【映画評】贅沢な骨【麻生久美子、万歳】&中信立てこもり、追突事故
2002年12月26日 悲惨な年を毎年レコードのように積み重ねていく昨今の今年最後の事件は立てこもり事件だ!そういや今年はそんなに大きな事件なかったよな。しかも京都!3日に1人は線路にダイブする関西において不景気を原因にか、中小企業のオッサンがコルトをぶら下げ信用金庫に立てこもり。
やつがれ、用があって四条に出たのだが烏丸が騒がしい。と思ったらこれであった。他県は知らぬこと。京都において京都中央信用金庫は預金量が全国の信用金庫トップで地銀の京都銀行に肉薄する。御指名されとった理事長がなかなかのやり手。バブル崩壊後、あっという間につぶれた信用金庫をスクラップアンドビルドで日本一の信用金庫に踊り出た。職員に罪の意識はなかろう、なかろうが武富士バーベキュー事件を挙げるにあたわず、金融業は恨まれる商売であるのは「ベニスの商人」でシャイロックが金も返してもらえずにほうほうの体で逃げ延びたを挙げるにあたわず、自覚せねばなりませんでしょう。何故か中小企業の親父が借金でモメて立てこもり、と聞いた時に「よし!」と思ったのはヤツガレ、1人ではありますまい。
これも他県は知らぬこと。ここのやり口を公開するとまあ10万ヒットは超えるホームページは作れるでしょうが、(中信残酷物語)誰かやってくだしゃんせ。
名前が徳田。推量の域は出まいが奄美大島の出身でありますまいか?昭和10年代、奄美大島には大飢饉が襲い、蘇鉄地獄という言葉がうまれた。蘇鉄は死ぬ程まずく、絶対に食えるものではない。それを食うまでの飢えた。奄美大島の人は故郷を棄て、大挙関西に職を求めた。奄美大島の人は大変差別したらしい。その血を引いた者ならば簡単には降伏しますまい。
失態続きの京都府警、グリコ森永のかいじん二十一面相にアホ呼ばわり、数年前には被疑者を自殺に追い込んだ。今度こそは快挙なるか?「あかんやろなあ」と京都市民は口を揃えていわはります。とにかく死人が出なきゃよろしゅおまんなあ。
本家の方を更新しました。よかったら見てやってね。
こんなシャシンは逝ってよし!(厭映画)
http://www.nkyo.net/~tetorapot/movie_hate.htm
余は如何にして映画好きになりしか(映画履歴)
http://www.nkyo.net/~tetorapot/movie_all.htm
私の好きな俳優、監督(映画プロフィール補足)
http://www.nkyo.net/~tetorapot/movie_haiyu.htm
これでほぼ映画プロフィールは書き終わりました。厭映画のコーナーは更新しない方がよかったかなあ。まあいいか
本日はクリスマスであると同時にゴト日。しかも年末ということもあって車の量が半端じゃなかった。ということをたかだか歩いて20分の駅前にメシを食うために車を出してから気付いた。
あちゃーしくったかな、と思ったとたんにドスンと鈍い衝撃。車がオカマされていた。ちょっとへこんだだけでたいしたことはちっともなかったし、ケガしなかったのが幸いだったんだけどね。数年前、この25日に祖父が危篤になり、よく26日に亡くなった経緯も踏まえて、ロクな日じゃない。
関西の首長は理想主義者かヤクザかどっちかに分別されますが、豊郷町の町長というのは完全にヤクザですな。こんなんでも町議を20年近くやってた、と言う。こんなんでもできるんですね、田舎の町議は。こんなんでも町長である限り、何を起こすかわからんですからとっとと辞めさすと同時に「政治なんか誰がやっても一緒や」という認識をいい加減に改める必要があるんじゃないですか。
「地方の時代」とか昨今言われてますがこの親父と言い、長野県議会と言い、こいつらに任せてどうなるものか、という危惧はある。何だかんだ言うても中央官僚は優秀ですよ。少しでも「地方の時代」を信ずるならば土方崩れのヤクザか落下傘候補を安易に首長にしてはいけないのです。結局、損するのは私達ですから。ついでに言うと行政に自浄能力はありません。面倒くさくても政治から変えていかないと無理でしょうね。長野みたいに。
