※字数制限で入りきらんかった分の更新です。やはり、はてなの方が便利だよなあ。。

京都近郊都市の映画館

大津京町滋賀会館シネマホール

住民の有志で復活した映画館で水曜日から日曜日まで上映を行っている。京都、大阪で上映が終わった単館公開系の作品がひっそりと流されている。昨年は松田優作の特集や澤登翠の活弁映画大会など意欲的なプログラムも組まれている。京都市大津区、左京区大津支所と呼ばれるほど京都の文化圏に近く、距離的には近場。しかし大津市民が京都に遊びに来ることがあっても、京都市民が大津に遊びに来ることはほとんどないだろう。浜大津はともかく、国鉄大津駅前のさびれようは酷くて、私は行く度に寂しい気分になるのだ。やはりここも番組表を眺めて「へえ」と言って終わりなことが多い。昨年は8本鑑賞。

http://www.rcsmovie.co.jp/shiga/shiga.htm

高槻松竹セントラル

阪急高槻駅から伸びる商店街のパチンコ屋の二階にある映画館。この駅前映画館が厳しい時代に新作封切、二本立て、単館系作品、高齢者に向けた日本映画の特集上映を組み合わせて難局をしのいでいる映画館。子連れ狼シリーズ二本立てなどのいかしたセレクションが大変に魅力的なので昨年は29本も鑑賞していた。松本清張特集や時代劇特集、女性映画特集と目の付け所もすばらしい。休憩時間には若山先生が歌う「子連れの歌」が流れていた。素晴らしい。

http://www.cinema-r170.com/

TOHOシネマズ高槻

昨年の2月に国鉄高槻駅前に誕生した東宝系の8スクリーンのシネコン。私の家から30分で行ける映画館でしかも、いつ行ってもガラガラなので大変に重宝している。今や私が最も利用している映画館で昨年は37本の映画をここで見た。ポイントカードを作ると6本見ると1本タダというサービスも嬉しい。席はゆったりしており、ゆっくり鑑賞できる。上映が始まる前に粋な予告編がある。8スクリーンに加えて、プレミアシートと呼ばれるスクリーンもあり、例によって値段が高めに設定してある。しかしほとんどは一般の映画上映に使われおり、料金も一般になっている。スタッフの愛想がやや悪いのが難だが、駅からも近く、上映作品も多いので、非常に便利な映画館である。

http://www.tohocinemas.co.jp/takatsuki/

イオンシネマ久御山

京都府に初めてできたシネコンでジャスコの中にある。駐車場が広く、お金もかからんので仕事帰りに車で立ち寄る人も多い。実は直線距離で私の家から最も近い映画館で車通勤の私にはめちゃくちゃ便利な映画館だと言えるのだが、某理由でほとんど利用することがない。昨年はお供で3本鑑賞。無印もあるので、非常に便利なところではあるのですが。

http://www.aeoncinema.co.jp/cgi-bin/kumiyama/
祝!60000HIT。皆様ありがとうございました。
今日は毎年やっております、やましろ映画館事情です。あくまでもシャレなので本気にして映画館にチクったりしないように。もしかしたら映画館のスタッフの方々も見られるかもしれませんが、あくまでも一観客の戯言なのでマジに気に留めないように。アハハと笑い飛ばしていただければ、私もあなたも幸せ。では行きましょうか。

京都スカラ座

→東宝洋画系の映画館で507席というキャパを誇る京都を代表する映画館のひとつ。中央付近の一番映画が見やすいところは、プレミアシートとして値段を吊り上げ、文無しが座らないように見張り番まで置いているのが厭でおととしの3月に見てから一度も足を運んだことがない。ここで見るならマジで高槻か滋賀にでも行った方がいいです。気分悪いもん、このプレミアシートってのは。一度この東宝という不動産会社には鉄槌を下した方がいい。客商売を何だと思っておるのか。

http://th.toho-movie.com/schedule.php?add_f=25

京都宝塚

東宝系邦画館。スカラ座の隣にある古い映画館で588席と京都最大の座席数を持つ映画館だが、別に大きいわけでなく、昔ながらにぎゅうぎゅうに椅子を詰め込んでいるだけで映画館自体は急勾配で少し怖い。ここも一昨年に見た「スパイゾルゲ」が最後でそれから足を運んだことがない。ここも、「ここで見るなら。。」という劇場である。

http://th.toho-movie.com/schedule.php?add_f=25

京極東宝

東宝洋画系映画館。300人収容のスクリーンとミニシアターが二つで構成されている。小さい方はこじんまりとした感じでかわいらしい感じだが、休日は結構混むので要注意。ここは全席指定制。昨年はここで3本見たが同じ映画があちこちのシネコンでやるようになって足が遠のいた。洋画が中心だが、時々、日本映画もやる。

http://th.toho-movie.com/schedule.php?add_f=25

東宝公楽

東宝系洋画館。ディズニー映画や子供向けの映画、スターウォーズの吹き替えはここでやる。ここも場所は便利だが、座席がやや狭い。昨年は一本のみ鑑賞。

http://th.toho-movie.com/schedule.php?add_f=25

MOVIX京都

既存の映画館を全部つぶして京都のど真ん中に松竹が作った松竹系のシネコン。六階のビルに七つのスクリーンを持つ京都市内で一番大きな映画館で一番、客数が多い(らしい)映画館。休日は館外に行列ができることも。洋画が中心となるが東映の作品や松竹の拡大系日本映画も流している。上映回数は少ないが大阪のミニシアターで配給している作品を流すこともある。これらの作品はスペシャル・アート・セレクションとしてスタンプが五個たまると映画がタダで見れるなどの特典もあり。なお、ポイントカードを作れば6本見れば1本がタダになるシステムもあるし、スタッフへの教育も割りと行き届いているので安心して足を運べる映画館である。4月には京都松竹座跡地に立つ建物にも3つほどスクリーンを増やす予定。ちなみにマスコットのあのカバは兄弟らしい。そんなこと知っても何にもなんないけど。。昨年は20本鑑賞。

http://www.shochiku-eigakan.com/west/s011/

京極弥生座

美松閉館の次はここだなと思ったが、スタッフの尽力で踏ん張っている独立系映画館。単館公開系の作品の公開やメールマガジンの発行などさまざまな工夫をこらしている。昨年は「モーターサイクルダイアリーズ」や「オールドボーイ」「華氏911」「誰も知らない」などのヒットもあって、お客さんに沸いた。大阪で終わった映画がレイトショーでやってたりする。映画館自体は古いが場所は便利。ミニシアター系の映画から東宝からのお下がりにアニメと上映作品はジグザグ。昨年の京都映画祭と新京極映画祭の会場はここ。昨年は11本鑑賞。

http://www.yayoiza.com/

祇園会館

京都で唯一の名画座。半年前からもうとっくにDVD化している作品までを二本立てで上映している。新聞勧誘員のおまけによくタダ券が配られている。番組によっては平日でも満員になることが多い。客層は年寄りが多いが、賑わっている。映画を見始めた頃は大変にお世話になった映画館。ここも京都映画祭の会場だった。昨年は京都映画祭の関係がほとんどで8本鑑賞。

http://www.gionkaikan.com/

京都シネマ

2年前に閉館した京都朝日シネマのスタッフが烏丸に昨年の12月に立ち上げたミニシアター。3スクリーンでヨーロッパ映画や日本映画などの単館公開系の作品を上映している。ガーデンシネマ梅田やテアトル梅田やシネリーブル梅田の上映作品がよく似ている。ここができたのと弥生座の頑張りで京都で大体の映画が見れるようになった。ありがたいことです。レイトショーやモーニングショーも始まったし、ますます楽しみ。まだ新しいので大変に居心地のよさげな空間で休日はかなり賑わっている。開館前に会員になったプレミアム会員は900円で映画を見ることができる。こうした映画ファンに対する配慮もうれしい。ただ、映画館はかなり狭く、前に大きなおっさんが座ると首が痛い。昨年は2本鑑賞。

http://www.kisaragisha.co.jp/kyotocinema/

京都シネマ内覧式→http://homepage3.nifty.com/tetorapot/kyotocinema.htm

みなみ会館

関西ミニシアター盟主的な全国的にも知名度を誇るミニシアター。一日、全部同じ番組ということはまずなく、スケジュールを細かく組んでさまざまな作品を見せてくれる、ありがたい映画館。封切作品からリバイバルやマニアックな日本映画なども上映してくれる。月イチのオールナイトや企画上映も多く手がけている。昔に比べたら、全国一斉の封切番組が多くなったが、ピンクレディの映画などやったりする遊び心は健在。昨年は23本鑑賞。

http://www.rcsmovie.co.jp/minami/m_top.htm

大宮東映

今は珍しい東映直営の映画館。子供の頃の映画と言ったら東映アニメ祭りで映画館と言えばここだったなあ。ここで「パンツの穴」なんかも見ていた。(どんな小学生だ)今は大宮が特急通過駅となって大宮自体が寂れていく一方。同じ番組がMOVIX京都でやっているのでわざわざ見に行く機会も少ない。昨年は2本鑑賞。

