8月に見た映画の短評1〜踊る HERO チャリエンなど〜
2003年9月24日踊る大捜査線 THE MOVIE2 レインボーブリッジを封鎖せよ! 8/1 イオンシネマ久御山シネマ2
判定不能
→サスペンスとしては凡作で、何の工夫もない酷い作品なんだが、この作品がひとえに大ヒットを続けているのはやはり何かひきつけるものがあるのだろう。最近、スカパーで録画したドラマを見ておるのだがこのドラマは刑事ものでありながら事件は平凡でその主題は組織の問題であることに気づいた。その昔、「社長シリーズ」という一連の映画があった。主演は社長役の森繁である。社長の1日の生活なんてほとんどの人は知らない。が、それにしてもこの映画がヒットしたのは社長と言えども所詮は組織の一員であり、会長には頭が上がらず、妻からは責められ、子供は生意気。どんな組織であろうとも、組織の一員である限り、組織の悲しみ、組織の楽しみを感じられる。だから人々は社長シリーズを楽しんだのである。「踊る」シリーズも結局それで同じで警察と言ってもサラリーマンで支店と本店の格差は存在するのである。人々は現場の苦しみを体現する青島に拍手を送り、理想的な上司像、室井に「ああ、俺の上司が室井さんだったらなあ。。」と思うのである。まあよくできた映画である。日頃、映画館に近づかないサラリーマン層を映画館に呼んだだけでもすごい功績があると思う。が、アメリカ映画に対抗するにはこうした方法しかないことに気づいたのが映画界の人間ではなく、所謂「テレビ屋さん」であったことに本当に日本映画のヤバサを感じる。実写の日本映画にこんな客が集まることはまずない。お祭である。お祭に星をつけるのは無粋なので星はつけないことにする。
チャーリーズ・エンジェル フルスロットル 8/2 MOVIX京都シアター6
★★★
→なんつうか、最期までのれんかったというのが本当のところか。確かに面白いんだが、見終わっても、心に残る物はほとんどないです。どんな映画か、あんまり思い出せないのだ。ちなみにこの映画を見て帰ったあとに39度の高熱を出して倒れた。こんなことしか覚えてないのだ。
blue 8/4 みなみ会館
★★
→小西真奈美は78年生まれで私と同い年らしい。彼女を初めて見たのは「ちゅらさん」で女医の役だったので、なんか大人のイメージがあって、女子高生の役はなんか新鮮でした。
☆青べか物語 8/7 高槻市立生涯学習センター
★★★★
→物語の舞台になってるのは今をときめく千葉県浦安市。今でこそ、やれネズミーランドだのデズニーランドだの騒いでいるが、一昔まえはこんなド田舎だったのだ。浦安なんて成人をにデズニーランドでやるんだと。アメリカの植民地か!ということでチバリーヒルズに住む千葉県人は自らを律するためにまずは見ておけ。東野英治郎に加藤武、市原悦子が「YEEEEEE!!!」と叫びながらセックスしまくり、酒を飲みまくる。で、それにビビる森繁。まあこんな映画です。(半分、嘘)
☆暖簾 8/7 高槻市立生涯学習センター
★★★
→船場の商家を舞台にした映画。「夫婦善哉」でも見せた森繁のなんとも言えない、はんなりとした演技をお楽しみやす。乙羽さんが可愛いです。
茄子 アンダルシアの夏 8/14 MOVIX京都シアター6
★
→爺さんが日本語でスペインの歌を歌うところで力が抜けた。1時間もない映画で1000円も取ろうたあ、いい度胸だ。
マイ・ビッグ・ファット・ウェディング 8/14 MOVIX京都シアター6
★★
→正直、どうってこたあない作品。「ベッカムに恋して」とか「僕の国、パパの国」と同じ路線。つうか、世の中にこれだけ都合のいい男がいるか?アメリカでギリシャ正教に入るってのは日本で霊友会に入ることよりも勇気がいるぞ。
☆沖縄やくざ戦争 8/14 京極弥生座1
★★★★★
→フィルム状態が悪くて、なんだかわからないまま終わった。でもこの映画をフィルムで見せてくれたRCSには本気で感謝したい。これからも頑張ってください。期待してます。
HERO/英雄 8/16 MOVIX京都シアター3
★★★★
→「彼は言ったのです。アメリカに反対することでは何の解決もしない。アメリカが全世界が統一することで平和が訪れる、と」
「・・・・私の真情を理解するものが中国にいるとは。。」
まあこういう映画です。アクションは素晴らしいのでこの点をつけるが「始皇帝暗殺」に比べると物語に深みも何もない、凡作。アクションだけで見せてる、お菓子映画です。つうか、この思想がむかつく。始皇帝が統一して戦が減ったか?歴史を自分の都合のいいように曲げるんじゃねえぞ。つまり台湾とかチベットは平和の為に黙って従っておけ、とでも言いたいんだろうか。だから中国って国は大嫌いだ。どう言いつくろっても中国は軍事独裁の嘘つき国家じゃねえか!
