マトリックス・リローデッド 9/3 MOVIX京都シアター2
★★★★★
→一度見てもわからんことが多すぎたので、もう一回見に行ってきた。やっぱりこれはよくできている。実はモーフィアスが唱える夢も預言者もキーメイカーもみんな、マトリックスのうろグラムの一部でザイオンの存在自体がマトリックスのプログラムだったのだ。前作で決まっていた世界観を全てひっくり返して、これからどうなるんやろと観客を不安に陥れさせる。これは次も見なあかんな!という気にさせるのはさすが、というべきやろ。結局、従来のメシヤとは違う選択肢を選んだネオによって人間の絶滅カウントダウンのスタート。ここに一つのバグが生まれてもう一つのバグがスミスである。どういう結末を迎えるのだろうか。それからたった一人生き残った戦士、これは多分スミスだろうが、も気になる。それからナイオビは死んだのか?

地獄甲子園 9/5 シネ・リーブル梅田1
★★★
→これ見たさに有休取りました。(笑)実は画太郎先生の漫画は読んだことないのですが、そこから立ちのぼる匂いだけで私は鑑賞を決めました。何故か和歌山市がお金を出しており、和歌山市市長 旅田卓宗(現在、容疑者&市議会議員)というクレジットが出てるのがなんともうさんくさい。外道高校のナインの半分は和歌山市の職員だそうです。旅田はんはなんでこの映画に金を出そうと思ったんやろか?映画の方は自主映画臭ぷんぷんのアホ映画で一切野球せずに殴り合ってます。アホです、アホすぎです。坂口拓さんはもう少し、真面目な役者だと思ってましたがこんなアホだったのですね。声も高いし。おばはんとのカンフー対決が最強に笑えました。ただ、少しは野球してくれ。(笑)

地獄甲子園外伝「ラーメンバカ一代」 9/5 シネ・リーブル梅田1
★★
→これを一本に加えることにはやや抵抗があるんだが、まあいいや。10分もないけど。菅田俊先生が「AIKI」で見せた暴力空手家のセルフパロディを披露。多分、見た人しか笑えないのでとりあえず、「AIKI」も見ておきましょうね。

アダプテーション 9/5 梅田ブルク シアター5
★★
→「マルコビッチの穴」自体がハマらなかった人にはこの作品は面白くないと思う。私もその口だったので正直、退屈で仕方なかった。チャーリーカウフマンって人は迷走しきった話をそれなりの筋道を立てて整理して結末まで持っていってしまうところのスリル感が醍醐味なんだが、そこまで根気がないとしんどい。ビデオで見てたら途中で見るのを止めちゃうだろうよ。「アメリカン・ビューティー」で隣家の軍人を演じたクリス・クーパーが「前歯が無くてもカッコいい」男を好演。これを見るためだけでも木戸銭払う価値はあるがまずは「遠い空の向こうへ」を見ておきましょうね。
パンチドランク・ラブ 9/5 梅田ガーデンシネマ1
★★★★
→こんな映画を(・∀・)イイ!!というだけでも充分、恥ずかしいんだが今時の映画でこれほどストレートにアホなのは珍しいので、皆さん恥ずかしがっときましょうね。サントラ、毎日聞いております。下手くそな歌なんだが、ツボに入った。

☆鴛鴦歌合戦 9/8 高槻市立生涯学習センター
★★★★★
→高槻松竹がひそやかに営む名画座も今年はこれでおしまい。この映画は戦前に作られてフィルムが一本しかないのだが、よくまあこんなのを発掘したなあと思う。色々なところで話題になって私も京都映画祭に一度見ていて二回目の鑑賞になるが、充分面白い。堪能した。全編、演技してる時間よりも歌う時間の方が長い。ディックミネが「ぼくは陽気なとのさま〜」と現れたら、志村喬が「さーてさてこの茶碗〜」と歌い出す。市川春代も「とかく、この世はままならぬ。日傘差す人、作る人〜」とド下手に歌いまくる。日本映画の歴史は羅生門から、というのが正史に異議申し立てを叩きつけるのがこの作品と「人情紙風船」だ。戦前の映画界はかくも晴れやかで発想が自由であったのだ。あなたの身近で上映される機会があるのなら、下帯を売り払っても行く価値がございますぞ!

☆警察日記 9/8 高槻市立生涯学習センター
★★★★
→これも1955年という大層、昔の作品で三国連太郎、森繁久彌、宍戸錠もみんなめちゃくちゃ若い。田舎の警察を舞台にした人情喜劇です。田舎と言えども、捨て子に無銭飲食に人身売買と事件は盛りだくさん。たくさんのエピソードが満載なのだが中でも一番記憶に残ったのが捨て子の話であろう。後に「赤ひげ」での好演が話題になる二木てるみのデビュー作でもあります。まだまだ、「銃後」という言葉が生きていた、そんな時代の映画です。

閉ざされた森 9/14 MOVIX京都シアター2
★★★
→トラヴォルタ映画にハズレなし。(奴が製作に関わっている映画除く)二転三転するサスペンスなんだが結末はそれはないやろとツッコミを入れたくなるが、トラヴォルタの力でオールオッケー。サミュエル・ジャクソンが情け容赦ない軍曹役で出演。この人は何やっても、似合うなあ。この人、確か飛行機持ってるんですよね。文珍と同じやな。

座頭市 9/14 MOVIX京都シアター3
★★★★★
→たけしの映画で一番好きな映画かもしれない。珍しく、脚本もしっかり書けてるしね。黒澤がどうのこうのと言うのは話半分に聞いておくとしてこの人と三池は日本映画を代表する監督になっていくでしょう。他がもっと頑張らんとあかんと思うけどね。

ロボコン 9/15 京極東宝3
★★★
→国民的美少女やホリプロスカウトキャラバンに比べるとマイナーな感が否めない東宝シンデレラの長澤まさみの為に作られたアイドル映画。(別にけなしてるわけではナイ。)長澤まさみは昨年の連ドラに出演したし、東宝の映画にもコンスタンスに出てますが、知名度はまだまだですね。可愛いんだけどね、いかんせん地味なんだわな。で、この映画なんですがアイドル映画というより、青春映画で実質の主役は小栗旬演じる航一君です。ロボコンに興味がある人にはとても面白い映画だと思う。ただ、演出がやや緩慢。もっとテンポよく、まとめてよかった。この秋の目玉はこれと「座頭市」ですね。「ゲロッパ!」なんか行かんでええです。

コメント

お気に入り日記の更新

日記内を検索