「ドラッグストアガール」〜田中麗奈+宮藤官九郎+ジェロニモ+荒川良々〜
2004年2月12日 映画
*画像は「はつ恋」でございます。なんか無いと寂しい
今日は「ドラッグストガール」昨日、「ドラッグストアガール」と「美しい夏 キリシマ」をMOVIX京都で見てまいりました。そういやレディースディだったんですね。めちゃくちゃいっぱいで劇場の外にまで行列ができておりました。それに加えて昨日は今週末から封切の「王の帰還」のチケットも販売していたのでそちらの方でも夕方まで長い行列が続いておりました。
日曜日の券(MOVIX京都は座席指定制で一週間前から座席指定券を買える。最近、つとに混み具合がひどくなってきたので私は週末に映画を見るときには仕事帰りに電車賃を使ってMOVIXまで座席指定券を買いにいっている。便利なんだが当日に風邪、寝坊、急用、呼び出し、車大破、嫁さんに殴られるなどの不測の事態が起こった場合は悲惨。両刃の剣。素人にはオススメできない。)を買うつもりだったんですが、諦めました。春休みまでには見たいな。。とにかく昨日は凄かった。というか最近、こんなんばっかりや。ご勘弁ください。
京都の人しか参考になんないけど、一つだけ教えとこ。20分前ぐらいに劇場に行ったら行列がズラリ。こら、あかんわと思われるかもしれませんが並んでる人のほとんどは「ニモ」か「ラストサムライ」で他の映画はガラガラだったりすることもあります。時間ギリギリになるとスタッフが専用のチケ売り場を作ってくれるのでそこに逝きましょう。ただ時間ギリギリなんでトイレに行く時間がない。何にせよ、朝早く逝くのが一番いいと思う。ということですのでMOVIX京都の封切初日に「王の帰還」を見ようと考えている人、無理です。しばらく待ちましょう。
さて話が思いっきり横道にそれたところで映画の感想逝きましょう。えっと「ドラッグストアガール」でございますね。脚本は今をときめく、宮藤官九郎で監督は「釣りバカ」の本木克英。宮沢りえと一度噂になりましたね。主演は「がんばっていきまっしょい」の田中麗奈。京都でも少し前に舞台挨拶がありました。奈良の劇場とかでも舞台挨拶があったようなので、結構こまめに劇場を回っているようですね。本人の写真満載のガイドブックも出てるし、ラジオにゲスト出演なんかもしてるみたい。田中麗奈もその演技力と可愛さについてはピカイチでコマーシャルなんかもいいんだが、(アロエヨーグルトのCMがよかったなあ)どうもデビュー作の「がんばっていきまっしょい」を超える代表作がない。デビュー作の印象があまりにも強すぎたせいか、他の映画が印象に残らないのね。一時期、ドラマに出たこともありましたが、仕事を映画とCMに絞ってしまった。今のアイドルの中で唯一、処女性を感じさせる稀有な女優なんだが今の日本で映画だけで活動するのはややしんどいと思う。自分の殻を破るというか、思い切った挑戦ということでコメディに挑戦してみたんだと思う。その意気はまずはよし。
まずはじめに言ってしまうとこの作品は大変面白いです。田中麗奈というアイドルを中心に据えて彼女を巡ってのドタバタコメディに仕立て上げてその舞台にラクロスというマイナーなんだかメジャーなんだかビミョーなスポーツを持ってきたのはいいアイディアです。そういやラクロス部の女の子って大学にいたなあ。学生時代を思い出してごらんな、あの変なラケットを持って歩いてる女の子を一度くらい見たことあるでしょ?女子ラクロスは知ってましたが男子ラクロスがあるってのは知りませんでした。だってあんなラケット持ってる野郎なんか見たことなかったもん。ただ眼中に入らなかっただけかもしれませんが。
舞台はクドカンお得意の首都圏の郊外にある摩狭尾(まさお)という架空のさいたまさいたまな町。田舎なんだけど少し都会。でもやっぱり田舎という、まあ木更津もそうです。駅前からはぽつんとシャッターだらけの「バンブーロード商店街」が延びている。薬科大学の3年生である大林慶子(田中麗奈)は授業が休講になったので帰宅すると彼氏が見知らぬ女性とお風呂に入っていた。ショックのあまり、もう何がなんだかわからずに電車に飛び乗る。めそめそ泣きながら、いつのまにか眠っていた。でついたのがここ。商店街の先には大きな複合型ドラッグストア「ハッスルドラッグ」があった。彼女はひょんなことからここでアルバイトをすることになる。
