場人物は多い。脚本の近藤昭二さんが言うようにシーンのすべてが“係り結び”になってるんで伏線がぐちゃぐちゃになるので、かなりストーリーはわかりにくい。が、そうした欠点を吹っ飛ばす勢いがこの映画にあります。片時も静かなシーンがなく、常に誰かが動き、喋っている。山根貞男氏が森崎映画を「宴会映画」と称したのは本当で画面全体からざわざわとした雰囲気が伝わってくるのだ。監督の映画にかける情熱がスクリーンを通して観客をとらえようとしている。なんか見ててすごく楽しくなってくるのだ。

 サムを演じた浜上竜也がいい。天衣無縫に走りまくり、船からウンコして、大いに笑い、泣いて、うなり声もあげる。うなるときにすっごい目をしてるのだ、この子。妹役の守山玲愛ちゃんもとろけるようにかわいい。この作品がデビューになる肘井美佳。目をくるくる回してみたり、お酒を飲んで逆立ちしてみたり、派手にコケてみたり(本気でコケたみたい)と涙を目にためて怒鳴ったりとスクリーンをところ狭しと走り回る姿はとっても魅力的。それに対して受けの芝居に回った加瀬亮。ぼんやりとしているようでもどこか芯が強い新人刑事を好演。バンドエイドを貼ってくれた直子の顔をのぞきこんで「うん。俺も喜ぶ。」としれっと言ってしまうシーンも好きだ。

 塩見三省の暴力的なドキュン刑事っぷりも笑えた。本気で殴ってるな、あれは。この人を年寄り扱いするのにはためらいがあるが、原田芳雄ももう65歳。そうとは思えないほどの力強い肉体と野太い声はさすが。役者の鑑か。倍賞美津子も婆さんの役柄が増えたけど、相変わらずにパワフルだ。「うちの旦那や、あんたに関係ない」と直子の頬をぶったたくシーンにはドキッとした。元気な年寄りと言えば、今年80歳になる笑福亭松之助。いつもは少しの出演が多いが珍しく今回は出ずっぱりで食えない組長を楽しげに演じていました。

 少々の体制批判を味付けに基本は家族を描いた泥臭いコメディ。ちょっと感覚的に古いなと思うところもあるが、丁寧に撮っています。ラストに近づくにつれてわやくちゃになりますが、それもご愛嬌。ちなみにサムが海にするウンコですがもちろん、本物ではありません。作り物です。担当した美術の人(女性)は考えて20個近くも模造ウンコを作ったそうです。たかがウンコと言うなかれ、トークショーによるとウンコは森崎映画に必ず出てくるそうな。しかしトークショーの半分以上がウンコの話て。。なお森崎監督は次回作に向けて早くもロケハンに出かけているそうです。今度の舞台は尼崎。待ちましょう、待ちましょう。

監督:森崎東 製作総指揮:志摩敏樹 脚本:近藤昭二、森崎東 音楽:宇崎竜童、太田恵資、吉見征樹 撮影:浜田毅 美術:磯見俊裕 
キャスト:肘井美佳、石橋蓮司、余貴美子、加瀬亮、浜上竜也、守山玲愛、河原さぶ、不破万作、岸部一徳、柄本明、三林京子、露の五郎、塩見三省、李麗仙、原田芳雄、倍賞美津子、笑福亭松之助

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完全復活。ガンガン書いていきます。

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今日は毎年やっております、やましろ映画館事情です。あくまでもシャレなので本気にして映画館にチクったりしないように。もしかしたら映画館のスタッフの方々も見られるかもしれませんが、あくまでも一観客の戯言なのでマジに気に留めないように。アハハと笑い飛ばしていただければ、私もあなたも幸せ。では行きましょうか。

京都スカラ座

→東宝洋画系の映画館で507席というキャパを誇る京都を代表する映画館のひとつ。中央付近の一番映画が見やすいところは、プレミアシートとして値段を吊り上げ、文無しが座らないように見張り番まで置いているのが厭でおととしの3月に見てから一度も足を運んだことがない。ここで見るならマジで高槻か滋賀にでも行った方がいいです。気分悪いもん、このプレミアシートってのは。一度この東宝という不動産会社には鉄槌を下した方がいい。客商売を何だと思っておるのか。

http://th.toho-movie.com/schedule.php?add_f=25

京都宝塚

東宝系邦画館。スカラ座の隣にある古い映画館で588席と京都最大の座席数を持つ映画館だが、別に大きいわけでなく、昔ながらにぎゅうぎゅうに椅子を詰め込んでいるだけで映画館自体は急勾配で少し怖い。ここも一昨年に見た「スパイゾルゲ」が最後でそれから足を運んだことがない。ここも、「ここで見るなら。。」という劇場である。

http://th.toho-movie.com/schedule.php?add_f=25

京極東宝

東宝洋画系映画館。300人収容のスクリーンとミニシアターが二つで構成されている。小さい方はこじんまりとした感じでかわいらしい感じだが、休日は結構混むので要注意。ここは全席指定制。昨年はここで3本見たが同じ映画があちこちのシネコンでやるようになって足が遠のいた。洋画が中心だが、時々、日本映画もやる。