京都文化博物館

三条烏丸にある京都府の施設。映画館ではないが毎週の木曜日から日曜日まで映像ホールで古い映画館の上映を行っている。映画愛に溢れるスタッフが書いたと思われる懇切丁寧なプログラムが魅力的。府の施設なので文化映画ばかりかと思いきや、やくざ映画などの上映もあります。客層は平均年齢が私の年齢の2倍強でかなり年齢層は高いが、私には居心地のいい空間だ。会場は完全にフラットなので前に人が座ると見るのがしんどくなるのがネック。だが、昔の映画を500円で気軽に見られる施設は貴重だろう。京都府はすばらしい役所です。昨年は12本鑑賞。

http://www.bunpaku.or.jp/
☆金曜日。仕事が終わってから御所の近くの眼科にまで目の診察に行く。今日でコンタクト装着一週間目。慣れたようでまだまだしんどい。眼鏡もやはり欲しいので処方箋をお願いしたい旨を伝える。検診してから処方箋を書いてもらい、より目にあったコンタクトを処方してもらう。コンタクトの利点はこのフットワークのよさだな。晩御飯を食べてから弟と京極弥生座にて「ジャッカス・ザ・ムービー」を見に行く。映画館はどこでこの映画を知ったのか、ナウなヤングでいっぱいであった。感度もよく、大笑いの連続で場内は非常によい感じでスクリーンで映画を見る醍醐味をしっかり味わう。ちなみに「ジャッカス」で俺が一番好きなのはパムが親父にイタズラするシリーズです。

☆土曜日。映画を見ているとコンタクトが乾いて仕方ないので今日は眼鏡で向かう。京都シネマにて「フォッグ・オブ・ウォー/マクナマラ元米国防長官の告白」。昨年にシネ・リーブル梅田でやっており、見たかった映画。「13ディズ」を見て面白かった人や現代史に興味のある人には必見。観客も中年層から若年層まで幅広い男性のお客様がほとんどであった。冷戦の時代は本当に緊迫した綱渡りの連続で戦争が起こらなかったのが奇跡みたいなものだったのだな、と思う。京都シネマは今日から「Turn over 天使は自転車に乗って」がスタートで初日から満員であった。

☆駆け足で烏丸から三条に向かい、MOVIX京都で井筒和幸監督の「パッチギ!」を見る。一言で言うと大変に面白い映画だし、前作の「ゲロッパ!」の使い古されただるい演出とは大違いで初期の「ガキ帝国」のようなテンポで語られる映画は爽快感たっぷりで楽しくなる。が、井筒和幸の思想が顕著に盛り込まれた作品にもなっており、テレビでの井筒の発言が嫌いな方はあまり見ない方がいいと思う。映画ファンや京都の人は見ておいて欲しい作品なんやけどね。

☆映画を見てからは前田珈琲で時間を「アグネス仮面」を読んで昨日の処方箋で眼鏡を注文してから帰る。眼鏡ができるまで一週間。

☆日曜日。朝一番にテアトル梅田にて「ゴーストシャウト」。東京テアトルのガリンベイロレーベルの四本目にあたる作品で細木数子によって急遽、名前を変えさせられたとかで話題になった映画だ。正直、見に行く気はなかったんだがリンク先のtkrさんが絶賛されていたので見に行くことにした。ううむ。これはなかなかよくできてるじゃないか。お化けを退治する「ゴースト・バスターズ」に対して、お化けを説得して成仏させるという「ゴースト・ネゴシエーター」という設定も面白かったし、伏線もきっちり張っててオチまで気を抜かせない脚本が素晴らしい。演出は平凡であるが危なげなくきっちりまとめている。これはいいものを見た。

tkrさんのサイトはこちら→
http://diarynote.jp/d/29346/20041214.html

☆友人と食事。4時から「銀のエンゼル」を見るつもりだったが友人との会話が恐ろしく盛り上がってしまい、ふと気づけば4時半。まあいいか、春には京都にも来るし。今日は非常に楽しい時間を過ごした。やはり気のあった友人との会話は最高の娯楽なり。大丸地下の喜八州で三笠焼きをお土産に買うと帰路につく。

☆大河ドラマの「義経」。今日で神木隆之介君が終わりらしいので涙を流しながら見る。来週から見るの辞めようかなと思うがマツケンが出るみたいなのでとりあえずは見るか。渡哲也は清盛が似合わんな。清盛役の俳優はやはり、中尾彬先生だろう。それが無理ならエビジョンイルにやらせろ。

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☆今日は明後日に開業する京都シネマの内覧式に行ってきました。京都シネマは開館前からプレミアム会員として会員を募集していました。プレミアム会員を対象にした内覧式が行なわれたのです。平日の昼間ということで勤め人の私には厳しい時間帯でしたが、何とか休みが取れました。

☆烏丸駅から歩いてすぐに京都シネマが入ったCOCON烏丸のビルはある。三階で受付をすませて、館内に入るとそこは人でいっぱいだった。私が思った以上に京都朝日シネマファンは多いのだ。プレミアム会員は名前を刻んでもらえるのだが、名前もズラズラと並んでおり、私も探すのに苦労した。あ、あった。ちなみに本名できざんでおりますので「まぐれのぼる」だの「キネマの星座」はありません。ハンドル名と思われる名前も幾つか見つけました。名前を探していると肩をポン。振り返ると私の師匠筋にあたるおたべさん(http://web.kyoto-inet.or.jp/people/fiesta/friends/cinema/movei.html)ではありませんか。世の中は案外に狭い。

☆映画館内では予告編の上映もあり、「誰も知らない」「お父さんのバックドロップ」「みんな誰かの愛しい人」「スーパーサイズミー」などこれからこの映画館で上映される映画の予告を見た。映画館はこじんまりとしててなかなか居心地のよさそうな空間で死ぬほど嬉しい一瞬である。これからこの映画館で映画が見れるのだ。極論から言えば映画はDVDで見れることもできる。しかし映画館で見るからこそ映画は映画なのだ。映画を見るのも好きだが、映画館に行くのも楽しい。そう考えてみるから私は映画館に通い続ける。「映画館以外では映画を見ない」と宣言している重政隆文先生にはかないませんが、私も映画館で映画を見ることにこだわっていきたい。京都シネマはパンフに「日本映画を中心に新しい映画・映像文化を発信していきます」と謳っている。日本映画ファンの私としてはなんとも頼もしい言葉ではないか。期待しちゃうぞ、マジで。

☆京都朝日シネマが無くなってほぼ二年。遂に京都朝日シネマは三条から烏丸へ場所を変えて再スタートをきるのだ。京都朝日シネマ閉館のフィナーレで朝日シネマを運営していた如月社の神谷さんは「必ず、また映画館を始めます」と強くおっしゃられていたことが印象に残っている。この二年の間にも美松が無くなり、(跡地には何か建っていたがもう一つ、何屋さんなのかがわかりにくい)京都イタリア会館も無くなってしまった。京都で見れる映画もぐっと減ってしまった。京極弥生座が奮起してみなみ会館が相変わらずのフル回転で頑張ってるが、やはり京都朝日シネマの喪失は痛かった。私のような映画ファンは大阪にでも見に行くが京都の人はやはり映画を見る機会が減ったと思う。そうした中で新しい映画館の誕生を大いに喜びたい。明後日の初日は満員であろう。私もまたその熱気に酔いたいと思う。

