☆小泉の不意打ち靖国参拝から始まった2004年は奈良女児殺害事件犯人逮捕で終わった。福男の激走、芥川賞、いかりや死去、年金国会、学歴詐称、プロ野球スト、堤辞任、新潟地震、台風、奈良女児殺害、NEVADAちゃん、イラク派兵、イラク人質の三馬鹿と愉快な家族達、首切り兄ちゃん、栄養費、テカガミ、田代、窪塚飛び降り、宅間処分、ダイエー国有化、ホリエモン、映画版大五郎逮捕、アニマル浜口大暴れ、超気持ちいい!、嘘つき北朝鮮、武部勉ちゃん、ポ・リーグ、らも死去、サーヤ婚約、純愛ブーム、荒れ狂う韓流ブーム、電車男、ハウルの動く城などの事件が起こっている間、常に三菱のタイヤは転がっていた。とどめはインドで起こった阪神大震災の何倍と言われる地震だ。どう控えめに見ても今年はいい年であったとは言い難い。今年の漢字「災」が全てを表している。思いつくままで挙げた事件であるが、本当に重要なニュースというのは印象に残らない年であった。自衛隊派遣や地方への補助金大幅カットなどや年金改革などは後々の我々の生活にダイレクトに影響してくることなのだが、ほとんど関心事にのぼらなかった。こういうニュースにももっと目を配らねばならない。
☆今年も結果的に200本以上の映画をスクリーンで見ていた。今年は減らそうと思ってたんだけどな。終わってみたら去年よりたくさんの本数を見ていた。つくづく、映画狂なんだなと苦笑する。今年は旧作がほとんど半分を占めている。日本映画を体系的にスクリーンで追いかけていくという私のライフワークは始まったばかり。休日はほとんど映画館に引きこもり、年休は映画を見るために使う。一般人とはかけ離れた(特に同年代)生活に戸惑いを感じることもあったが、それもまた良しと感じている。私のような男も世の中に一人ぐらいはいてもいい。私のような人間が多数派となれば、この国は終わるだろうけどな。今年はもう外出と言えば、映画館かジムだったもんな。仕事場と映画館とジムに引きこもりになってたようなもんだ。
☆今年の日本映画についても書いておこう。今年は日本映画でもヒットが幾つかあり、昨年よりも興行成績も上がったと思う。が、質はここ数年では最も最低であった。こう撮ればヒットはできるという手法が確立したからか、同じような映画ばかりになってしまい、試行錯誤ながらも彩り豊かな作品を並べていた昨年に比べて今年は何と面白くないラインナップであることか。韓国映画には追い抜かれ、タイや中国が猛追する中で日本映画は今後どうなるのか。人々の関心が高まればそれだけ作られる本数も増える。問題はプロデューサーの手腕である。日本映画界に最も足りないのが、映画の娯楽性と芸術性という二面をひっくるめた全体的な視野を持つプロデューサーである。今のプロデューサーというのは言わば、金を集めてるだけである。話題性のために映画の題名を考えるのが奇策だと思ってるプロデューサーはアホやろ。(気持ちはわからんではないがやっぱり情けない。それだけで見る意欲をなくす。)東映の岡田茂や俊藤浩滋、角川春樹のようなプロデューサーが不在である。製作側だけでなく配給側にも問題がある。今年もまた美松劇場、千日会館、シネマ・ドゥなどの映画館が無くなった。シネコンは増える一方で私もその便利さを享受しているが(今年はTOHOシネマズ高槻でたくさんの映画を見ている)関西で単館公開(俗に言うミニシアター)の映画を見る機会が減ってきた。最もミニシアターも最近は拡大公開になってきて独自性は薄れているけど。今年12月に誕生した京都シネマは関西の映画事情にとっては大変に嬉しいことで期待している。
☆私にとってのこの一年はいいこともなかったが、さほど悪くはなかった。「生きてるだけでめっけもの」が信条の私からしたら、無事に年末を迎えられただけで今年は合格であった。仕事も二年目に入り、去年よりは楽になったし、また楽しくも思えるようになった。ただ私の近親、友人にはあまりいい年ではなかったので、今年はやはりいい年ではなかったのだろう。来年もまた昨年と同様に進むのか大きな転機があるのか、わかりません。「レディ・ジョーカー」じゃないですが、結局は「流されるままに生きていく」のが人間。「俺はそうじゃない。そんな弱い人間と一緒にするな」と思われるのは結構。しかし、人間はそういうものだと考えておいた方が「俺が世の中を変える」という変な気負いで生きるよりも楽だと思う。そんなこんなで今年も終わる。