http://th.toho-movie.com/schedule.php?add_f=25

東宝公楽

東宝系洋画館。ディズニー映画や子供向けの映画、スターウォーズの吹き替えはここでやる。ここも場所は便利だが、座席がやや狭い。昨年は一本のみ鑑賞。

http://th.toho-movie.com/schedule.php?add_f=25

MOVIX京都

既存の映画館を全部つぶして京都のど真ん中に松竹が作った松竹系のシネコン。六階のビルに七つのスクリーンを持つ京都市内で一番大きな映画館で一番、客数が多い(らしい)映画館。休日は館外に行列ができることも。洋画が中心となるが東映の作品や松竹の拡大系日本映画も流している。上映回数は少ないが大阪のミニシアターで配給している作品を流すこともある。これらの作品はスペシャル・アート・セレクションとしてスタンプが五個たまると映画がタダで見れるなどの特典もあり。なお、ポイントカードを作れば6本見れば1本がタダになるシステムもあるし、スタッフへの教育も割りと行き届いているので安心して足を運べる映画館である。4月には京都松竹座跡地に立つ建物にも3つほどスクリーンを増やす予定。ちなみにマスコットのあのカバは兄弟らしい。そんなこと知っても何にもなんないけど。。昨年は20本鑑賞。

http://www.shochiku-eigakan.com/west/s011/

京極弥生座

美松閉館の次はここだなと思ったが、スタッフの尽力で踏ん張っている独立系映画館。単館公開系の作品の公開やメールマガジンの発行などさまざまな工夫をこらしている。昨年は「モーターサイクルダイアリーズ」や「オールドボーイ」「華氏911」「誰も知らない」などのヒットもあって、お客さんに沸いた。大阪で終わった映画がレイトショーでやってたりする。映画館自体は古いが場所は便利。ミニシアター系の映画から東宝からのお下がりにアニメと上映作品はジグザグ。昨年の京都映画祭と新京極映画祭の会場はここ。昨年は11本鑑賞。

http://www.yayoiza.com/

祇園会館

京都で唯一の名画座。半年前からもうとっくにDVD化している作品までを二本立てで上映している。新聞勧誘員のおまけによくタダ券が配られている。番組によっては平日でも満員になることが多い。客層は年寄りが多いが、賑わっている。映画を見始めた頃は大変にお世話になった映画館。ここも京都映画祭の会場だった。昨年は京都映画祭の関係がほとんどで8本鑑賞。

http://www.gionkaikan.com/

京都シネマ

2年前に閉館した京都朝日シネマのスタッフが烏丸に昨年の12月に立ち上げたミニシアター。3スクリーンでヨーロッパ映画や日本映画などの単館公開系の作品を上映している。ガーデンシネマ梅田やテアトル梅田やシネリーブル梅田の上映作品がよく似ている。ここができたのと弥生座の頑張りで京都で大体の映画が見れるようになった。ありがたいことです。レイトショーやモーニングショーも始まったし、ますます楽しみ。まだ新しいので大変に居心地のよさげな空間で休日はかなり賑わっている。開館前に会員になったプレミアム会員は900円で映画を見ることができる。こうした映画ファンに対する配慮もうれしい。ただ、映画館はかなり狭く、前に大きなおっさんが座ると首が痛い。昨年は2本鑑賞。

http://www.kisaragisha.co.jp/kyotocinema/

京都シネマ内覧式→http://homepage3.nifty.com/tetorapot/kyotocinema.htm

みなみ会館

関西ミニシアター盟主的な全国的にも知名度を誇るミニシアター。一日、全部同じ番組ということはまずなく、スケジュールを細かく組んでさまざまな作品を見せてくれる、ありがたい映画館。封切作品からリバイバルやマニアックな日本映画なども上映してくれる。月イチのオールナイトや企画上映も多く手がけている。昔に比べたら、全国一斉の封切番組が多くなったが、ピンクレディの映画などやったりする遊び心は健在。昨年は23本鑑賞。

http://www.rcsmovie.co.jp/minami/m_top.htm

大宮東映

今は珍しい東映直営の映画館。子供の頃の映画と言ったら東映アニメ祭りで映画館と言えばここだったなあ。ここで「パンツの穴」なんかも見ていた。(どんな小学生だ)今は大宮が特急通過駅となって大宮自体が寂れていく一方。同じ番組がMOVIX京都でやっているのでわざわざ見に行く機会も少ない。昨年は2本鑑賞。