京都朝日シネマフィナーレ

http://diarynote.jp/d/28556/20030130.html

さらば、逝きし小屋(映画館)達よ〜京都朝日シネマ〜
http://diarynote.jp/d/28556/20040801.html

如月社
http://www.kisaragisha.co.jp/

京都シネマ
http://www.kisaragisha.co.jp/kyotocinema/index.html

例によって写真つきの日記は本サイトでやってます

http://homepage3.nifty.com/tetorapot/kyotocinema.htm
☆明日からシネ・ヌーヴォにて「中島貞夫 遊撃の美学」がスタート。短期間ですので、お見逃し無きよう。私のお薦めとしてはやはり「にっぽん69’セックス猟奇地帯」「893愚連隊」「木枯し紋次郎 かかわりござんせん」「日本の首領」あたりがお薦めですが、絶対に見ておくべきは「脱獄広島殺人囚」と蓮實重彦絶賛の「狂った野獣」でございますな!日本にもこんな映画があったことに刮目(かつもく)していただきたいのです。絶対に損はさせませぬ。今月忙しく、3日も出勤せねばならないのですが「狂った野獣」「脱獄広島殺人囚」「くの一忍法」「鉄砲玉の美学」「真田雪村の謀略」「背降り物語」あたりは見ようと思ってます。ああ、期間が短すぎるがな。東京で大ヒットしたんだから、もっと広げてくれへんかな。中島貞夫の映画って本当にDVD化してないから、映画館で見るしかないんだよう

http://terra.zone.ne.jp/cinenouveau/nakajima/nakajima_suke.htm

☆香田君が今どうなってるのか。風船おじさんの行方も気になるところだが。如何に彼がアホでマヌケだったとしてもだ、やはり殺すのには忍びないと思うし、解放を訴える家族や行政に対して「税金の無駄使い」だの「アホは殺されて当然」と非難する人たちはさぞ立派で高潔に人類に対して真摯に向き合い、貢献されているのですねえと思う。んなわけない。ただのアホである。母親が殺されるかもしれない息子に涙を流すのは当たり前だし、行政が在留邦人の保護に力を尽くすのは当たり前のことである。如何にアホだったとしてもだ。自分の身に触れることでも公的な視点を持たねばならないほど、いつから人間はえらくなったのだ。

☆実は私の本業はイベンツ(福本伸行風)屋で明日が本番だったりするのだ。イベンツの出来は90%は天気だということを死ぬほど思い知るだろう。(明日は降水確率70%)私の3ヶ月は何だったのか。。人類が万物の霊長と威張っても天気にはかなわない。そう、ナベツネでも武富士の会長でも天気にはかなわないのだ。すげえぞ、大自然。

☆最近の更新がたるんでるのは明日のイベンツのせいです。頼む、降らんでくれ。
☆今日は午前中、半休を取りました。忙しいので休めるような身分でないのですが、元々体調を崩してたのが昨日の水泳が駄目だったかして、朝はとても起きることができませんでした。普段の稼働能力が低いので出勤してもたいして仕事すすまんやろうなあ、と思いながらも昼から出勤しました。が、そんな時にかぎって、さくさくと仕事が進むもんなんである。この調子を持続させて作り出していた「京都映画祭まとめサイト」もあっさりと完成してしまった。ほとんどアクセスがない本サイトですがたまには見ていただけると幸いです。写真入りで少し重いですが映画祭に参加されていない方にはその雰囲気を味わっていただこうと参加された方にはまた思い出していただこうと文章と写真で紹介させていただきました。ぜひ見てください。
↓ ↓ ↓
http://homepage3.nifty.com/tetorapot/kyotoeigasai_1.htm

写真ボケボケやな。。少しは練習しなきゃ。。

☆相互リンク先のtkrさんが東京国際映画祭のレビューを行なっておられますが、大変に面白いです。映画祭特有の熱気が伝わってきます。東京国際映画祭、東京ファンタはゆうばりと並んで一度行ってみたい映画祭です。職場変わったらなあ、行けるかもしんない。

http://diarynote.jp/d/29346

☆映画祭に関するサイトをもう一つ。湯布院映画祭の詳細なレポートを挙げているおたべさんのサイトも紹介しておきます。

http://web.kyoto-inet.or.jp/people/fiesta/friends/cinema/movei.html

☆いよいよもってひでえ状態になってきた新潟県。昨日も書いたが地震の恐怖で衰弱して亡くなる人々の訃報が続いている。体育館に避難している人も10万人以上になったようだし。時が過ぎるに連れて深刻になっていく被害状況。これは阪神大震災以上に復興に手間がかかりそうだぞ。地方行政の腕の見せ所である。えさを与えてくれるヒヨドリのようにピーピー鳴くのではなくて工夫を凝らして素敵な地域を作ってほしい。まだ時期がアレなんで詳細は書かないが神戸市はうまくやったと思う。(神戸空港は別)
京都映画祭〜おばさん特盛の祇園会館〜
☆25日の土曜日。京都映画祭もいよいよ明日でおしまい明日はいけない私は今日でおしまいなのだ。悲しいな、寂しいな。来年あるのかな。午前中、プールで泳いでから祇園会館に向かう。

☆まずは「ちゃんばらグラフティー 斬る!」。1981年の東映創立三十周年を記念して東映時代劇の名場面を編集して作られた、言わばちゃんばら映画版「ザッツ・エンタティメント」。片岡千恵蔵、市川右太衛門を始めとして大川橋蔵、中村錦之助、大友柳太朗、東千代之介、十四郎先生が宇崎竜童のロックにのってスクリーン狭しと暴れまくる痛快な映画であった。ナレーションを柄本明とベンガルがやっているのもいい。私のように東映時代劇はまだまだ初心者な人にとってはこれからどの映画を見たらいいのかということも学べる教科書のようなフィルムだ。お年寄りのお客さんは昔見た映画を見て懐かしく思ったか、あちこちでどよめきが起きていた。美空ひばりの出演シーンで何故か拍手が巻き起こった。

☆いつもは10分刻みなのに、美空ひばりの「青空天使」だけはたっぷり30分も休憩時間がある。「ちゃんばらグラフティー 斬る!」のときから出入りする人が多いなとは思っていたのだが、休憩時間になっておばさんがどやどやと増えてきた。男は全然いない。トイレを見ればはっきりする。男トイレはガラ空きで女トイレは行列だ。なんかあんのか?と思ったらこんなの、やってやがった。

http://www.misora-hibari.com/event.htm

美空ひばり記念館がこの映画のチケットと記念館のチケットと記念品をセットにつけて3500円で販売しておったのだ。俺が見たおばさんの大群はこれだったのだ。しかし、記念品が何か知らんが前売り800円の映画チケットに1600円の記念館チケット(高っ)で3500円ってどうよ?ひばムスもいい商売してんなあ。美空ひばりってやっぱり人気あるんだねええええ。それは微笑ましいことですネ。(感情こめずに)仕事でおばさんを相手にすることが多いので、おばさんのうるささや会話の中身の無さにはさほど苦にはならんが仕事のことを思い出してすごく厭な気分になったので自分の席にパンフレットをおいて珈琲を飲みに出かけた。

帰って来たら、俺の席が無かった。

さすがにムッとしてると「兄ちゃん、ごめんな」と席は返してくれた。パンフは尻に引かれていた。

おばさんは進化を忘れた生き物(昭和歌謡大全集)・・・村上龍はいい作家だねえ。。

おばさん特盛状態で「青空天使」は始まった。

青空天使が如何に貴重なフィルムであるか
↓ ↓ ↓
http://sports.nifty.com/headline/entertainment/entertainment_sponichi_20040919_7.htm

美空ひばりの映画出演本数ってのはシャレにならないほど多い。子役から有名だったのでほとんどのフィルムは残ってるらしいが「青空天使」は初期の代表作でありながら長らく行方がわからない作品だったらしい。最近になって見つかったが痛みがひどかったために400万円(!)もかけて補修して今回の公開になった。あのシブチンの東映が400万円を出したってからよっぽど、需要があるんだろうねえ。「仁義なき戦い 広島死闘編」とか「日本の首領」シリーズはニュープリントにしねえのに。なんかむかつく。「青空天使」は主題歌もヒットしたことでファンの間でも話題になってた作品。共演も豪華だ。入江若葉の母で戦前のトップスターだった入江たか子に川田晴久、伴淳三郎に横山エンタツ、花菱アチャコまで出てる。エンタツアチャコですよ!関西の皆様。

おばさんは恥じらいがないので、思ったことは全てに口に出す。うるせえの、なんの。笑い声もうるせえしね。隣でひばりの歌うシーンに合わせて歌を歌いだすおばさんには閉口した。もうたまらん。ひばりの子供時代を見て「かわいい」ってあんたらより年上だよ!ひばりさんは!映画自体はストーリーは簡単だが喜劇人の出演もあってかテンポは軽く面白く見てられた。いやしかし、ひばりファンのおばさんにはまいった。。