4時に営業を終了してしまい商店街のオッサンどもはパンまで売るドラッグストアの出現にびびっていた。リーゼントの薬局店主(柄本明)、やもめのパン屋(三宅裕司)、ズラのコンビニ店主(伊武雅刀)、エロ本大好きのクソ坊主(六平直政)、ホームレスのジェロニモ(徳井優)は商売敵を襲撃しようと「ハッスルドラッグ」に出向く。がここでオカマの薬剤師(篠井英介&山吹トオル)に化粧されてすっかり綺麗になった慶子に一目ぼれしてしまう。誰が?この親父たちがですよ。オッサンたちは彼女に気に入られようと彼女がやっていたラクロスを見よう見まねで始め出す。
いつものようにふんだんに変なキャラクターを出して、それを動かすことでストーリーにしていくクドカンの脚本は面白い。ただ、このオンビートのストーリーに乗り切れたら面白いんだが乗れなかったら最後まで見るのはしんどいと思う。それから、致命的な弱点を言うと。。これ多分ね、ドラマになった方が絶対に面白い。この5人のオッサンの昔話とかドラッグストアのオカマ薬剤師のキャラクターを膨らませたら面白くなると思う。でもだったら映画でやんなきゃいいじゃん、ということになるのね。。これはスクリーンでのヒットをねらったもんじゃなく、DVDでの売上で儲けようとしてると思うのね。まあそれも一つの手だし、珍しくないのですが。。何にしても日本でコメディ映画は難しいですよ。
監督:本木克英 脚本:宮藤官九郎 撮影:花田三史 音楽:周防義和
キャスト:田中麗奈、杉浦直樹、柄本明、荒川良々、山吹トオル、篠井英介、永澤俊矢、三宅裕司、三田佳子、伊武雅刀、六平直政、徳井優、藤田弓子、根岸季衣、蛭子能収、角替和枝、余貴美子
今日は「ドラッグストガール」昨日、「ドラッグストアガール」と「美しい夏 キリシマ」をMOVIX京都で見てまいりました。そういやレディースディだったんですね。めちゃくちゃいっぱいで劇場の外にまで行列ができておりました。それに加えて昨日は今週末から封切の「王の帰還」のチケットも販売していたのでそちらの方でも夕方まで長い行列が続いておりました。
日曜日の券(MOVIX京都は座席指定制で一週間前から座席指定券を買える。最近、つとに混み具合がひどくなってきたので私は週末に映画を見るときには仕事帰りに電車賃を使ってMOVIXまで座席指定券を買いにいっている。便利なんだが当日に風邪、寝坊、急用、呼び出し、車大破、嫁さんに殴られるなどの不測の事態が起こった場合は悲惨。両刃の剣。素人にはオススメできない。)を買うつもりだったんですが、諦めました。春休みまでには見たいな。。とにかく昨日は凄かった。というか最近、こんなんばっかりや。ご勘弁ください。
京都の人しか参考になんないけど、一つだけ教えとこ。20分前ぐらいに劇場に行ったら行列がズラリ。こら、あかんわと思われるかもしれませんが並んでる人のほとんどは「ニモ」か「ラストサムライ」で他の映画はガラガラだったりすることもあります。時間ギリギリになるとスタッフが専用のチケ売り場を作ってくれるのでそこに逝きましょう。ただ時間ギリギリなんでトイレに行く時間がない。何にせよ、朝早く逝くのが一番いいと思う。ということですのでMOVIX京都の封切初日に「王の帰還」を見ようと考えている人、無理です。しばらく待ちましょう。
