【中国映画】国姓爺合戦【国策映画】
2002年12月9日 この土日は天気が悪かった。。
なんか土日しか休みないと本当に不便やな、と思う。まあ仕方ないんだけど。それでもなんだかんだ言いながら週末に4本も映画見てるんですから暇やったんやな、今週も。
クリスマスが近づいて独り者が道歩くにはつらい季節になりましたががんばって映画見るぞ。今年ももう83本見てます。今年は80本は無理かなと思いましたが90本近くは行くかな。今はまだ質より量だと思うので金と暇が続く限り、見続けます。
土曜日に朝日シネマで公開された「国姓爺合戦」を見に行ってきました。江戸時代初頭、中国の明が滅亡します。その家臣の遺児・鄭成功は清から逃れ、当時オランダに支配されていた台湾に進駐。見事にオランダ人を追い出して台湾を占領します。
この物語は日本では天才ストーリー・テラーである近松門左衛門によって浄瑠璃芝居になりました。というのもこの鄭成功の母親は平戸に住む日本人。芝居では「和唐内」という、中国と日本の合いの子という名前の意味になっています。
現在でも歌舞伎やお芝居になっています。映画においては戦前の1940年に市川右太衛門で映画化されています。今回は中国と日本の合作となっていますが実質的には中国の作品と言ってもいいでしょう。
一言で言うとこの映画は「娯楽映画」ではなくて「歴史映画」だと思います。いわば「そのとき、歴史が動いた」で使われる再現フィルムです。しかも作品中、何回も「台湾の民は中国人です」という言葉が出てきて昨今の台湾情勢を考えると、かなりの政治臭さも感じます。なんだかんだ言っても中国では映画はまだ国策映画で作家性は非常に少ない。この映画にも人民軍が撮影に参加していますし。
その代わりスケールは大きい。戦争のシーンは本当に迫力がありますし、芝居もできている。監督は有名な人なんだそうですが「始皇帝暗殺」ほどインパクトのある作品にはなっていません。清に下る父親との葛藤もありますが、そこもあっさり流してしまう。人間臭い人物と言ったら鄭成功を殺そうとする昔の部下ぐらいかな。
あと大真面目に撮り過ぎて、笑えるシーンもいっぱいあります。一ヶ所だけCG使ってるのですが、はっきり言うてダサイ。私の後ろに来ていた女性三人組はよくコロコロお笑いになっていました。頼もしい。
なんか土日しか休みないと本当に不便やな、と思う。まあ仕方ないんだけど。それでもなんだかんだ言いながら週末に4本も映画見てるんですから暇やったんやな、今週も。
クリスマスが近づいて独り者が道歩くにはつらい季節になりましたががんばって映画見るぞ。今年ももう83本見てます。今年は80本は無理かなと思いましたが90本近くは行くかな。今はまだ質より量だと思うので金と暇が続く限り、見続けます。
土曜日に朝日シネマで公開された「国姓爺合戦」を見に行ってきました。江戸時代初頭、中国の明が滅亡します。その家臣の遺児・鄭成功は清から逃れ、当時オランダに支配されていた台湾に進駐。見事にオランダ人を追い出して台湾を占領します。
この物語は日本では天才ストーリー・テラーである近松門左衛門によって浄瑠璃芝居になりました。というのもこの鄭成功の母親は平戸に住む日本人。芝居では「和唐内」という、中国と日本の合いの子という名前の意味になっています。
現在でも歌舞伎やお芝居になっています。映画においては戦前の1940年に市川右太衛門で映画化されています。今回は中国と日本の合作となっていますが実質的には中国の作品と言ってもいいでしょう。
一言で言うとこの映画は「娯楽映画」ではなくて「歴史映画」だと思います。いわば「そのとき、歴史が動いた」で使われる再現フィルムです。しかも作品中、何回も「台湾の民は中国人です」という言葉が出てきて昨今の台湾情勢を考えると、かなりの政治臭さも感じます。なんだかんだ言っても中国では映画はまだ国策映画で作家性は非常に少ない。この映画にも人民軍が撮影に参加していますし。
その代わりスケールは大きい。戦争のシーンは本当に迫力がありますし、芝居もできている。監督は有名な人なんだそうですが「始皇帝暗殺」ほどインパクトのある作品にはなっていません。清に下る父親との葛藤もありますが、そこもあっさり流してしまう。人間臭い人物と言ったら鄭成功を殺そうとする昔の部下ぐらいかな。
あと大真面目に撮り過ぎて、笑えるシーンもいっぱいあります。一ヶ所だけCG使ってるのですが、はっきり言うてダサイ。私の後ろに来ていた女性三人組はよくコロコロお笑いになっていました。頼もしい。
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