勤め出してあと少しで三ヶ月のペーペーですが、本日は有休を頂きました。免許の更新でも行こうかと考えていたのですが日曜日に行ってしまい、フリーな1日でした。久々の平日のお休み!何をしようかな。。と思ったのですが、まあ結局、映画に落ち着きました。厭やわ。。遊び方知らん人みたい。

 平日ならばまあ混んでないだろうと「マトリックス・リローデッド」を梅田ブルクに見てきました。で、今日はその感想を。。と思ったのですが、内容が少し難しすぎて私には処理できませぬ。「マトリックス」ってね。めちゃくちゃ哲学的なんですよ。前作も一回見た時には全然わからんかったもん。劇場で3回見てビデオで5回見てやっとマトリックスの意味がわかってきて、映画秘宝の町山さんの記事を読んでようやく理解しきりました。

 けど、リローデッドはもっと難しいの。誰がプログラムで人間なんかもよくわからんし。「2001年宇宙の旅」みたいなシーンもあるし。もう一回見てきてから感想書きます。でも二度目に行く時にはブームが終わってるだろうし、(映画館がいっぱいで入れない)書かないと思います。多分。と言うか、まずパンフ買います。パンフでかすぎてカバンに入らんかったんで買わなかったのね。。少しでかすぎないか?これは何か?持ち歩いて宣伝しろということか?

 で、何にしようかなと思ったのですが土曜日に舞台挨拶を見てきた「女はバス停で服を着替えた」の感想を書きます。これ、東京の公開は今年の3月で北海道で先行で11月に公開終わってるのね。いつも思うことですが、東京が羨ましい。東京と公開時期が一緒になる場合もあるんですが日本映画は大体、公開時期がずっと後ろになってしまう。公開されるだけマシなんだろうけど、この映画も第七芸術劇場でロードショー公開は一週間(その後はレイトショー)だけ。何とかならんのかね。増えるどころか、減ってるのが今のミニシアター界ですしね。

 舞台は帯広市の側にある鹿追という小さな町。北海道の田舎町って感じでガラガラの道路と牧場以外は何にもなさそうな町。ここに一人の女がバスでやってきます。戸田菜穂演じるミズエという女性です。彼女はこの町に住む、ミツル(これを遠藤憲一がやってる)を訪ねてやってきたのです。ミツルは東京での生活を棄て、この鹿追で亡き弟の夢であった蕎麦屋を始めようとしていたのです。再会する二人ですが、ミツルの態度はどこかぎこちない。ミズエは死んだ弟の彼女でした。そしてミツルのダンスパートナーでした。そして。。やがて彼女はこの鹿追で生活を始めるがミツルは彼女を避け続ける。。

 監督はロマンポルノの名手、小沼勝。近年、久々に手がけた「NAGISA/なぎさ」でベルリン国際映画祭で賞を受けるなど高い評価を受けました。今回の作品ではそのものズバリのセックスシーンはありませんが、サルサのシーンが妖艶なこと。あえぎまくる戸田菜穂にアドレナリン出しまくりの遠藤憲一。すごい!

 実は二人は男と女の仲になっており、遠藤憲一はずっと弟がそのことに悩んでしまったと考えてる。それに対し、戸田菜穂は「いつまで死んだ人に縛られてるのよ!」と苛立ちをストレートにぶつけます。過去というものはどこで振り切るか、それを早く振り切れるかいつまでもズルズル引っ張っる人に分かれます。生き方としては前者の方が利口なんですが振り切れないのも何となくわかる。経験したことないから、よくわかんねえや。

 中村麻美が「星に願いを。」に引き続いて(・∀・)イイ!!。(そういやあれも北海道が舞台だったな)徐々に頭角を現してきましたね。これからも楽しみです。

監督:小沼勝、脚本:長谷川弓子、安倍照男、村上修 撮影:鈴木耕一
出演:戸田菜穂、遠藤憲一、中村麻美、片桐夕子、モロ師岡、北村和夫

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