今週は昨日に深作まつりを更新しましたので、一般映画の感想は水曜日か木曜日にお送りします。多分、日本映画です。いつになるか、決めてませんが「ゆきゆきて、神軍」もやりますのでお楽しみに。久々にCD借りましたが「クレイジーケンバンド」最高ッスね。んでは6月の後半に見た映画の感想のはじまり、はじまり。

 星による評価は映画館で見るにふさわしい映画か、という基準でつけてます。極端な話、めっちゃつまらん映画でも映画館で見るべき映画であるときには星5つつけます。「ロード・オブ・ザ・リング」のような大画面で見たい映画などは必然的に5つ星になります。

★★★★★・・・仕事休んでもメシ二食抜いても映画館で見る価値あり。
★★★★・・・・列に並んでも見る作品。ぜひスクリーンで見てください。
★★★・・・・・映画館で見ても損はなし
★★・・・・・・別にWOWWOWでもいいか。
★・・・・・・・金払うのがあほらしゅうなる。

8Mile 6/21 ナビオTOHOプレックス(シアター7)
★★★★★
→いや面白かった。ミュージシャンの自伝を映画化するって聞いた時に絶対につまらんと思ったんだけど、あくまで一つの映画に徹していたのがよかった。主人公のエミネムも決してカッコいい男じゃなくて、ホワイトトラッシュである自分にコンプレックスを感じて一歩も踏み出せない腑抜けで、作品を通じて彼はホワイトトラッシュとして生きていくことを自覚してその一歩を踏み出していく。決して安易なサクセスストーリーではないのだ。ここに至るまで自分の息子に「彼氏がクンニしてくれないの!」と叫ぶビッチ母、「おまえをビックにしてやる」という言葉にだまされてセックスしてしまうバカ彼女に、自分の足を打ち抜くクソビッチな友人と周囲はクソばっかりの中で彼は格闘するのだ。自分で何ができるか、と彼は苦悩する。人生は苦悩の連続で、決してこれは他人事でないのだ。さらにこの映画では黒人からも白人からもゴミ扱いされるホワイトトラッシュの存在を、聖林と書いて「人種差別がない絵空事の世界」と読む世界で描いた画期的な作品である。絶対に見ろ!

女はバス停で服を着替えた 6/21 第七藝術劇場
★★
→これ確か舞台挨拶があって小沼監督と戸田菜穂が来てて映画館はいっぱいだった。言うことはなんかアホっぽかったがやはり美人は美人なんだなあ、、と思わず感心してしまいました。でも僕としては中村麻美に来てほすかった。。

☆教育映画「悲しみは消えない〜飲酒運転の代償〜」 6/22 京都運転免許試験場

→3年前に起こした駐車禁止のせいで120分も講習を受けさせられ、しかも金を取られたので腹いせにそのときに見せられたビデオ映画を鑑賞本数に加えてやることにする。1700円も撮られた。妻の遺書からというダウナーな始まり方をするこの作品は飲酒運転で人を轢き殺した男の悲惨な人生をたどったもので、しかもありえる内容なだけでとっても厭な気分にさせられますた。飲酒運転は止めようネ。みんな。

マトリックス・リローデッド 6/23 梅田ブルク シアター1
★★★★★
→作品の出来は実はそんなによくないのだが、やはりこの映画は映画館でじっくり見る映画だと思う。前作はアクションに添え物としてつけられた理屈が滅法、(私には)面白く大いにハマったのだが、今作は理屈が増量してアクションが添え物になってしまった感じがして少々くどい感じがした。恐らくすごい深い内容の映画なんだろうが見終わってからの印象となると「う〜ん。。。エージェントスミスがいっぱい」になってしまうんじゃないだろうか。それからネオが界王拳使ってましたね。それからジェロニモ式心臓マッサージも。知ってたんでしょうか?

神に選ばれし無敵の男 6/23 テアトル梅田2

→ナチス政権成立直前に現れた謎の預言者(少し違うが)現るというストーリーからおそらくティム・ロスが主役だと思いきや、開始30分は田舎に住むユダヤ人のデブのたらたらしたストーリーが続き、やっとティムロスが出てきたと思ったらなんと主演じゃないのだ。で、途中でティムロスは死んでしまい、ユダ公が自分の足に錆び釘を打ち込んで破傷風で死ぬという、何を言いたいのかよくわからんラストで終わった。つうか、この映画の主題は何だ?「錆び釘には注意しな」ってことかい?なお、これは実話らしく彼は英雄らしいが「ナチスと戦う為に体を鍛えよう」とか見当違いのこと言ってて、戦争はじまった時には死んでた奴がなんで英雄になるんだ?つまらん!おまえの映画はつまらん!

北京ヴァイオリン 6/28 MOVIX京都シアター5 
★★★★
→ストーリーはよくありそうなんだが、後半をひねって見事な傑作になりました。大作ばかりの印象があるチェン・カイコーですがこうした作品も撮れるのですね。久々に映画にひたらしていただきました。

沙羅双樹 6/28 京極弥生座
★★
→私は河瀬直美の映画って正直苦手だけど、日本を代表する監督の一人だと思うよ。相変わらずストーリー軽視の「わかる人だけわかったらええ」的な撮り方だけど今回はどういうストーリーかわかった。(但し、終盤に。)いつもの演技を封印して市井のオッサン役に徹した生瀬の演技は充分な幅広さを確認できた、すごいや。全くの素人の女の子がなかなか可愛い。序盤のパンチラはサービスカットやったんやろうか。もしそうなら河瀬さんも大分、変わったんだろうけど多分、偶然。

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