☆おばさん特盛から逃れるように文化博物館にてシンポジウム。パネラーは山根貞男氏、中島貞夫氏、殺陣師の清家三彦氏、「カブキ・ハンドブック」の児玉竜一氏、そして「ちゃんばらグラフティー 斬る!」を撮った浦谷年良氏であった。浦谷氏編集の「ちゃんばらグラフティー 特別編」が面白かった。色々な時代劇の名シーンが集められているもので時代劇スターの違いがよくわかった。歌舞伎と新劇の対比が映画に表れている話やCGの使用についてなどなかなか興味深い話が多かった。戦前の時代劇は歌舞伎の影響を受けて様式美を大切にしたものであった。それに対抗したのが新劇出身の伊藤大輔で大河内傳次郎と組んでダイナミックな新しい時代劇を作った。伊藤大輔が戦前最も偉大だった映画監督と呼ばれるわけがわかった。カメラを動かして動きのある映像を撮ることから”イドウダイスキ”となる異名を取った事は有名ですな。

☆私の京都映画祭は終わった。思えば、5年前の第2回京都映画祭でまだまだお尻にカラをつけたひよこだった私は「丹下左膳余話 百万両の壺」を見て日本映画に大変興味を持ったのだ。そして今年の映画祭も今まで見る機会が少なかったチャンバラ映画をたっぷり楽しむことができた。また次の映画祭でもこのようにいろんな映画を知っていきたい、楽しみたいと思う。

☆京都映画祭については来月中にまとめページを作ります。来週からは通常更新に戻ります。仕事を含めていろんなことが山積で明日からの勤務が怖い。ヤだな。。ばっくれちゃうか?おなか痛いとか言って
☆相変わらず、元気に映画見てまっせーという感じで京都映画祭の中間報告2です。京都映画祭も残るは二日。クロージングセレモニーは私見れません(クソ)ので明日が私にとっては最終日になります。この一週間、本当に映画しか見てないです。まあ年に何回もないことですしね、ねえ?(誰に言ってんだか)

☆22日はお休み。職場で仕事をしていました。弟が見に行っておりました。祇園会館で行なわれた文化庁のシンポジウム。人集まるんかいな、と密かに心配しておりましたが超満員で延長までしていたそうです。ゲストは崔洋一(日本映画監督協会理事長らしい)とゆとり教育の寺脇部長。崔洋一の人気もさることながら、京都市の副市長も出てますし、動員はかかってるでしょう。でも地域からの映画作りって凄く興味があって、実は行きたかったんですが、さすがに一週間丸ごと休むというのはねえ。。まだ二年目だしねえ、私も。

☆23日秋分の日も私は映画だ。前田珈琲本店でフレンチトーストで脳みそに砂糖を供給して京都文化博物館に出発。大入り満員の中で「特急三百哩」を活弁つきで鑑賞する。後ろの方で山根貞男氏がいるのを確認する、、って前説もやってたけど。1928年に作られたサイレント映画で鉄道省バックアップの蒸気機関車が走りたおすという触れ込みだったが最初で最後に少し走るだけであとは退屈なメロドラマというケッタイな映画であった。

☆続けて「父と暮らせば」の黒木和雄監督によるトーク。題して「山中貞雄監督を語る」。9月17日の山中貞雄の命日に山中貞雄を偲ぶ会という催しが京都のお寺で毎年行なわれている。黒木監督は山中貞雄の甥の加藤泰監督に師事しており、山中に興味を持って伝記映画を企画したこともあるらしい。私も山中貞雄の「人情紙風船」「丹下左膳余話百万両の壺」(DVDも買った)が大好きなので非常に面白いトークであった。聞き手はシネ・ヌーヴォの景山さんだった。山中貞雄の姪、原田道子さんからもお話がああった。黒木監督の映画は実はそんなに好きではないが、山中監督の伝記映画はぜひ見てみたいと思う。22年越しの企画だそうで実現して欲しいな。黒木監督の「これだけ凄い監督を一兵卒として殺してしまった戦争というものを私は許すことができない」という言葉が印象に残った。「丹下左膳余話百万両の壺」を25歳で撮ってしまった監督が29歳で死ななかったら戦後にどんな映画を撮ってくれたんだろう。戦後映画史もきっと変わったものになったと思う。そう思えるほど、遺された三作品はいい作品なのだ。

☆続けて祇園会館にて行なわれた座談会「ちゃんばら映画はこう作る」を見に行く。出演は福本清三、栗塚旭、殺陣師の上野隆三のお三方で司会は中島貞夫。出演者が刀をぶら下げながらでてくるのだから、期待してしまうではないか。待ってましたの立ち回り。上野氏が型を丁寧につけていって、実演。栗塚氏に斬られて、しっかり海老ぞりで死んでいく福本氏に会場全体から拍手が巻き起こるという大変楽しい時間であった。大友柳太朗は構えが大きく、胴払いするつもりが鼻の下を払ってしまった話とか河原崎長一郎は自分で目の下を斬ったことがあるとかの思い出話も楽しかった。拓ボンの話も面白かった。川谷拓三と志賀勝は「蒲田行進曲」のヤスじゃないけど危険手当がつく、危険なスタントもよくやってたらしい。その危険手当を飲み代にしていた。この時代の大部屋俳優の無茶ぶりはすごい。スタントの練習で撮影所の3階の窓から飛び降りたという逸話も残っている。下にはマットは引いてあるが危なすぎる。これもやはりやってたのは志賀勝と川谷拓三(笑)。拓ボンは中島貞夫の映画で火だるまになったり、高所恐怖症なのに忍者のスタントに志願して上にあがった途端に泣き出して代役を福本さんがやったりとかいろいろあったらしい。福本さんは拓ボンと一緒に住んでいた時期もあった。

☆後半は時代劇についての意見が交わされた。時代劇の今後はどうなっていくのか。19日の座談会で品川隆二が「昔のような時代劇はテレビでは成立するが映画に撮るとお客が見に来てくれない、自分が理想と思う時代劇はもう映画では無理だと思う」という感じのことを語っていたがこれはもう本当に深刻な問題でスタッフもキャストも規模が小さくなってきている。でも新しい人を入れてもメシが食えるかわからないという問題に直面してしまう。上野氏にしても福本氏にしてもその危機意識というのは大変高かった。福本氏は「ラストサムライ」撮影参加の経験から「聖林の凄いところは我々よりも本格的な時代劇映画でも簡単に撮ってしまうところで、馬の扱いや立ち回りについても本当によく勉強している。私は北野武監督の座頭市はそんなに好きではないが、ヒットしているということはやはりそれなりの魅力があるのだろう。まずはお客さんが入る映画を撮らないと。それには時代劇の変化も必要だろう」というような感じのことを熱弁しておられた。本当にこの人たちは時代劇が好きなんだなあ、、と思える有意義な座談会であった。

☆京極弥生座にて「座頭市 血煙り街道」を鑑賞後にダッシュで祇園会館にトンボ返り。ここ数日、新京極から祇園までを幾度往復したことか。大阪芸大出身で「燃えよ!ピンポン」という大脱力映画を撮った三原光尋監督の最新作「村の写真集」。淡々とテンポよく進められてじっくりと見ることができた。海東健はなかなかよくなったなあ。泣くシーンもよかったし。宮地真緒も可愛かったし。

☆24日。今日も朝から映画。祇園会館にて「幕末残酷物語」「丹下左膳」(バンツマバージョンの松竹映画)東映オールスターの「丹下左膳 決定版」の3本を見る。丹下左膳ってのは何回も映画化されてて一番有名なのはやはり大河内傳次郎の「セイはシャンゲ、名はシャゼン」が有名なんだが戦前からアラカンとか個性的な脇役で有名だった団徳磨に月形龍之介にバンツマ、水島道太郎、丹波さん、錦之助、そして大友柳太朗といろんな人がやっている。実録華やかなりし頃には文太さんがやるという話もあったと言う。「丹下左膳 決定版」は天然色カラー(東映スコープ)を生かした綺麗で華やかな映画だった。今まであんまり見てなかった東映時代劇だが実に面白い。やはり映画は東映と大映だな。「幕末残酷物語」も新撰組の裏面史みたいなドラマで幕末に翻弄されていく若者を描いており、非常に面白い。
☆京都映画祭に夢中のために感想を更新する時間もございません。しばらく、更新は滞ると思います。そのせいか、借りたビデオを見れないままに返してしまうことになりました。「午後の遺言状」見たかったな。。
☆京都映画祭は祇園会館、京極弥生座、京都文化博物館の3箇所で行なわれるので、何を見るかを考えねばならない。今回のラインナップは本当に凄くて、できれば全部見たいぐらいだ。が、私はパーマンではないのでコピーロボットを持っておらんし、また生計を得る手段としてフルタイムで仕事もしている。見る映画はどうしても限られる。21日に後半休、24日に年休をいただいた。代わりに26日は出勤せねばならない。この一週間ほどはパンフレットとにらめっこであった。またこの期間に高槻で女性映画傑作選もやるのだ。

