考えてみたら今月の前半って4本しか見てへんやん!しかも先週末は何年かぶりに映画見ない週末になったし。まあスカパー導入とかで忙しかったんだけど。なんだか最近、仕事以外に色々忙しいですが今月もとりあえず10本のノルマだけは達成したいと考えてる次第。そして来月には湯布院映画祭行くぞ!

 今月後半は見損ねた映画「メラニーが行く!」とか「六月の蛇」とかを細かく拾っていくつもり。それから「すてごろ」は絶対に行く。「踊る2」と「T3」は当分、先。

オード・ヴィ 7/2 第七芸術劇場

→篠原哲雄という人の才能はあんまり美人でもない人でも魅力的に撮れるというところにあると思う。映画ファンの心をがっしりつかんだ「月とキャベツ」にしても演技はさっぱりで顔も今ひとつだった新人の女の子を綺麗に見せていた。彼の作品は作品の質としてはイマイチであるが妙に印象に残っているのは女の子を可愛く撮れるからだろう。「死者の学園祭」なんて最後の深田恭子が自転車をこぐシーンしか覚えておらん。そうした才能は実に大切にすべきなのに何をトチ狂ったか、「木曜組曲」で女優をわざとブサイクに撮りやがった。そうした自分の才能に飽きたのか、と思えたが富田靖子だけをなめるように撮っていた。そうか、もしかしてこいつはブサイクオタクなのか。富田靖子を目立たせる為に他の女優をブサイクに撮ったと考えると何となくあの作品の出来の悪さも納得がいった。そして今作であるが、脚本が死ぬ程酷く、結論は酒好きの楽しい話、という3行ほどの脚本を無理やり膨らませた、愚にもつかんやっつけ仕事で銭を払う映画ではない。ただ、篠原監督の研究は続いており、あろうことか婆さんをいい女に見せるという仕事に挑戦している。ただ鰐淵晴子が年の割りに綺麗とは言え、婆さんは婆さんであり、篠原のやろうとしていることは蛇に縄跳びをさせるほど難しく、何をさせたいのかさっぱりわからん。それに力をこめすぎたせいか、綺麗な女の子は一人もおらず、印象に全く残らん映画になった。あ、松重豊が燃えるシーンは笑えたけどね。なんだかんだ言ってもファンなんで、ぜひとも奮起を願いたい。

バトル・ロワイアル? 7/5 大宮東映
★★★★★
→大ヒットしてるらしいので、心配する必要はないが大画面で竹内力を見れるだけでも値打ちがあるのでぜひ見て欲しい。映画自体は稚気に溢れた、愛すべき失敗作なんであるが今まで竹内力を知らなかった人には竹内力を知る、いい機会です。そして少しは日本映画に興味を抱いてください、おながいします。

シティ・オブ・ゴッド 7/8 テアトル梅田
★★★★★
→いやこれは面白かった。二時間近くある時間も全く気にならず、夢中で見てしまった。登場人物も割りと多いが全く、苦も無く見せてくれる。すごい。これは現代の「仁義無き戦い」だ。深作が死ぬまでに一度見せたかった。登場人物のほとんどが10代であっけなく死んでいく救いのない映画なんだがスタイリッシュな映像と突き抜けた明るさが同居した演出で見せてくれる。そこにはビシリとした脚本が通っている。ブラジルの大統領が「面白いから見なさい」と国民に勧めたのも納得だわ。どうしてこの映画が意外に公開規模が小さいのか。心ある劇場主はこの映画と「仁義無き戦い」の二本立てを企画しなさい。絶対にオススメ。何があっても見るべし!

最も危険な 刑事まつり 7/11 PLANET studyo+1
★★★
→関西映画ファンのメッカであるPLANET studyo+1に初めて行って来ました。20人も入ったらいっぱいになる映画館に名うての映画ファンが集まる光景というのは、ゾクゾク来るのですがこんなところに私のような初心者がいていいのでしょうか、と思うがまあいいんでしょう。思いつきとノリで始まった「掲示まつり」も遂に3作目とのことで一作目よりかはずっと面白かったです。一番面白かったのは「汁刑事」かな。山下監督の「バカのハコ船」は本当にどこかで見ないといかんね。それから「続・名探偵刑事」、「ウルトラマソ刑事」「行列のできる刑事」が及第点。特に「行列のできる刑事」の監督は全くの新人監督らしいですが、いいセンスをしております。


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