☆昼から「カンフーハッスル」を見に行って今年は終わり(多分)。今年は229本か。。あと一本見たかったねえ。このブログを見ている皆様、よいお年を。年明けに2004年度ベスト20と「スーパーサイズ・ミー」の感想挙げます。
2004年12月31日 何故か大雪の日に自宅にて「修羅の花」を聞きながら
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☆今年も結果的に200本以上の映画をスクリーンで見ていた。今年は減らそうと思ってたんだけどな。終わってみたら去年よりたくさんの本数を見ていた。つくづく、映画狂なんだなと苦笑する。今年は旧作がほとんど半分を占めている。日本映画を体系的にスクリーンで追いかけていくという私のライフワークは始まったばかり。休日はほとんど映画館に引きこもり、年休は映画を見るために使う。一般人とはかけ離れた(特に同年代)生活に戸惑いを感じることもあったが、それもまた良しと感じている。私のような男も世の中に一人ぐらいはいてもいい。私のような人間が多数派となれば、この国は終わるだろうけどな。今年はもう外出と言えば、映画館かジムだったもんな。仕事場と映画館とジムに引きこもりになってたようなもんだ。
☆今年の日本映画についても書いておこう。今年は日本映画でもヒットが幾つかあり、昨年よりも興行成績も上がったと思う。が、質はここ数年では最も最低であった。こう撮ればヒットはできるという手法が確立したからか、同じような映画ばかりになってしまい、試行錯誤ながらも彩り豊かな作品を並べていた昨年に比べて今年は何と面白くないラインナップであることか。韓国映画には追い抜かれ、タイや中国が猛追する中で日本映画は今後どうなるのか。人々の関心が高まればそれだけ作られる本数も増える。問題はプロデューサーの手腕である。日本映画界に最も足りないのが、映画の娯楽性と芸術性という二面をひっくるめた全体的な視野を持つプロデューサーである。今のプロデューサーというのは言わば、金を集めてるだけである。話題性のために映画の題名を考えるのが奇策だと思ってるプロデューサーはアホやろ。(気持ちはわからんではないがやっぱり情けない。それだけで見る意欲をなくす。)東映の岡田茂や俊藤浩滋、角川春樹のようなプロデューサーが不在である。製作側だけでなく配給側にも問題がある。今年もまた美松劇場、千日会館、シネマ・ドゥなどの映画館が無くなった。シネコンは増える一方で私もその便利さを享受しているが(今年はTOHOシネマズ高槻でたくさんの映画を見ている)関西で単館公開(俗に言うミニシアター)の映画を見る機会が減ってきた。最もミニシアターも最近は拡大公開になってきて独自性は薄れているけど。今年12月に誕生した京都シネマは関西の映画事情にとっては大変に嬉しいことで期待している。
☆私にとってのこの一年はいいこともなかったが、さほど悪くはなかった。「生きてるだけでめっけもの」が信条の私からしたら、無事に年末を迎えられただけで今年は合格であった。仕事も二年目に入り、去年よりは楽になったし、また楽しくも思えるようになった。ただ私の近親、友人にはあまりいい年ではなかったので、今年はやはりいい年ではなかったのだろう。来年もまた昨年と同様に進むのか大きな転機があるのか、わかりません。「レディ・ジョーカー」じゃないですが、結局は「流されるままに生きていく」のが人間。「俺はそうじゃない。そんな弱い人間と一緒にするな」と思われるのは結構。しかし、人間はそういうものだと考えておいた方が「俺が世の中を変える」という変な気負いで生きるよりも楽だと思う。そんなこんなで今年も終わる。
☆昼から「カンフーハッスル」を見に行って今年は終わり(多分)。今年は229本か。。あと一本見たかったねえ。このブログを見ている皆様、よいお年を。年明けに2004年度ベスト20と「スーパーサイズ・ミー」の感想挙げます。
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