☆19日。ぴあで買ったフリーパスを握りしめて京極弥生座に向かう。中島貞夫監督の「木枯し紋次郎 関わりござんせん」、東映スター揃い踏み「きさらぎ無双剣」そしてチャンバラの天才であった近衛十四郎先生の「十兵衛暗殺剣」を連続で見る。「木枯し紋次郎」では中島貞夫監督が来ていた。夕方、祇園会館にて「京の俳優・時代劇を語る」という座談会を見る。参加者は志賀勝、三島ゆり子、品川隆二、五味龍太郎、野口貴史、市田ひろみ、そして中島貞夫。実は志賀勝のファンで彼を楽しみにしていた。俳優(加賀邦夫)の息子と言うことを始めて知った。ついでに言うと市田ひろみが大映のニューフェースだったことも知らんかった。各役者が思い、思いのことを喋っていたが志賀勝と三島ゆり子の掛け合いと品川隆二の暴走が面白かった。お客さんには関係者も多いらしく、「あの人に逢うのは俊藤(東映のプロデューサー、藤純子の父親)さんの葬式以来やな」という声とか「東京でやった中島監督の映画は大入り満員やったらしいな」との声が聞こえていた。大阪芸大(中島貞夫は芸大で教えている)の学生さんらしい若い人も来ていた。

☆20日。今日も朝から京極弥生座で内田吐夢監督の「宮本武蔵 一乗寺の決闘」近衛十四郎先生主演で集団時代劇のはしりと呼ばれた「忍者狩り」マキノ監督のリメイク「浪人街」(フィルム状態悪し)を見る。今回は「忍者狩り」「十兵衛暗殺剣」「きさらぎ無双剣」「浪人街」「座頭市 血煙街道」と近衛十四郎映画祭か、と思うぐらいに先生の出演作品が多い。実にいいことだ。夕方から京都文化博物館にて「『武士道』公開記念シンポジウム」を見に行く。「武士道」ってのは日独合作で作られた1926年という古い作品で戦国時代に日本に流れ着いたドイツ人カップルの冒険活劇(なんだろう、多分)で大変珍しいもので日本版のフィルムは無く、ドイツ版での公開となった。シンポジウム終了後にも見たのだが、ストーリーがかなり変てこでトホホな映画であった。シンポジウムの最中、客席に座っていた蓮實重彦が「バカな映画」と言っていたが確かにこれは珍品の部類だろう。ちなみに蓮實重彦って名前だけ知ってて顔を知らなかったんで近くにいたのに全然気づかなかった。

☆21日。昼まで浮世の義理にて田舎で仕事。午後から祇園会館にて集団時代劇の傑作「十三人の刺客」京極弥生座にて千恵蔵主演の「新撰組鬼隊長」、そして祇園会館にて平田満のゲストトーク後に「蒲田行進曲」を見る。弥生座では連日満員だが、祇園会館は半分ほどの入り。やはりハコが大きいところはしんどいか。「蒲田行進曲」はそんなに好きな作品ではなかったが、スクリーンで見るとあのがちゃがちゃとした感じがなんとも楽しい。つまらん人生だが、明日も生きてみようと明るく映画館を後にすることができた。実にいい映画だ。

☆明日は浮世の義理で出勤。行けませぬ。。文化庁シンポジウムに逝きたかったけどなあ。。

http://www.kyoto-filmfes.jp/2004k/index.html
☆まずどうでもいいことを書いてしまうと。。

☆金曜日の夜に職場の若い者の飲み会があった。日頃、同期の交わりをあまりしていないために知らない人ばかりで「借りてきたネコ」状態。ところが今回の世話人をしてくださった先輩(でも大学の後輩)が一人ずつ紹介してくれたので、楽しく過ごすことができた。ええ人や。私は大勢と話すのが苦手でまた飲み会のノリが好きではない。うるさいしね。しかし、それでは世間が広がらないからなと思って参加してみた。話が合いそうな人と全く噛みあわない人がわかっただけでも収穫であった。実はいつも有志で遊んでるグループ2つとほとんど参加してない人(私一人)で参加してない同期の方もいっぱいいるのだった。いつもしてないことをすると緊張するものだ。二次会は遠慮して、一人で六曜社にて一心地ついておった。

☆土曜日。今日は京都まつりであった。この祭り、もう10年以上もやっているがいまだに観光客にも市民にも定着しない、典型的な”官製”のお祭りである。今年は予算がないのでやらないと思ってたのに、やはり辞められないらしい。つくづく、情けない。今日は仕事もないのだが、仕事関係の団体が出ているのでやはり見に行くだけ行ってきた。昨年と違い、パレードも無くなり、より”一部の”お祭りになっておった感じが強くなってきた。もうなんだかわからん。

☆4時過ぎに関係者に挨拶だけして京都文化博物館で雷蔵の「薄桜記」を見る。勝新と雷蔵が出ている贅沢な映画である。架空のサイドストーリーで悲劇の主人公を雷蔵が、堀部安兵衛を勝新がやってる。しかし堀部安兵衛の妻が少女だったというのは本当なのかしらん?ネットで調べてもよくわからん。「決闘高田の馬場」では妙齢の女性で安兵衛にタスキを投げたりしてたっけ。ドラマでもやはり大人の設定だしなあ。。ううむ、わからん。養父の堀部弥兵衛っていう人は討ち入りした時には御年76歳。なんだ、この爺さんは。安兵衛をリクルートして親子で討ち入りして切腹してしまった。奥さんの娘さんは大変だったろう。映画が終わってから、後ろに栗塚旭さんがいたのに気づいた。文化博物館を出るといろんなところで壁をスクリーンに映像を流していた。

☆さて今日から京都映画祭である。今日は京都駅の駅ビルで開会式をやっていた。開会式終了後に「特急三百哩」を上映していたのを少し覗いて来た。あの伊勢丹横の階段であるが思った以上に人がいて吃驚した。

☆映画祭中にこんなイベントもあるらしいよ

http://www.yokoyamakick.com/project/index.html

写真をはてなでアップしますた。

http://d.hatena.ne.jp/tetorapot/
←おれ、この人知らないわ。。
☆昨日はTOHOシネマズ高槻にて「釣りバカ日誌15」と「ヴァン・ヘルシング」と簡単に二本だけ見て帰りました。ヒュー・ジャックマンが男も惚れるセクシーさを爆発させて、眉間に皺寄せて戦っておりました。ケイト・ベッキンセール様は大変お美しく、一発蹴っていただきたいと願うぐらいでございました。それから、吸血鬼の三人の姫様も大変お美しくございました。噛み付かれて血を吸われても悪くないと思いました。。。。なんかキモイ日記だな。沼正三か、俺は。

☆今日はテアトル梅田で「父と暮らせば」を見るつもりでしたが、満員でしたので「カーサ・エスペランサ/赤ちゃんたちの家」を見てきました。その後、お待ちかねの十三の第七藝術劇場にて「シネマコリア2004」でございます。会場は大入り満員で補助席まで出てました。96人しか入らない劇場に120番ぐらい(正確な数字は知らん)まで整理券配られたみたいです。私も前売りは早めにゲットしましたが、60番台。「春の日のクマは好きですか?」がそんな感じだったんですけど、その前の「オー!ブラザース」なんかもっと凄かったみたいだし。そりゃ民団とか総連での団体動員はあるんだろうけど、韓国映画(ドラマ?)ブームは本物ですな。韓国ドラマファンと思われる女性が多いですが、男性のお客さんも結構多かったですもん。「春の日のクマは好きですか?」は全国からペ・ドゥナファンから集結したかのような、熱気の上映会でした。映画自体は平凡だけどね。ペ・ドゥナちゃんは相変わらず愛らしく、目をくりくりさせながらスクリーンを所狭しと駆けておられました。もう一本は「品行ゼロ」。こちらは客の入りも半分ぐらいでしたが、大変面白い映画でした。韓国版ビーバップハイスクールみたいな映画で「火山高」に雰囲気似てるんですが、スピーディーで展開の早い演出が光りました。「火山高」にも出てたコン・ヒョジンが可愛かったです。これも早くDVDになりゃいいんですけど。

☆以下は独り言です。

今日で終わった湯布院映画祭ですが、当初は私もこれに行くつもりだったんです。でも、今年は友人と8月の初旬に旅行する予定で京都映画祭もあるし、仕事も去年よりも繁忙期の時期が早まっているし、7月の初旬あたりで断念したのです。

