☆朝8時に家を出た。行き先は東京。京都の人間から見ると東京なんざあ、首都じゃない。高校時代の教師によれば、遷都の議もやってないんであれは東京ってのはあくまでも仮の都で今でも首都は京都なんだそうだ。んな、アホなと思うだろうけど、京都の洛中の人には本当に「先の大戦=応仁の乱」って人もいる。時代が動いておらんのだ。俺はそうした京都人の悠久の時の歩みにマジに敬意と恋慕を感じるんである。だから俺の中でも東京は首都でナイ。
☆品川につくと早速、山手線に乗り込む。平日の昼だと言うのに満員という現象にクラクラする。今回の旅は何を目的にしたものか。東京は旅先に向かない街だ。大体、人が多すぎて旅情がない。特に私のように短期間でも住んでいたものには旅という感じがしない。目的はやはり映画である。あんた、映画しかないのか。はい、アリマセンデス。
☆http://www.shin-bungeiza.com/index.html
http://d.hatena.ne.jp/keyword/%c3%e6%c5%e7%c4%e7%c9%d7
名づけて「遊撃の美学 映画監督・中島貞夫」映画祭。うまくつけやがったなあ、ちくしょう。東映で深作、純彌と並んで東映を代表した映画監督である。現在は一線を退いて大阪芸大で後進の指導に携わり、(教え子には山下敦弘、熊切和嘉がいる)京都映画祭のプロデューサーをやったり、映画に関する本を書いたりしている。京都人には「中島貞夫の邦画招待席」でおなじみだろう。映画監督としてはポルノ、ドキュメント、任侠やくざ、実録やくざ、極妻、大作時代劇など分野はさまざまだ。今回は「にっぽん’69 セックス猟奇地帯」が上映される。この作品、ケッタイな題名でビデオ化も多分しておらんし、上映もほとんどされておらん。幻の作品でまさか、フィルムが残ってるとは思わなかった。しかもニュープリントである。
☆この映画のニュープリントを発案した、そして金を出した人は本当に素晴らしい人である。この国には文化を守る為に作られた「文化庁」なる役所があるんだが、には熱心で保存とかそういうのには全く興味がない。こうしたニュープリントというのは本当に民間の篤志家に頼る他がない。本当に頭が下がる。文化庁にも映画評論家を名乗る寺脇研@ゆとり教育ってのがいるんだが、そういうことには目が向かないのだろうか。もっともルポライターの竹中労が構成したこの作品が文化庁の持ち物になるというのは、またそれはそれで恐ろしいが。『くノ一忍法』『893愚連隊』『あゝ同期の桜』『にっぽん’69 セックス猟奇地帯』『ポルノの女王 にっぽんSEX旅行』『脱獄広島殺人囚』『鉄砲玉の美学』がニュープリントされたらしい。古いフィルムは惨い状態になっているのが多いので実に嬉しい。
☆なお、中島貞夫映画祭は今週いっぱいで終了するが、10月下旬には大阪のシネ・ヌーヴォで開催される。
http://terra.zone.ne.jp/cinenouveau/hotnews-lineup.htm
それから「日本の首領」シリーズもDVD化されます。これが初のDVD化ってのが激しく不満だが。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/search-handle-form/249-0119322-2549121
ただ、中島貞夫の作品って全部が面白いわけでなく、割りと玉石混合。「日本暗殺秘録」は湯布院で見たけど、言うほどでもねえし、「日本の仁義」ももう一つ。「893愚連隊」「脱獄広島殺人囚」「懲役太郎 まむしの兄弟」「狂った野獣」「暴動島根刑務所」あたりがお薦め。これに味を占めたあなたは「暴力金脈」「極道社長」「沖縄やくざ戦争」なんかを見ちゃったりするのよ。監督はピラニア軍団の村長だったこともあり、ピラニア軍団が映画に良く出てる。ピラニア軍団って何?ってあなたには参考に以下のサイトを挙げておきます。
http://shibuya.cool.ne.jp/team_masa/
俺が一番好きなのは「脱獄広島殺人囚」だな。松方が飛んだり跳ねたりして思う存分、楽しんでる作品で何回見ても飽きねえ。
☆7月2日は「にっぽん‘69 セックス猟奇地帯」と「ポルノの女王 にっぽんSEX旅行」(ハスミンが大変褒めてた)7月3日は和製ゴッドファーザーを目指した「日本の首領・やくざ戦争」、松方弘樹の魅力が全開の「脱獄広島殺人囚」、7月4日は貫禄ありまくりの小林旭が魅力的な「実録外伝・大阪電撃作戦」と藤岡琢也が総会屋として登場する「日本の首領・野望編」と新文芸座で中島貞夫の世界に浸りまくっていた。3日とも客はよく入っており、特に2日は大入り満員で正直、吃驚した。これにペ・ドゥナ主演の「子猫をお願い」と「ふくろう」のヌードがまぶしい伊藤歩が出てた「Believer<ビリーバー>」の計8本を見てきた。