さてと映画の感想でございます。久々に映画の感想書くと筆が進まないなあ。。と思いながら昨日は書いておりましたがやっぱり出来はあんまりよくないですね。今日もどうなることやら。。最近、映画見てないんで(ここ4日)あんまり書くこともないんですけどね。昨日が「ロックンロールミシン」でしたので今日はビデオで見た「贅沢な骨」。これビデオ屋で回転率がめちゃくちゃいいんだそうです。私は去年、これを東京のテアトル新宿レイトショーで見ております。そのときもレイトショーでめちゃくちゃ長く上映されてました。監督は行定勲。主演は麻生久美子でつぐみと永瀬正敏が出ております。
私は麻生久美子のファンでほとんどの作品を見てますが(「命」除く)正直、映画には恵まれてない。役柄も「死ぬ」「犯される」ばっかりでまともな役があんまりない。デビュー作(厳密に言うとデビューではない)の「カンゾー先生」では主役級なれど田口トモロヲに犯されてたしな。。。もっと売れてもいいと思うのに、もう一つパッとしない。「赤影」(私は嫌いだけど)「回路」で少しは知名度が上がりましたが、来年こそはもっと売れて欲しい。
ただまあ、麻生久美子はまだよくて、つぐみなんかもっと変な役やらされてますけどね。「ねじ式」「月光の囁き」という変態映画で妙な癖がついたのか、内田春菊みたいになってますね。「ハッシュ!」の超自己中な身障役はもう強烈でした。
ミニシアター公開の映画には珍しくグッズが発売されています。劇中に流れる架空のバンドの歌(永瀬が歌っている)と永瀬が撮影したこの映画の写真集。つぐみと麻生久美子がたっぷり楽しめます。
す い ま せ ん か い ま す た。
都内のマンションで同居するミヤコ(麻生久美子)とサキコ(つぐみ)の二人。麻生久美子はホテトル嬢で稼いでいる。彼女は不感症でこの商売が苦ではなかった。しかし、始めてイってしまう。彼女をイかせたのはシンタニ(永瀬正敏)と名乗る不思議な男。一方、父親の再婚に反対して家出をしたサキコは鬱状態で自殺を図って大怪我をしてしまう。退院して帰宅するとそこには同棲している二人が。ある日、サキコはシンタニと寝てしまうが。。。
麻生久美子もつぐみもいいのですが永瀬が思った以上によかったです。最近、マイク濱みたいな役ばっかりだったのですがこういう役も似合うなあ。俳優は頑張ってますが脚本がちっとも追いついてない。結局、何が言いたいのかがよくわからない。二回見てもわからんかった。非常に濡れ場が多い映画ですが、どれも中途半端に終わってしまいます。多分、苦手なんでしょう。もっと面白くなっただろうに。。残念です。まあいっぺん見てみよし。写真集も確か市販されていました。こっちの方が買いかもね。
やつがれ、用があって四条に出たのだが烏丸が騒がしい。と思ったらこれであった。他県は知らぬこと。京都において京都中央信用金庫は預金量が全国の信用金庫トップで地銀の京都銀行に肉薄する。御指名されとった理事長がなかなかのやり手。バブル崩壊後、あっという間につぶれた信用金庫をスクラップアンドビルドで日本一の信用金庫に踊り出た。職員に罪の意識はなかろう、なかろうが武富士バーベキュー事件を挙げるにあたわず、金融業は恨まれる商売であるのは「ベニスの商人」でシャイロックが金も返してもらえずにほうほうの体で逃げ延びたを挙げるにあたわず、自覚せねばなりませんでしょう。何故か中小企業の親父が借金でモメて立てこもり、と聞いた時に「よし!」と思ったのはヤツガレ、1人ではありますまい。
これも他県は知らぬこと。ここのやり口を公開するとまあ10万ヒットは超えるホームページは作れるでしょうが、(中信残酷物語)誰かやってくだしゃんせ。
名前が徳田。推量の域は出まいが奄美大島の出身でありますまいか?昭和10年代、奄美大島には大飢饉が襲い、蘇鉄地獄という言葉がうまれた。蘇鉄は死ぬ程まずく、絶対に食えるものではない。それを食うまでの飢えた。奄美大島の人は故郷を棄て、大挙関西に職を求めた。奄美大島の人は大変差別したらしい。その血を引いた者ならば簡単には降伏しますまい。
失態続きの京都府警、グリコ森永のかいじん二十一面相にアホ呼ばわり、数年前には被疑者を自殺に追い込んだ。今度こそは快挙なるか?「あかんやろなあ」と京都市民は口を揃えていわはります。とにかく死人が出なきゃよろしゅおまんなあ。