京都文化博物館

三条烏丸にある京都府の施設。映画館ではないが毎週の木曜日から日曜日まで映像ホールで古い映画館の上映を行っている。映画愛に溢れるスタッフが書いたと思われる懇切丁寧なプログラムが魅力的。府の施設なので文化映画ばかりかと思いきや、やくざ映画などの上映もあります。客層は平均年齢が私の年齢の2倍強でかなり年齢層は高いが、私には居心地のいい空間だ。会場は完全にフラットなので前に人が座ると見るのがしんどくなるのがネック。だが、昔の映画を500円で気軽に見られる施設は貴重だろう。京都府はすばらしい役所です。昨年は12本鑑賞。

http://www.bunpaku.or.jp/
※字数制限で入りきらんかった分の更新です。やはり、はてなの方が便利だよなあ。。

京都近郊都市の映画館

大津京町滋賀会館シネマホール

住民の有志で復活した映画館で水曜日から日曜日まで上映を行っている。京都、大阪で上映が終わった単館公開系の作品がひっそりと流されている。昨年は松田優作の特集や澤登翠の活弁映画大会など意欲的なプログラムも組まれている。京都市大津区、左京区大津支所と呼ばれるほど京都の文化圏に近く、距離的には近場。しかし大津市民が京都に遊びに来ることがあっても、京都市民が大津に遊びに来ることはほとんどないだろう。浜大津はともかく、国鉄大津駅前のさびれようは酷くて、私は行く度に寂しい気分になるのだ。やはりここも番組表を眺めて「へえ」と言って終わりなことが多い。昨年は8本鑑賞。

http://www.rcsmovie.co.jp/shiga/shiga.htm

高槻松竹セントラル

阪急高槻駅から伸びる商店街のパチンコ屋の二階にある映画館。この駅前映画館が厳しい時代に新作封切、二本立て、単館系作品、高齢者に向けた日本映画の特集上映を組み合わせて難局をしのいでいる映画館。子連れ狼シリーズ二本立てなどのいかしたセレクションが大変に魅力的なので昨年は29本も鑑賞していた。松本清張特集や時代劇特集、女性映画特集と目の付け所もすばらしい。休憩時間には若山先生が歌う「子連れの歌」が流れていた。素晴らしい。

http://www.cinema-r170.com/

TOHOシネマズ高槻

昨年の2月に国鉄高槻駅前に誕生した東宝系の8スクリーンのシネコン。私の家から30分で行ける映画館でしかも、いつ行ってもガラガラなので大変に重宝している。今や私が最も利用している映画館で昨年は37本の映画をここで見た。ポイントカードを作ると6本見ると1本タダというサービスも嬉しい。席はゆったりしており、ゆっくり鑑賞できる。上映が始まる前に粋な予告編がある。8スクリーンに加えて、プレミアシートと呼ばれるスクリーンもあり、例によって値段が高めに設定してある。しかしほとんどは一般の映画上映に使われおり、料金も一般になっている。スタッフの愛想がやや悪いのが難だが、駅からも近く、上映作品も多いので、非常に便利な映画館である。

http://www.tohocinemas.co.jp/takatsuki/

イオンシネマ久御山

京都府に初めてできたシネコンでジャスコの中にある。駐車場が広く、お金もかからんので仕事帰りに車で立ち寄る人も多い。実は直線距離で私の家から最も近い映画館で車通勤の私にはめちゃくちゃ便利な映画館だと言えるのだが、某理由でほとんど利用することがない。昨年はお供で3本鑑賞。無印もあるので、非常に便利なところではあるのですが。

http://www.aeoncinema.co.jp/cgi-bin/kumiyama/
http://www.yomiuri.co.jp/main/news/20050219i104.htm

 岡本喜八監督作品は私が日本映画を見始めた時によく見ていました。「大誘拐 RAINBOW KIDS」「近頃何故かチャールストン」「ジャズ大名」から始まり、「日本の一番長い日」「江分利満氏の優雅な生活」「独立愚連隊」「肉弾」とその映画手法に酔いました。特に「肉弾」は面白かった。東宝の正当派プログラムピクチャア監督としてアクションや時代劇、サスペンス、コメディと幅広い分野で傑作を残しました。、一方でATGなどでも低予算の一風変わった作品も多く撮りました。

私はどちらかというと「肉弾」や「ジャズ大名」「近頃何故かチャールストン」のような低予算作品の方が好き。2001年に遺作となった「助太刀屋助六」の公開記念でラピュタ阿佐ヶ谷で岡本喜八監督特集がありました。当時、仕事を辞めた直後で関西に帰る予定でして東京で最後に見たのが岡本喜八監督のデビュー作となった「結婚のすべて」でした。いろんな意味で感慨深い作品です。80年代以降は独立プロ方式で自分の家を抵当に入れて「大誘拐 RAINBOW KIDS」という大傑作を撮りました。その意気込みは本当に頭が下がるし監督の映画への愛も大いに感じられました。まあ。。全てが傑作であったわけではありませんが、(雑な展開でわやくちゃになった「殺人狂時代」や傑作と名高い「ああ爆弾」は私にはもうひとつだった。「助太刀屋助六」もつまんなかったなあ。。)私の最も好きな監督の一人でした。

 お体も悪かったようでもしかして。。とも思ってましたが。。81歳というのは若死にではありませんがやはり惜しい。合掌。

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