☆この週末、京都は大変暑かったらしいが東京は実に過ごし易かった。ただ、人が多いのには本当に閉口した。映画の合間に自分が住んでた北千住などに行きさらしてきたが、「○i○i」ができてて雰囲気変わってた。月日はやはり過ぎ去るのだ。
☆品川につくと早速、山手線に乗り込む。平日の昼だと言うのに満員という現象にクラクラする。今回の旅は何を目的にしたものか。東京は旅先に向かない街だ。大体、人が多すぎて旅情がない。特に私のように短期間でも住んでいたものには旅という感じがしない。目的はやはり映画である。あんた、映画しかないのか。はい、アリマセンデス。
☆http://www.shin-bungeiza.com/index.html
http://d.hatena.ne.jp/keyword/%c3%e6%c5%e7%c4%e7%c9%d7
名づけて「遊撃の美学 映画監督・中島貞夫」映画祭。うまくつけやがったなあ、ちくしょう。東映で深作、純彌と並んで東映を代表した映画監督である。現在は一線を退いて大阪芸大で後進の指導に携わり、(教え子には山下敦弘、熊切和嘉がいる)京都映画祭のプロデューサーをやったり、映画に関する本を書いたりしている。京都人には「中島貞夫の邦画招待席」でおなじみだろう。映画監督としてはポルノ、ドキュメント、任侠やくざ、実録やくざ、極妻、大作時代劇など分野はさまざまだ。今回は「にっぽん’69 セックス猟奇地帯」が上映される。この作品、ケッタイな題名でビデオ化も多分しておらんし、上映もほとんどされておらん。幻の作品でまさか、フィルムが残ってるとは思わなかった。しかもニュープリントである。
☆この映画のニュープリントを発案した、そして金を出した人は本当に素晴らしい人である。この国には文化を守る為に作られた「文化庁」なる役所があるんだが、には熱心で保存とかそういうのには全く興味がない。こうしたニュープリントというのは本当に民間の篤志家に頼る他がない。本当に頭が下がる。文化庁にも映画評論家を名乗る寺脇研@ゆとり教育ってのがいるんだが、そういうことには目が向かないのだろうか。もっともルポライターの竹中労が構成したこの作品が文化庁の持ち物になるというのは、またそれはそれで恐ろしいが。『くノ一忍法』『893愚連隊』『あゝ同期の桜』『にっぽん’69 セックス猟奇地帯』『ポルノの女王 にっぽんSEX旅行』『脱獄広島殺人囚』『鉄砲玉の美学』がニュープリントされたらしい。古いフィルムは惨い状態になっているのが多いので実に嬉しい。
☆なお、中島貞夫映画祭は今週いっぱいで終了するが、10月下旬には大阪のシネ・ヌーヴォで開催される。
http://terra.zone.ne.jp/cinenouveau/hotnews-lineup.htm
それから「日本の首領」シリーズもDVD化されます。これが初のDVD化ってのが激しく不満だが。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/search-handle-form/249-0119322-2549121
ただ、中島貞夫の作品って全部が面白いわけでなく、割りと玉石混合。「日本暗殺秘録」は湯布院で見たけど、言うほどでもねえし、「日本の仁義」ももう一つ。「893愚連隊」「脱獄広島殺人囚」「懲役太郎 まむしの兄弟」「狂った野獣」「暴動島根刑務所」あたりがお薦め。これに味を占めたあなたは「暴力金脈」「極道社長」「沖縄やくざ戦争」なんかを見ちゃったりするのよ。監督はピラニア軍団の村長だったこともあり、ピラニア軍団が映画に良く出てる。ピラニア軍団って何?ってあなたには参考に以下のサイトを挙げておきます。
http://shibuya.cool.ne.jp/team_masa/
俺が一番好きなのは「脱獄広島殺人囚」だな。松方が飛んだり跳ねたりして思う存分、楽しんでる作品で何回見ても飽きねえ。
☆7月2日は「にっぽん‘69 セックス猟奇地帯」と「ポルノの女王 にっぽんSEX旅行」(ハスミンが大変褒めてた)7月3日は和製ゴッドファーザーを目指した「日本の首領・やくざ戦争」、松方弘樹の魅力が全開の「脱獄広島殺人囚」、7月4日は貫禄ありまくりの小林旭が魅力的な「実録外伝・大阪電撃作戦」と藤岡琢也が総会屋として登場する「日本の首領・野望編」と新文芸座で中島貞夫の世界に浸りまくっていた。3日とも客はよく入っており、特に2日は大入り満員で正直、吃驚した。これにペ・ドゥナ主演の「子猫をお願い」と「ふくろう」のヌードがまぶしい伊藤歩が出てた「Believer<ビリーバー>」の計8本を見てきた。
☆この週末、京都は大変暑かったらしいが東京は実に過ごし易かった。ただ、人が多いのには本当に閉口した。映画の合間に自分が住んでた北千住などに行きさらしてきたが、「○i○i」ができてて雰囲気変わってた。月日はやはり過ぎ去るのだ。
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