少女の髪どめ 8/16 みなみ会館
★★
→正直、つまんなかった。私なら金を持ち逃げしたアフガン人をボコると思うが。
☆私は貝になりたい 8/16 京都文化博物館映像ホール
★★★★★
→頭だけで考えて戦争を語る者はこういう作品を見て欲しい。今こそこういう作品が求められてるのではないか。
☆軍旗はためく下に 8/17 シネ・ヌーヴォ
★★★★
→いよいよ始まった深作大会。これは深作が撮った、唯一の自主映画。あくが強い作品だが不思議に忘れられない作品である。
☆ジャコ萬と鉄 8/17 シネ・ヌーヴォ
★★★
→丹波と健さんの共演って「網走番外地」だよな。やはり北海道なんだな。痛快無比な娯楽作品。
☆白昼の無頼漢 8/17 シネ・ヌーヴォ
★★★★★
→ギラギラした初期の作品。中原ひとみがかわいい。
☆君が若者なら 8/17 シネ・ヌーヴォ
★★★
→これ、いい作品だからDVD買おうと思います。
判定不能
→サスペンスとしては凡作で、何の工夫もない酷い作品なんだが、この作品がひとえに大ヒットを続けているのはやはり何かひきつけるものがあるのだろう。最近、スカパーで録画したドラマを見ておるのだがこのドラマは刑事ものでありながら事件は平凡でその主題は組織の問題であることに気づいた。その昔、「社長シリーズ」という一連の映画があった。主演は社長役の森繁である。社長の1日の生活なんてほとんどの人は知らない。が、それにしてもこの映画がヒットしたのは社長と言えども所詮は組織の一員であり、会長には頭が上がらず、妻からは責められ、子供は生意気。どんな組織であろうとも、組織の一員である限り、組織の悲しみ、組織の楽しみを感じられる。だから人々は社長シリーズを楽しんだのである。「踊る」シリーズも結局それで同じで警察と言ってもサラリーマンで支店と本店の格差は存在するのである。人々は現場の苦しみを体現する青島に拍手を送り、理想的な上司像、室井に「ああ、俺の上司が室井さんだったらなあ。。」と思うのである。まあよくできた映画である。日頃、映画館に近づかないサラリーマン層を映画館に呼んだだけでもすごい功績があると思う。が、アメリカ映画に対抗するにはこうした方法しかないことに気づいたのが映画界の人間ではなく、所謂「テレビ屋さん」であったことに本当に日本映画のヤバサを感じる。実写の日本映画にこんな客が集まることはまずない。お祭である。お祭に星をつけるのは無粋なので星はつけないことにする。
チャーリーズ・エンジェル フルスロットル 8/2 MOVIX京都シアター6
★★★
→なんつうか、最期までのれんかったというのが本当のところか。確かに面白いんだが、見終わっても、心に残る物はほとんどないです。どんな映画か、あんまり思い出せないのだ。ちなみにこの映画を見て帰ったあとに39度の高熱を出して倒れた。こんなことしか覚えてないのだ。
blue 8/4 みなみ会館
★★
→小西真奈美は78年生まれで私と同い年らしい。彼女を初めて見たのは「ちゅらさん」で女医の役だったので、なんか大人のイメージがあって、女子高生の役はなんか新鮮でした。
☆青べか物語 8/7 高槻市立生涯学習センター
★★★★