が、結局は。

1、友人との旅行は台風のためにおじゃん
2、仕事の進捗は例年並みで10月に台風上陸予定
3、京都映画祭も思ったよりも(以下ry

8月上旬に色々動いてみたのですが宿はもう無理。(映画祭の客は相部屋が多いが、私は個室でないと眠れない故。)去年もそれで痛い目にあってるし。。夏休みも結局、金曜日と月曜日に取ってしまった。。やはり行けばよかった。なんか、今年は楽しいみたいだし。。くそ。。世の中、とかくままならぬ。日傘さす人、作る人(踊る)
←これは第1回京都映画祭で作られた時代劇の本。佐藤忠男や川本三郎が書いています。なかなか読み応えあります。

☆やっと京都映画祭のサイトが更新されました。

http://www.kyoto-filmfes.jp/2004k/index.html

リーフレットも金曜日から区役所やゼスト、明倫、新風館とかそのへんで配布されます。このリーフレットがなかなか気合込めて作ってます。発表が遅いとは思いましたが、このリーフレットを見て「しゃあないなあ」と思いました。



上映作品なのですが。。

京都市の予算が半分以下になった影響をモロに受けて、新作は二本しかござんせん。前回までは配給会社に頼み込んで、もうすぐ公開される洋画を引っ張ってきてたんですが、今回はそれもなしの日本映画のみになりました。まあ、いたしかたないとは思いますが、今回は旧作ばかりの湯布院映画祭もかなわん、マニアックな映画祭になりました。ほとんどが東映と大映の時代劇ばっかりやもんね。雷蔵、勝新作品もそんなにありません。東映に随分お願いしてると思います。ただねえ、珍しい映画(「奇傑ゾロ」「斬人斬馬剣」)も多数やるんで、やっぱすごい映画祭だと思いますよ・日本映画に興味ない人も本当に来て欲しいよ、いやマジで。私にとっちゃあ、見たい作品ばっかりなんで、楽しみでもう今からドキがムネムネ、いや胸がドキドキですよ。「忍者狩り」とか「決闘高田の馬場」「十三人の刺客」「宮本武蔵 一乗寺の決斗」「十兵衛暗殺剣」「座頭市血煙街道」「ちゃんばらグラフィティ 斬る!」とかもう大興奮ですよ!スクリーンで見れるんですよ、これが!すげえことなんです。深作の「忠臣蔵外伝 四谷怪談」「蒲田行進曲」もあるでよ。根つめて仕事して期間中は全部休むぞ!関連イベントも要チェックです。まつりじゃ、まつりじゃ。

☆もう一つ、京都映画事情を。

今年の12月にできる京都シネマの如月社のサイトを紹介しておきます。アクセス解析を見てると”如月社”ってのが非常に多いんでアドレス書いておきます。

http://www.kisaragisha.co.jp/

映画館、本当にできるんやね、嬉しいねえ。プレミアム会員は9月末までなんで、興味ある人はぜひぜひ。

☆今日は今月末で無くなる日本イタリア京都会館に映画を見に行きましたが、アクシデントが起こっててそのまま今出川まで歩いて帰りました。古い劇場ですので、仕方ないことです。老朽化によるホールの取り壊しもさもありなん。市内の人はともかく、市外の人には行きにくいところですからなあ。なかなか足が向かないで一年ぶりに行ったのがもう無くなる時ですもんね。月曜日にはもう一回行く予定ですが。。

☆現在、「実録私設銀座警察」と「華氏911」、「復活の日」を同時並行でレビュー鋭意作成中です。
☆朝8時に家を出た。行き先は東京。京都の人間から見ると東京なんざあ、首都じゃない。高校時代の教師によれば、遷都の議もやってないんであれは東京ってのはあくまでも仮の都で今でも首都は京都なんだそうだ。んな、アホなと思うだろうけど、京都の洛中の人には本当に「先の大戦=応仁の乱」って人もいる。時代が動いておらんのだ。俺はそうした京都人の悠久の時の歩みにマジに敬意と恋慕を感じるんである。だから俺の中でも東京は首都でナイ。

☆品川につくと早速、山手線に乗り込む。平日の昼だと言うのに満員という現象にクラクラする。今回の旅は何を目的にしたものか。東京は旅先に向かない街だ。大体、人が多すぎて旅情がない。特に私のように短期間でも住んでいたものには旅という感じがしない。目的はやはり映画である。あんた、映画しかないのか。はい、アリマセンデス。

http://www.shin-bungeiza.com/index.html

http://d.hatena.ne.jp/keyword/%c3%e6%c5%e7%c4%e7%c9%d7

名づけて「遊撃の美学 映画監督・中島貞夫」映画祭。うまくつけやがったなあ、ちくしょう。東映で深作、純彌と並んで東映を代表した映画監督である。現在は一線を退いて大阪芸大で後進の指導に携わり、(教え子には山下敦弘、熊切和嘉がいる)京都映画祭のプロデューサーをやったり、映画に関する本を書いたりしている。京都人には「中島貞夫の邦画招待席」でおなじみだろう。映画監督としてはポルノ、ドキュメント、任侠やくざ、実録やくざ、極妻、大作時代劇など分野はさまざまだ。今回は「にっぽん’69 セックス猟奇地帯」が上映される。この作品、ケッタイな題名でビデオ化も多分しておらんし、上映もほとんどされておらん。幻の作品でまさか、フィルムが残ってるとは思わなかった。しかもニュープリントである。

☆この映画のニュープリントを発案した、そして金を出した人は本当に素晴らしい人である。この国には文化を守る為に作られた「文化庁」なる役所があるんだが、には熱心で保存とかそういうのには全く興味がない。こうしたニュープリントというのは本当に民間の篤志家に頼る他がない。本当に頭が下がる。文化庁にも映画評論家を名乗る寺脇研@ゆとり教育ってのがいるんだが、そういうことには目が向かないのだろうか。もっともルポライターの竹中労が構成したこの作品が文化庁の持ち物になるというのは、またそれはそれで恐ろしいが。『くノ一忍法』『893愚連隊』『あゝ同期の桜』『にっぽん’69 セックス猟奇地帯』『ポルノの女王 にっぽんSEX旅行』『脱獄広島殺人囚』『鉄砲玉の美学』がニュープリントされたらしい。古いフィルムは惨い状態になっているのが多いので実に嬉しい。

☆なお、中島貞夫映画祭は今週いっぱいで終了するが、10月下旬には大阪のシネ・ヌーヴォで開催される。

http://terra.zone.ne.jp/cinenouveau/hotnews-lineup.htm

それから「日本の首領」シリーズもDVD化されます。これが初のDVD化ってのが激しく不満だが。

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/search-handle-form/249-0119322-2549121

ただ、中島貞夫の作品って全部が面白いわけでなく、割りと玉石混合。「日本暗殺秘録」は湯布院で見たけど、言うほどでもねえし、「日本の仁義」ももう一つ。「893愚連隊」「脱獄広島殺人囚」「懲役太郎 まむしの兄弟」「狂った野獣」「暴動島根刑務所」あたりがお薦め。これに味を占めたあなたは「暴力金脈」「極道社長」「沖縄やくざ戦争」なんかを見ちゃったりするのよ。監督はピラニア軍団の村長だったこともあり、ピラニア軍団が映画に良く出てる。ピラニア軍団って何?ってあなたには参考に以下のサイトを挙げておきます。

http://shibuya.cool.ne.jp/team_masa/

俺が一番好きなのは「脱獄広島殺人囚」だな。松方が飛んだり跳ねたりして思う存分、楽しんでる作品で何回見ても飽きねえ。

☆7月2日は「にっぽん‘69 セックス猟奇地帯」と「ポルノの女王 にっぽんSEX旅行」(ハスミンが大変褒めてた)7月3日は和製ゴッドファーザーを目指した「日本の首領・やくざ戦争」、松方弘樹の魅力が全開の「脱獄広島殺人囚」、7月4日は貫禄ありまくりの小林旭が魅力的な「実録外伝・大阪電撃作戦」と藤岡琢也が総会屋として登場する「日本の首領・野望編」と新文芸座で中島貞夫の世界に浸りまくっていた。3日とも客はよく入っており、特に2日は大入り満員で正直、吃驚した。これにペ・ドゥナ主演の「子猫をお願い」と「ふくろう」のヌードがまぶしい伊藤歩が出てた「Believer<ビリーバー>」の計8本を見てきた。

☆この週末、京都は大変暑かったらしいが東京は実に過ごし易かった。ただ、人が多いのには本当に閉口した。映画の合間に自分が住んでた北千住などに行きさらしてきたが、「○i○i」ができてて雰囲気変わってた。月日はやはり過ぎ去るのだ。
☆土曜日。7時起床。テレビをぼんやりと見ているとハイヒールりんごが出てたが、テロップが出ないとわからないほど、イメージが変わってた。ただのおばさんである。。。。まあ、元からただのおばさんであったが。

