先に12月から更新しろと自分でも思いますが。。

☆暴れん坊兄弟 1/4 大津京町滋賀会館シネマホール
★★★★
→RCS名物・覆面上映会が滋賀会館にやってきた、ということで今年の年明けはこれで迎えてみました。東映時代劇にはなんか苦手意識があったのですがこれは面白かった。東千代之介演じる主人公の呑気さがほほえましい。監督は沢島忠。湯布院映画祭にもこられてましたがお元気でした。

☆プロデューサーズ 1/4 大津京町滋賀会館シネマホール
★★★
→これも覆面上映。日本では知る人ぞ知るメル・ブルックスのデビュー作にしてアカデミー脚本賞を受賞したとんでもねえ作品。メル・ブルックスと言えば「スペースボール」というすっごいバカな作品がありましたな。今から30年以上も前の作品ですがテンポがよく、笑い転げてるうちに映画は終わり。いい年明けになりました。

☆学生野郎と娘たち 1/11 シネ・ヌーヴォ
★★★★
→中平康監督作品。等身大の大学生を巡る群像劇。長門裕之、中原早苗、芦川いづみなんかが出ています。今から40年以上も前の話なれど、学生事情は今も変わりませんなあ。。実質の主演は中原早苗。最後の「うるせえぞ、ロッキード!」って叫ぶシーンが印象的でした。

☆あした晴れるか 1/11 シネ・ヌーヴォ
★★★
→中平が石原裕次郎を迎えて作ったドタバタコメディ。テンポがめちゃくちゃいい。最近、裕次郎の魅力がわかってきた。

半落ち 1/12 大宮東映
★★
→寺尾聡の辛気臭い顔を見てるだけでも気分が暗くなってくるのだが、曲者の俳優をうまく使った日本映画らしい日本映画だと思います。國村準が好演。原田美枝子さんはすっかり老けてしまってがっかり。

新・刑事まつり 一発大逆転 1/15 みなみ会館
★★★
→長く続いた刑事まつりシリーズも4作で完結。え?今、新作を製作中ですか?第一作の「刑事まつり」はこれまた惨い作品だったんだが、4作も続くとだんだん面白くなってくるし、役者も揃ってくる。大森南朋監督作品がえらく面白かった。光石研と阿部サダヲが光っている。とにかく俳優が監督やってるせいか、キャストが妙に豪華。え、あの人が?という俳優さんも出てるので見れる機会があったら日本映画好きは見ておきましょうね。井筒和幸、北村龍平がなかなかおもろい。

☆竜馬暗殺 1/17 美松劇場
★★★
→この日が美松劇場の最後になった。やっぱり映画館がなくなるというのは寂しい。

☆不知火検校 1/17 京都文化博物館映像ホール
★★★★
→勝新ブレイクのきっかけになった作品。悪の限りを尽くす按摩を好演している。遠慮が一切ない悪役でこの時代によくこんな役をやったなと思う。思うに勝負に出たんだろう。映画内では自慢の三味線を披露するシーンもあります。玉緒を脅すシーンが凄い。旦那の目を盗んで金を借りに来た玉緒に対して、これから毎日来いと脅す。「今日だって、大変な苦労をしてきて出てきたのです。毎日来るなんて無理です」と泣き崩れる玉緒の前で「苦労すれば、ここまで来れるんじゃないですか」と言い放つ。極悪。

着信アリ 1/18 三番街シネマ1
★★★
→とにかく後ろの中学生がうるせえのなんの。昼一番に北野劇場で見ようと思ったら満員で入れなかったんで仕方なく、ここで見たがやっぱりここ最悪。客席とスクリーンが離れすぎで後ろに座ると何にも見えない。ガラガラだったので移動してことなきを得たがこんなん、詐欺みたいなもんやで。映画は「CURE」みたいな雰囲気を持ってましたが業界の毒まんじゅうこと秋元康らしい、癒し系のお話でした。そこさえ、無視すればまあ楽しめる。

☆危いことなら銭になる 1/18 シネ・ヌーヴォ
★★★★
→「やばいことならぜにになる」に呼びます、為念。中平監督の最高傑作とも言えるギャングコメディ。ガラスのジョー(このあだ名のゆわれはご自分の目でお確かめを!)こと宍戸さんに、口ひげにシルクハットにステッキと人を食った長門裕之が役柄にぴったりで見ているだけで楽しめる。浅丘ルリ子のおてんばも面白い。奇想天外でブレーキの取れた車同然で映画は客を置いてきぼりにしてぐんぐん走り出して、最後に藤村有弘(ガバチョ)までからんできてどう終わるのか、と思いきや、案外あっさりと終わるのもまた楽し。

☆喜劇 大風呂敷 シネ・ヌーヴォ
★★★
→突然、ベトナム戦線から始まるアホアホコメディ。四国独立を狙う円楽さん、四国買収を本気で考える藤田まこと、女に稼がせることは天才的な田中邦衛でもおなかいっぱいなれど、荒井注、加藤茶、高木ブーに小松政雄も出るのだ!落語芸術協会会長・桂歌丸師匠も登場だ!どうだ、おそれいったか!見てて疲れます。芦川いづみが出てきた時にはほっとした。

ミスティック・リバー 1/25 MOVIX京都シアター2
★★★
→さほど悪いとは思わんかったがそんなにいいとは思わんかった。いつものイーストウッドだな。キャッチコピーの「スタンドバイミーが。。」は意味不明。そんなにいい話じゃねえだろう。ショーン・ペンのヤクザっぷりは外国人にしとくのがもったいない。広島に来い。

☆その壁を砕け 1/29 シネ・ヌーヴォ
★★★★★
→中平作品ではこれが一番好きだな。長門裕之もかっこいいし、芦川いづみがホロリと涙をこぼすシーンもいい。それから渡辺美佐子ってこんなにエロかったんですね!

☆地図のない町 1/29 シネ・ヌーヴォ
★★
→ちと物語が暗すぎる。脚本が橋本忍ってのもびっくりだが、滝沢修とか葉山良二、宇野重吉が出てるのもびっくりだ。南田洋子一人に感情移入できる。

☆月曜日のユカ 1/29 シネ・ヌーヴォ
★★
→代表作だが俺はそれほど面白くなかった。俺が男だからだろうか。加賀まりこさんってこんなに可愛かったんですね。でも俺は渡辺美佐子の方がいいなあ。加藤武はこんな役ばっかりですね。それからボーイフレンド役の中尾彬ってあの中尾彬なんですか?

☆座頭市 1/31 大津京町滋賀会館シネマホール
★★★★★
→二度見たが面白さを再認識した。今までの芸術臭さをやや薄くしてコメディ部分を強くしたのがよかったんだと思う。いつも思うことだがお笑い芸人は年をとると本当にいい縁起をするようになる。石倉三郎しかりガダルカナルタカ然り。岸部一徳の背筋が伸びた悪役ぶりが爽快。この人しかできねえよ、こんな演技。ラストのタップダンスは背筋に汗が流れるほどの見事な出来栄え。このシーンを見るだけでも金を払う価値がある。

コメント

お気に入り日記の更新

日記内を検索