→物語の舞台になってるのは今をときめく千葉県浦安市。今でこそ、やれネズミーランドだのデズニーランドだの騒いでいるが、一昔まえはこんなド田舎だったのだ。浦安なんて成人をにデズニーランドでやるんだと。アメリカの植民地か!ということでチバリーヒルズに住む千葉県人は自らを律するためにまずは見ておけ。東野英治郎に加藤武、市原悦子が「YEEEEEE!!!」と叫びながらセックスしまくり、酒を飲みまくる。で、それにビビる森繁。まあこんな映画です。(半分、嘘)
☆暖簾 8/7 高槻市立生涯学習センター
★★★
→船場の商家を舞台にした映画。「夫婦善哉」でも見せた森繁のなんとも言えない、はんなりとした演技をお楽しみやす。乙羽さんが可愛いです。
茄子 アンダルシアの夏 8/14 MOVIX京都シアター6
★
→爺さんが日本語でスペインの歌を歌うところで力が抜けた。1時間もない映画で1000円も取ろうたあ、いい度胸だ。
マイ・ビッグ・ファット・ウェディング 8/14 MOVIX京都シアター6
★★
→正直、どうってこたあない作品。「ベッカムに恋して」とか「僕の国、パパの国」と同じ路線。つうか、世の中にこれだけ都合のいい男がいるか?アメリカでギリシャ正教に入るってのは日本で霊友会に入ることよりも勇気がいるぞ。
☆沖縄やくざ戦争 8/14 京極弥生座1
★★★★★
→フィルム状態が悪くて、なんだかわからないまま終わった。でもこの映画をフィルムで見せてくれたRCSには本気で感謝したい。これからも頑張ってください。期待してます。
HERO/英雄 8/16 MOVIX京都シアター3
★★★★
→「彼は言ったのです。アメリカに反対することでは何の解決もしない。アメリカが全世界が統一することで平和が訪れる、と」
「・・・・私の真情を理解するものが中国にいるとは。。」
まあこういう映画です。アクションは素晴らしいのでこの点をつけるが「始皇帝暗殺」に比べると物語に深みも何もない、凡作。アクションだけで見せてる、お菓子映画です。つうか、この思想がむかつく。始皇帝が統一して戦が減ったか?歴史を自分の都合のいいように曲げるんじゃねえぞ。つまり台湾とかチベットは平和の為に黙って従っておけ、とでも言いたいんだろうか。だから中国って国は大嫌いだ。どう言いつくろっても中国は軍事独裁の嘘つき国家じゃねえか!
少女の髪どめ 8/16 みなみ会館
★★
→正直、つまんなかった。私なら金を持ち逃げしたアフガン人をボコると思うが。
☆私は貝になりたい 8/16 京都文化博物館映像ホール
★★★★★
→頭だけで考えて戦争を語る者はこういう作品を見て欲しい。今こそこういう作品が求められてるのではないか。
☆軍旗はためく下に 8/17 シネ・ヌーヴォ
★★★★
→いよいよ始まった深作大会。これは深作が撮った、唯一の自主映画。あくが強い作品だが不思議に忘れられない作品である。
☆ジャコ萬と鉄 8/17 シネ・ヌーヴォ
★★★
→丹波と健さんの共演って「網走番外地」だよな。やはり北海道なんだな。痛快無比な娯楽作品。
☆白昼の無頼漢 8/17 シネ・ヌーヴォ
★★★★★
→ギラギラした初期の作品。中原ひとみがかわいい。
☆君が若者なら 8/17 シネ・ヌーヴォ
★★★
→これ、いい作品だからDVD買おうと思います。
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