☆土曜日のイベンツ(しつこく、福本調)は結局、悪天候でございましたが盛況のうちに終わりました。降ったりやんだりで本降りになったのは終わってからということで私も完全に運に見放されたわけではありませんな。お客は晴天だった去年に比べると少なくはなりましたが、私にすれば上出来です。これもスタッフの皆様とステージ出演者のおかげさまでございます。皆様、よく働いてくださいました。口には出しませんが少し泣きますた。

☆日曜日はフラリと高槻で映画。「SAW」と「隠し剣 鬼の爪」という何の関連性もない組み合わせだ。「SAW」は金はないけど、アイディアだけはあるで、という心意気で作られたホラーでカンヌで話題になった作品。

まりゅう氏が書かれているように
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http://diarynote.jp/d/13602/20041020.html

感想を書くとネタバレになりそうなんで多くは語らずですが、まあ見て損な作品ではないです。画面が暗いからビデオで見たら寝てしまう危険があるのでスクリーンで見るべきです。ファンタスティック映画祭で流されたバージョンはオリジナルバージョンで私が見たのはヤヴァイシーンがカットしてあるそうです。どこがカットになっているのか。充分に厭な作品なんだが。パンフにはストーリーがしっかり書いてあるので絶対に終わったあとに読むこと。まあパンフは見終わってから買うことを判断するものであると思いますが。2ちゃんねるのスレはネタバレしてるので見てはいけません。興味ある人は今から
車飛ばしてオールナイトででも見に行け、と。それぐらいに事前情報を仕入れずに見に行くと面白いです。

☆「隠し剣 鬼の爪」は今や日本の芸術映画を背負ってたった山田洋次監督の作品。彼の本領は喜劇映画にあって、ヒューマニズム映画は言わば余技であったのだがその余技に求めるものが深ければ氏もこんな映画撮らねばならないのだろう。80歳を過ぎてもなお、実験作に嬉々と取り組んでいる市川昆監督や死ぬまでゴンタ(不良)な清順のじい様に比べるとやや気の毒な感じもする。山田監督の初期の、舌がしびれるようなコメディが好きだった私は少し残念である。映画は「たそがれ清兵衛」に似た雰囲気で年寄りからヤング(死語)まで楽しめる作品になっていて、ヒットはするだろうと思う。「ザッツ日本映画」という感じでよく出来ている。ただ映画の内容を語りすぎるのは悪い癖だぜ。パンフのインタビューなんかみってもなくてねえ。映画見りゃわかることをわざわざ説明しすぎるなんてどうも粋じゃねえや。

☆ふと気が付けば心斎橋のシネマ・ドゥが閉館に。最後に見たのは今年の3月7日に見た油断大敵か。ここも一年に一回も二回行く映画館だったねえ。ここでしかやらない作品なら見に行ってたけど他で見れる映画なら、行かなかったしね。二人がけの椅子しかない小さな劇場で一人の私には行きにくかったし、客席に鏡がついてたのもなあ。。私は夏目漱石が鏡を嫌いな理由と同じで鏡があるところは苦手なのだ。難波の千日会館もポルノ映画館になったし、ここも無くなったし、ますます心斎橋・難波に行く予定がなくなるねえ。

☆風邪を引き込んだようで多分、明日は休むと思います。

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