本家の方を更新しました。よかったら見てやってね。
こんなシャシンは逝ってよし!(厭映画)
http://www.nkyo.net/~tetorapot/movie_hate.htm
余は如何にして映画好きになりしか(映画履歴)
http://www.nkyo.net/~tetorapot/movie_all.htm
私の好きな俳優、監督(映画プロフィール補足)
http://www.nkyo.net/~tetorapot/movie_haiyu.htm
これでほぼ映画プロフィールは書き終わりました。厭映画のコーナーは更新しない方がよかったかなあ。まあいいか
本日はクリスマスであると同時にゴト日。しかも年末ということもあって車の量が半端じゃなかった。ということをたかだか歩いて20分の駅前にメシを食うために車を出してから気付いた。
あちゃーしくったかな、と思ったとたんにドスンと鈍い衝撃。車がオカマされていた。ちょっとへこんだだけでたいしたことはちっともなかったし、ケガしなかったのが幸いだったんだけどね。数年前、この25日に祖父が危篤になり、よく26日に亡くなった経緯も踏まえて、ロクな日じゃない。
関西の首長は理想主義者かヤクザかどっちかに分別されますが、豊郷町の町長というのは完全にヤクザですな。こんなんでも町議を20年近くやってた、と言う。こんなんでもできるんですね、田舎の町議は。こんなんでも町長である限り、何を起こすかわからんですからとっとと辞めさすと同時に「政治なんか誰がやっても一緒や」という認識をいい加減に改める必要があるんじゃないですか。
「地方の時代」とか昨今言われてますがこの親父と言い、長野県議会と言い、こいつらに任せてどうなるものか、という危惧はある。何だかんだ言うても中央官僚は優秀ですよ。少しでも「地方の時代」を信ずるならば土方崩れのヤクザか落下傘候補を安易に首長にしてはいけないのです。結局、損するのは私達ですから。ついでに言うと行政に自浄能力はありません。面倒くさくても政治から変えていかないと無理でしょうね。長野みたいに。
さてと映画の感想でございます。久々に映画の感想書くと筆が進まないなあ。。と思いながら昨日は書いておりましたがやっぱり出来はあんまりよくないですね。今日もどうなることやら。。最近、映画見てないんで(ここ4日)あんまり書くこともないんですけどね。昨日が「ロックンロールミシン」でしたので今日はビデオで見た「贅沢な骨」。これビデオ屋で回転率がめちゃくちゃいいんだそうです。私は去年、これを東京のテアトル新宿レイトショーで見ております。そのときもレイトショーでめちゃくちゃ長く上映されてました。監督は行定勲。主演は麻生久美子でつぐみと永瀬正敏が出ております。
私は麻生久美子のファンでほとんどの作品を見てますが(「命」除く)正直、映画には恵まれてない。役柄も「死ぬ」「犯される」ばっかりでまともな役があんまりない。デビュー作(厳密に言うとデビューではない)の「カンゾー先生」では主役級なれど田口トモロヲに犯されてたしな。。。もっと売れてもいいと思うのに、もう一つパッとしない。「赤影」(私は嫌いだけど)「回路」で少しは知名度が上がりましたが、来年こそはもっと売れて欲しい。
ただまあ、麻生久美子はまだよくて、つぐみなんかもっと変な役やらされてますけどね。「ねじ式」「月光の囁き」という変態映画で妙な癖がついたのか、内田春菊みたいになってますね。「ハッシュ!」の超自己中な身障役はもう強烈でした。
ミニシアター公開の映画には珍しくグッズが発売されています。劇中に流れる架空のバンドの歌(永瀬が歌っている)と永瀬が撮影したこの映画の写真集。つぐみと麻生久美子がたっぷり楽しめます。
す い ま せ ん か い ま す た。
都内のマンションで同居するミヤコ(麻生久美子)とサキコ(つぐみ)の二人。麻生久美子はホテトル嬢で稼いでいる。彼女は不感症でこの商売が苦ではなかった。しかし、始めてイってしまう。彼女をイかせたのはシンタニ(永瀬正敏)と名乗る不思議な男。一方、父親の再婚に反対して家出をしたサキコは鬱状態で自殺を図って大怪我をしてしまう。退院して帰宅するとそこには同棲している二人が。ある日、サキコはシンタニと寝てしまうが。。。
