サイン

2002年11月6日 洋画全般
 なんかヒットしているようですが、これはメル・ギブソンが主演でなく、ミニシアター配給だったら、3ヶ月ほど走って、映画ファンの間で少し話題になって終わる映画だと思います。

 こういう映画は感想が書きにくいのです。だって何を書いてもネタバレになる可能性を含んでいるからです。(まあシャマランの映画は全部そうですが)監督がこの映画を大真面目に撮ってるのか、それか「発狂する唇」みたいなスタンスで撮っているのか、わかりませんが、大真面目に解釈すると全ての出来事には意味がある。監督は少なくともそう考えている。おすぎが「これは宗教の映画」と言うておりましたが、そう言えばそうかもしれません。

 「マグノリア」に近いですが、「マグノリア」は「人生って何が起こるかわからない。だから面白い」という爽快感を持っているのに対し、「サイン」は「人生の不可解なことにも全て意味がある。だから神に感謝しなさい」という“畏敬”を示した「道徳の映画」みたい。

 私の身近でくすくす笑ってる方がいらっしゃいましたが確かに笑えるポイントは多い。「よーし。パパは今日、ベーコン・ハンバーガー食べちゃうぞ!(2ちゃんねる風)ベーコンたっぷりのせてやる!ホアキン!おまえは何が欲しい」「あー。。。テリヤキ」の件(くだり)とか子供の読んでる宇宙に関する本が小さな本屋の倉庫で眠っていた本で作者が「異端者科学者グループ」(失業者が書いた本か、というシュートなツッコミがあり)で内容もトンデモだったり、ホアキンが陳腐な宇宙人映像に怯えたり。。

 まあとりあえず一度、ごらんになることをお薦めします。

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