☆「ゴッドファーザーデジタル・リマスター版」を見るために心斎橋のパラダイススクエアに行く。心斎橋に行くのは実に2年か3年ぶりか。難波の方にもいっぱい映画館があるんだが、京都府に住む私の遊び場所はやはり京都が中心で大阪に出てくることが少ない。大体が外出が嫌いなので人がたくさん出るところには行かない。アメ村なんて怖くていけねえ。パラダイススクエアもパラダイスシネマっの頃はミニシアターだったんで行っていたが、2,3年前の改装から一般の映画館になってしまったから足が遠のいた。が、最近はまた、DVDの宣伝を兼ねた公開に使われることが多くなってきた。来週には「大脱走」もやるので、また見に行こう。それから、全く気づいてなかったんだが、難波の千日会館が閉館していた。別に常連でもなかったんだが、一年に一回は行く映画館だった。地元のスーパーが経営していたらしい。アンパンマンの上映の時は割りと盛況だった、と聞く。また一つ映画館が無くなった。嘆くだけでは意味が無いので、もっと行かねばならんのだが。。今年はシネコンで見た映画が半分以上だしなあ。。最後は昨年の7月18日(確か後半休を取って、「ターミネーター3」を見に行った時についでに見た)に見た、「すてごろ 梶原三兄弟激動昭和史」だった。これから、この手の映画はどこで見たらいいんだろう。

☆友人からメシ食わんかと誘われていたので、地元にトンボ帰り。私が住むお歯黒村は草深い田舎で客人をもてなすような、粋な店がねえ。少し前にネットで見つけたアジア料理の店に連れて行く。こんなクソ田舎になかなかウマーな店であった。その後、村で一軒しかないカラオケ屋。外に出ると大雨で自転車を押しながら帰る。

☆日曜日。今日はみなみ会館で中村玉緒の舞台挨拶。勝新映画祭「続・悪名」の上映を記念しての挨拶である。明日の6月21日が勝新太郎の命日らしい。インタビュアーはなんと、村上祐子アナウンサー。京都に住むならまあご存知だろう。村上アナと玉緒さんの漫才のような舞台挨拶は非常に面白かった。二人ともうめーわ。(当たり前)勝新映画祭だが東京では大ヒットで大阪のシネヌーヴォでも大盛況であった。京都でもこの日は満員。「続・悪名」も実は見るのは初めてで大変楽しませてもらった。実は「悪名」は玉緒さんと勝の婚約が発表されて初めての作品で「続・悪名」は結婚してはじめての作品だったとか。(少しうろ覚え)その馴れ初めなんか語ってはりました。始まりは玉緒さんの方やったようです。「続・悪名」には玉緒さんのお父さんの先代雁治郎も出てた。上映が終わってから、まだ雨は降ってなかったのでMOVIX京都にて「天国の本屋〜恋火」を鑑賞。竹内結子に見とれることの2時間弱であった。はあ

☆月曜日。見事に台風直撃で何と京都横断。こんな日は車通勤を実にありがたく思う。職場から傘をつかんで飛ばされていた人を見た。手離せよ。波に巻き込まれたのは、近大の学生だったとか。

☆火曜日。早坂茂三死去。学生時代、「諸君!」の茂三ざっくり放談の愛読者であった。色々あって、心が躍らず。
☆名づけて「第4回京都映画祭開催記念 大チャンバラ祭りin新風館」であります。京都映画祭のプレイベントである。内容はまあこんな感じ。



http://www.kyoto-filmfes.jp/2004k/contents/0504/index.html



雨にも関わらず、多くの人がつめかけていた。



(第一部)

☆まずは京都映画祭総合プロデューサーの中島貞夫監督の挨拶。京都映画祭が去年に延期された時に怒って辞めたと聞いていたんだが。



☆現在、京都で撮影中の映画「ターンオーバー」の野村恵一監督の主演の栗塚旭氏の挨拶。今度の葵祭でクランクアップとか。栗塚旭さんは後のパーティーでも積極的に喋っていた。明朗快活に喋ってくれる。年をとっても、魅力的な人だ。



悪役列伝なるショートフィルム。山形勲とか進藤英太郎とか上田吉次郎とか汐路章とかの時代劇の悪役ばかりに焦点を与えたものすごい企画。ここに来ている人の何人がわかるんやろか。俺は一人で大ウケだった。ちなみに監督は鈴木則文(!)まだ仕事してたんか。



東映剣会によるチャンバラライブ。観客席からも何人か上がっての立ち回りは大変面白かった。生で見るのはやはりいい。88歳の爺さんのハリキリぶりが大変微笑ましい。老いてからもこういう場に遊びに来る洒脱な老人こそ、これからの高齢者の鑑である。俺もこんな年寄りにならねば。



(第二部)

☆広場から3階に場所を移しての立食パーティー。シネボラという札を下げた関係者だけでもいっぱいになる。ボランティアの決起集会もかねてるらしく、実に活気があった。李村山の居合斬りも見事であった。というか、びびった。何故か若き女性が多かったんだが、なんかあるのか?謎はすぐに解けた。福本清三先生の登場である。「ラストサムライ」で一気に有名になってしまった。あっという間に人に埋め尽くされる先生。私も駆け寄り、最新作「おちおち死んでられまへん」にサインを頂く。腰の低い、親切な方で聞き書きのとおり、口癖の「あほらしい」を連発しておられた。このときほどデジカメを持ってないのを後悔したことはない。買う、買ってこます。



☆映画評論家の山根貞男先生がおられたので、駆け寄って「深作欣二の本、大変面白かったです」と伝える。しばしの間、お話ができた。実に嬉しい。先生によると6月にまた深作に関しての本が出るとか。去年の5月ぐらいにNHKで放送された「『仁義なき戦い』を作った男たち」(少しうろ覚え)が大変好評だったので、山根先生と井筒監督の対談に山根先生の書き下ろしをつけて出版されるらしい。楽しみに待とう。



☆連休中、唯一充実した日であった。楽しかった。


http://www.cinema-r170.com/time/toku.htm

☆いよいよ今日から高槻松竹セントラルにて松本清張13回忌特別上映がスタート。

「砂の器」「張込み」「鬼畜」「迷走地図」などの上質なサスペンスが二本立てで楽しめるぞ。ラインナップを見てもすげえと思うが、監督、脚本、出演俳優を見るだけでもため息がでちまう。何ともすげえ企画なんである。本のために近視になった、と言ってもいいほどの本の虫であった私だが何故か松本清張の本だけは全くノータッチ。「小説東京帝国大学」なる本を一冊読んだだけであった。映画も「砂の器」以外は見ていなかった。原作を知ってから映画を楽しむというのもあるが、私はまっさらの状態で映画を楽しむ方がいいと思う。実に至福の時である。圧巻は「砂の器」「白い巨塔」の二本立て(「白い巨塔」の原作は山崎豊子だがまあ固いこと言うな)でしょう。あわせて5時間近くあるという神も恐れぬ二本立て。



☆で、今日は「霧の旗」「迷走地図」の二本立てを見てきたのだ。まあ多少の予想はしていたが8割ほどの入りで年寄りで賑わっていた。休み時間の館内ではスタッフが「用紙に住所を書いていただいた方には次回の案内を差し上げます」と呼ばわっていた。お年よりは鉛筆で一生懸命に記入している。なんかシルバーセンターでよく見る光景だ。高槻はこの映画館と同じ会社の持つシネコンがあるのだが、ここに駅前にもシネコンができた。街中に残されたパチ屋の二階でカラオケと併設されている、このちっぽけな映画館はどうなるのか、と思っていたが残っていきそうである。婆さんはともかく、男ってのは年をとるとてんでだらしなく、一人で遊ぶってのがようでけへん。パチや競輪で一日過ごすのはまだいいほうでそんなのが嫌いななのは、新聞の投書とか役所への文句とか公園の掃除ばかりしておる。昔の日本映画を見てるほうがなんぼうにマシで面白いわけで、これはもう立派な福祉なんであります。生きがいですよ、こりゃ。一人でひっそりと映画を見ていく爺さんも多数おりました。私は高校時代、落語なんかも好きでしたし、よく爺さんをそういうところで見ました。爺さんの遊び場ってそんなところしかないわけよ。そんな遊び場を奪っちゃいかん。祇園会館とか弥生座も爺さん人口が高い。やっぱりつぶしたらアカン。



☆高槻というのは私と縁が深く、母親もこちらの出であったし、親父とも縁が深い。随分汚かった駅前も綺麗になってスーパーと映画館がでっかくできた。喫茶店も多く、(私は週に3回は珈琲を飲む)以前からよく出向くところであった。うちは田舎でもうどうしようもないんだが、電車で数分の高槻だと、大きな町になる。いずれはここで住む。でもそれにゃあ、貯金せんならんと。。