麻生久美子もつぐみもいいのですが永瀬が思った以上によかったです。最近、マイク濱みたいな役ばっかりだったのですがこういう役も似合うなあ。俳優は頑張ってますが脚本がちっとも追いついてない。結局、何が言いたいのかがよくわからない。二回見てもわからんかった。非常に濡れ場が多い映画ですが、どれも中途半端に終わってしまいます。多分、苦手なんでしょう。もっと面白くなっただろうに。。残念です。まあいっぺん見てみよし。写真集も確か市販されていました。こっちの方が買いかもね。
【映画評】ロックンロールミシン【監督:行定勲】
2002年12月25日 「ロックンロールミシン」という題名と監督、行定勲と聞いて浮かんだのは「ははあ、こりゃバンドの映画やな」という勝手な思い込みでありました。しかしながらこれは間違い。本当は服飾のインディーズブランドの世界を舞台にした若者の群像劇であります。見に行くのかどうか迷ったのですが結局、最終日のレイトショーで見てきました。先ほども書きましたが監督は行定勲監督。昨年は「GO」というすごい映画を撮りました。「GO」は在日社会という厄介な問題を痛快な青春活劇に仕立て上げた画期的な作品ですが、さて今回の作品はどうか。行定監督の作品を私は「GO」以外に「贅沢な骨」と「ひまわり」を見ていますが正直面白くなかった。描きたいことはわかるのですが、あまりにも真剣に撮っているので小ネタやちょっとした脱線が一切無いのです。だから正直、つまらなかった。「GO」の後に撮った「私立探偵 濱マイク 〜第4話‘サクラサクヒ’」もテレビドラマ「タスクフォース」もちっとも面白くなかったしね。
サラリーマンのケンジは街中で高校の頃の同級生でインディーズブランドを作っているリョウイチに出会う。仕事に行き詰まりを感じていたケンジは組織に縛られることなく、自由に生きているリョウイチに憧れ、リョウイチが作ったサークル「ストロボラッシュ」の活動に惹かれていく。どんどん会社がつまらなくなっていくケンジ。些細なことで上司が殴ってしまい、会社を辞めてしまうことになる。ケンジはサークル内でマネージャー的な仕事を請け負うことになり展覧会への出店を提案するが。。
私も会社を辞めた組ですが自由な暮らしにはそれだけの制約が付きまといます。フリーというのは組織からもフリーですが、同時に収入からもフリーなのです。主人公のケンジは自由な生活に憧れて、この世界に入るわけですが壁にぶつかってしまいます。本当に好きなことをやるのには相当の覚悟がいるのです。これはまあ全てのアーティストと言われる人が痛感していることだと思いますが。
映画全体ですが思ったよりも面白かったです。つぐみを劇中のへんてこりんなドラマの登場人物に使うという工夫も面白い。これからもこういう作品を撮ってくれる、といいんやけど。スペシャルサンクス、おちまさとが謎です。メガネキャラいたかな?
サラリーマンのケンジは街中で高校の頃の同級生でインディーズブランドを作っているリョウイチに出会う。仕事に行き詰まりを感じていたケンジは組織に縛られることなく、自由に生きているリョウイチに憧れ、リョウイチが作ったサークル「ストロボラッシュ」の活動に惹かれていく。どんどん会社がつまらなくなっていくケンジ。些細なことで上司が殴ってしまい、会社を辞めてしまうことになる。ケンジはサークル内でマネージャー的な仕事を請け負うことになり展覧会への出店を提案するが。。
私も会社を辞めた組ですが自由な暮らしにはそれだけの制約が付きまといます。フリーというのは組織からもフリーですが、同時に収入からもフリーなのです。主人公のケンジは自由な生活に憧れて、この世界に入るわけですが壁にぶつかってしまいます。本当に好きなことをやるのには相当の覚悟がいるのです。これはまあ全てのアーティストと言われる人が痛感していることだと思いますが。
映画全体ですが思ったよりも面白かったです。つぐみを劇中のへんてこりんなドラマの登場人物に使うという工夫も面白い。これからもこういう作品を撮ってくれる、といいんやけど。スペシャルサンクス、おちまさとが謎です。メガネキャラいたかな?