さて話が思いっきり横道にそれたところで映画の感想逝きましょう。えっと「ドラッグストアガール」でございますね。脚本は今をときめく、宮藤官九郎で監督は「釣りバカ」の本木克英。宮沢りえと一度噂になりましたね。主演は「がんばっていきまっしょい」の田中麗奈。京都でも少し前に舞台挨拶がありました。奈良の劇場とかでも舞台挨拶があったようなので、結構こまめに劇場を回っているようですね。本人の写真満載のガイドブックも出てるし、ラジオにゲスト出演なんかもしてるみたい。田中麗奈もその演技力と可愛さについてはピカイチでコマーシャルなんかもいいんだが、(アロエヨーグルトのCMがよかったなあ)どうもデビュー作の「がんばっていきまっしょい」を超える代表作がない。デビュー作の印象があまりにも強すぎたせいか、他の映画が印象に残らないのね。一時期、ドラマに出たこともありましたが、仕事を映画とCMに絞ってしまった。今のアイドルの中で唯一、処女性を感じさせる稀有な女優なんだが今の日本で映画だけで活動するのはややしんどいと思う。自分の殻を破るというか、思い切った挑戦ということでコメディに挑戦してみたんだと思う。その意気はまずはよし。
まずはじめに言ってしまうとこの作品は大変面白いです。田中麗奈というアイドルを中心に据えて彼女を巡ってのドタバタコメディに仕立て上げてその舞台にラクロスというマイナーなんだかメジャーなんだかビミョーなスポーツを持ってきたのはいいアイディアです。そういやラクロス部の女の子って大学にいたなあ。学生時代を思い出してごらんな、あの変なラケットを持って歩いてる女の子を一度くらい見たことあるでしょ?女子ラクロスは知ってましたが男子ラクロスがあるってのは知りませんでした。だってあんなラケット持ってる野郎なんか見たことなかったもん。ただ眼中に入らなかっただけかもしれませんが。
舞台はクドカンお得意の首都圏の郊外にある摩狭尾(まさお)という架空のさいたまさいたまな町。田舎なんだけど少し都会。でもやっぱり田舎という、まあ木更津もそうです。駅前からはぽつんとシャッターだらけの「バンブーロード商店街」が延びている。薬科大学の3年生である大林慶子(田中麗奈)は授業が休講になったので帰宅すると彼氏が見知らぬ女性とお風呂に入っていた。ショックのあまり、もう何がなんだかわからずに電車に飛び乗る。めそめそ泣きながら、いつのまにか眠っていた。でついたのがここ。商店街の先には大きな複合型ドラッグストア「ハッスルドラッグ」があった。彼女はひょんなことからここでアルバイトをすることになる。
4時に営業を終了してしまい商店街のオッサンどもはパンまで売るドラッグストアの出現にびびっていた。リーゼントの薬局店主(柄本明)、やもめのパン屋(三宅裕司)、ズラのコンビニ店主(伊武雅刀)、エロ本大好きのクソ坊主(六平直政)、ホームレスのジェロニモ(徳井優)は商売敵を襲撃しようと「ハッスルドラッグ」に出向く。がここでオカマの薬剤師(篠井英介&山吹トオル)に化粧されてすっかり綺麗になった慶子に一目ぼれしてしまう。誰が?この親父たちがですよ。オッサンたちは彼女に気に入られようと彼女がやっていたラクロスを見よう見まねで始め出す。
いつものようにふんだんに変なキャラクターを出して、それを動かすことでストーリーにしていくクドカンの脚本は面白い。ただ、このオンビートのストーリーに乗り切れたら面白いんだが乗れなかったら最後まで見るのはしんどいと思う。それから、致命的な弱点を言うと。。これ多分ね、ドラマになった方が絶対に面白い。この5人のオッサンの昔話とかドラッグストアのオカマ薬剤師のキャラクターを膨らませたら面白くなると思う。でもだったら映画でやんなきゃいいじゃん、ということになるのね。。これはスクリーンでのヒットをねらったもんじゃなく、DVDでの売上で儲けようとしてると思うのね。まあそれも一つの手だし、珍しくないのですが。。何にしても日本でコメディ映画は難しいですよ。
監督:本木克英 脚本:宮藤官九郎 撮影:花田三史 音楽:周防義和
キャスト:田中麗奈、杉浦直樹、柄本明、荒川良々、山吹トオル、篠井英介、永澤俊矢、三宅裕司、三田佳子、伊武雅刀、六平直政、徳井優、藤田弓子、根岸季衣、蛭子能収、角替和枝、余貴美子
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