☆9時ごろに目覚める。昨日は友人と電話でなんだかんだで3時半まで喋っており、夜が遅かった。私が一方的に相談したおしてしまった。



いかりや長介について短文を書く。なんかまだ実感がない。私はドリフが大好きな小学生で欠かさずに見ていた。ひょうきん族よりドリフの方が好きだった。私が見ていたときにもうコントは「雷様」か「バカ兄弟」ぐらいしかなかったがおだやかに番組を進行するチョーさんを見ながら私は育った。悲しすぎるではないか。



☆サンプロを少し見る。ノムヒョンってのは小泉級のバカだな。しかし台湾の陳と言い、ノムヒョンと言い、小泉も運がいい。韓国の政治評論家が「確かにバカな旦那だが、でも次の旦那がどんなのが来るのかわからないから、まあこれでいいか」と言う表現をしていたが日本も全くそうである。民主党が政権をとったらジャスコ岡田が官房長官か?福やんの方がマシやな。



☆京都駅のラーメン屋で食事をすませて、大津の滋賀会館シネマホールに「無声映画vs街頭紙芝居」を見に行く。結構、お客さんが入っており、ほぼ満員になっていた。紙芝居ってのはうちの親父が子どもの時にやってたあの紙芝居であった。これは少人数に向けてやるもんなんでこういうところでやるのはやや場違いかもしれないが、なかなか面白かった。またじっくり見てみたいと思った。地元の「志滋海社中」というサークルの方々がやっておられた。子どもも喜んでいたが、それ以上にお年寄りが異常に盛り上がっていた。よき空間である。

☆お次は活弁映画である。去年もみなみ会館で見た「生まれては見たけれど」が大変面白かったので今年も楽しみにしていたのだ。弁士は澤登翠さん。阪妻の「坂本龍馬」(断片)と葉村屋(アラカン)の「鞍馬天狗」(嵐寛寿郎プロ第一回作品)。坂本龍馬」は相当にフィルムが傷んでいるけど阪妻の剣戟が楽しめます。「鞍馬天狗」の方は山本礼三郎も出ててなかなか面白かった。が、やっぱり結構寝てしまった。これ、活弁があるからまだ見てられますがサイレントで見たら絶対に熟睡してましたな。戦前の映画ってのはほとんど見る機会がないのですが、悪役は悪役らしく、主役は主役らしく、実にわかりやすい。あんまり難しいストーリーはない。ああ、こいつは悪い奴だなと思ったら、やっぱり悪い奴である。ストーリーがデフォルメが過剰なほどされているのも含めて、これは歌舞伎の影響でしょうね。ラストは鞍馬天狗(覆面はしていない)と佐々木只三郎との決闘シーンに近藤勇(山本礼三郎)率いる新撰組に桂小五郎率いる勤皇党に杉作率いるガキ軍団が乱入してくるところで大きなはてなマークがにゅうと出てくる。これからどうなるのか、と思わせて映画は終わり。んで次の週に続編をやってた。今はできないねえ。。説得を迫るシーンで「弱腰だ!」と言う文字が画面に殴り書きされるなど昔の映画は発想がなかなか豊かだった。



☆帰りに京都駅の無印良品と旭屋書店に寄る。無印で印鑑を購い、旭屋書店で「映画秘宝 実録殺人映画ロードマップ」を買う。駅前の喫茶店でこっそりと読むがあまりのアクの強さに数ページで挫折大地義行に関する記事だけは命からがら読みきる。俺、ホラーは駄目だったんだ、忘れてた。「殺人の追憶」だけはとりあえず見に行く。

☆帰宅後、阪本順治の「どついたるねん」。素人だった赤井英和を実にうまくつかって、ドキドキさせる映画にしている。この人は本当に職人である。スカパーで「ラヴァーズ・キス」を見る。どうして、男と女がいっぱいいるのにこの人たちはレズやホモに走るのか。宮崎あおいが可愛い


京都スカラ座(東宝系)

 京都の映画館と言えば、スカラ座。と言われたのは昔のこと。MOVIX京都に押されまくりで東宝系洋画の不振も重なってどんどん、その地位を低下させている。改装後、綺麗になったらしいがほとんど逝った事ない。



京都宝塚(東宝系)

 東宝系邦画館。アニメとゴジラの時にしか満杯にしかならない劇場だが、最近はそこそこ客が入るようになってきたらしい。実は588も席があって京都一大きな劇場であるが、地味。座席も狭くて汚いのであんまり逝きたくない。



京極東宝(東宝系)

 洋画8割、邦画2割で一応洋画系。遂にここも座席指定制に。300ほどの座席がある1はともかく、100座席程度の2と3を座席指定制にする意味があるのか。東宝系洋画の不振もあってか、逝く機会も少なくなった。京都の東宝系もそろそろ何とかしないと。



東宝公楽(東宝系)

 洋画系。ファミリー層、カップルを対象にした映画をよくやる映画館。座席が多い為か、満員になった印象がほとんどない



MOVIX京都(松竹系)

 京都ではじめて誕生したシネコンにして京都映画館の盟主となった映画館。休日は常に満杯で劇場外に行列ができることもしばしば。時々、ミニシアター系映画もやるがそこはシネコンでメガ級洋画が来た時にはあっさりと弾き飛ばされてしまう。松竹系洋画のヒットもあって今、もっとも好調な映画館。食べ物の持ち込み禁止だが、この映画館でメシを買ったことが一度もない。今年の12月には旧松竹座跡地に5スクリーンができる。もっとも現在の好調は京都府に映画館が少なすぎるからではないかという説もある。俺もそう思う。



京極弥生座(独立系)

 新京極の真ん中という立地の割には、地味な映画館。一階に入っていたマクドが薬屋になってから、看板がなかったら映画館とわからない。MOVIX京都ができるまでは東映、松竹系洋画のおこぼれで持ってきたが今や東宝の下請け。東宝自体が駄目なのでその惨状は目も当てられない。一時期はミニシアター系のオサレ映画を流していたが劇場の雰囲気にあってなかった。弥生座で見るならガーデンまで行くわな、普通。弟によると途中で音声が途切れたこともあった、とか。今年に入ってからは東宝系の残りカスを喰らう形態に逆戻りで美松無きあと、もっともヤヴァイ映画館でシネフェスタと共にその存続が一部の映画ファンに心配されている。多分、今年中だな。



祇園会館(独立系)

 京都唯一の名画座。以前は満員になる日も多かったが、招待券の数が減ったとかで客の数もまばら。映画見始めた時にはずいぶんお世話になりました。



みなみ会館(RCS) 

 京都映画ファンの聖地にして関西ミニシアター盟主。朝日シネマ無きあと、京都のミニシアター系作品配給を一手に引き受ける。トイレはきたねえが7年ローンの椅子は綺麗だぞ。月イチのオールナイトやポップコーンナイトに古い邦画の特集など本当によく頑張ってる。俺も今年からメンバーズシップに入った。駐車場あり。



大宮東映(東映)

 ガラガラの印象しかないがアニメと特撮では超満員になるらしいので割と儲かってるらしい。今年は「半落ち」であてた。東映チャンネルのチラシはここでしか手に入らん。殺風景な映画館。映画のチラシぐらいおいて欲しい。珍しいぞ、こんな映画館。



京都文化博物館(京都府)

 映画館ではないが木曜日〜日曜日の一日二回の割合で昔の邦画を公開している。尻は疲れるが500円で映画楽しめる環境はさすが京都だな。平日、休日問わず一時半の回は満杯であるが5時からの回はガラガラ。年寄りがほとんどだが映画好きそうな若者もチラホラ。



京都ピカデリー劇場(特殊上映)

 MOVIX京都ができた時に閉館したが劇場自身は残ってたらしく時々、特殊上映を行っている。サカエの上にある。あのままなら、長時間座るのはかなりしんどいぞ



日本イタリア京都会館(RCS)

 RCSが時々、上映を行う京大の施設。まずは場所悪すぎ。映画館というより授業の教室なので環境は押して知るべしだが、こんなところしか映画を上映させてくれない京都の貧しい映画事情がここにある。



大津京町滋賀会館シネマホール(RCS)

 閉館が決まっていたが住民の有志により復活した映画館。京都、大阪で上映が終わった映画館がひっそりと上映されている。小奇麗な映画館で雰囲気はかなりいいが、いかんせんお客が入ってないのでどうなるものか。。水曜日は1000円で月・火はお休み。実はかなり画期的な取り組みだと思う。京都でもこんなのできないかな。

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