【謝罪】明日、更新します。
2002年12月23日更新が遅れて申し訳ないです。
明日は更新します。
金曜日ですが朝から大阪の扇町ミュージアムスクエアにて怪奇映画「マタンゴ」を見たあと、天六のホクテン座にて「KUMISO」「龍虎兄弟」。その後、京都に引返してみなみ会館にて「ロックンロールミシン」を見ると忙しい一日でした。しかも帰ろうと思い、京都駅に向かうと電車止まってやがんの。結局帰ったのは12時近かった、というエライ日でした。トホホ。関西では通算すると3日に一人は投身自殺しているそうです。別に自殺するのはいいのですが、人に迷惑かけるのはマジによしてください。お願いします。「椿山課長の七日間」によると自殺の理由を審査して「死ぬに足る理由」でないならば、もう一回人生を繰り返させられるそうです。。。もっと下等動物としてね。
中村が結局近鉄残留ですか。いいんじゃないですか。ノリなんてセリーグに来てもせいぜい種田クラスのバッターですから。二宮さんが「朝日新聞」で書いてましたがFAというのは本来、選手が本当に好きな球団に行くために使われた制度だったのに、中村は結局年俸査定の手段に使ったわけです。別に中村が始めてじゃないですけどね。そう考えると清原は純情な奴だったんだよなあ。中村がよく口に出す「中村ブランド」というのは「メジャー移籍を面つかせての年俸査定」だったのですね。何にせよ、広島で言えば町田クラスに30億円もポンと払える近鉄に特急料金だけは払いたくないと本気で思いますた。
明日は更新します。
金曜日ですが朝から大阪の扇町ミュージアムスクエアにて怪奇映画「マタンゴ」を見たあと、天六のホクテン座にて「KUMISO」「龍虎兄弟」。その後、京都に引返してみなみ会館にて「ロックンロールミシン」を見ると忙しい一日でした。しかも帰ろうと思い、京都駅に向かうと電車止まってやがんの。結局帰ったのは12時近かった、というエライ日でした。トホホ。関西では通算すると3日に一人は投身自殺しているそうです。別に自殺するのはいいのですが、人に迷惑かけるのはマジによしてください。お願いします。「椿山課長の七日間」によると自殺の理由を審査して「死ぬに足る理由」でないならば、もう一回人生を繰り返させられるそうです。。。もっと下等動物としてね。
中村が結局近鉄残留ですか。いいんじゃないですか。ノリなんてセリーグに来てもせいぜい種田クラスのバッターですから。二宮さんが「朝日新聞」で書いてましたがFAというのは本来、選手が本当に好きな球団に行くために使われた制度だったのに、中村は結局年俸査定の手段に使ったわけです。別に中村が始めてじゃないですけどね。そう考えると清原は純情な奴だったんだよなあ。中村がよく口に出す「中村ブランド」というのは「メジャー移籍を面つかせての年俸査定」だったのですね。何にせよ、広島で言えば町田クラスに30億円もポンと払える近鉄に特急料金だけは払いたくないと本気で思いますた。
明日はお休みです。
2002年12月19日明日は大阪行ったり京都行ったりでバタバタ
しますので多分更新できませぬ。また日曜日にでも更新致します。
あ、年内に見る映画予定ですが
ハリポタ(昨日見た)
八人の女
AIKI
夜をかけて
火山高
ロックンロールミシン
CQ
青い春
KUMISO
龍虎兄弟
ブレッジ
マタンゴ
木曜組曲
と多分この13本で行きます。
何故これ?という作品も多いですし、雰囲気的にはもっと行きそうな気もしますがまあこのぐらいでとどめておきます。「ごめん」がかなりもう一回見たいんだが。。
新年一発目は
「ギャング・オブ・ニューヨーク」で渋く行こうと思います。
なお明日ですが新世界の映画館に入るという暴挙にチャレンジしてまいります。
韓国大統領選で八代栄太似のオッサンが当選していましたが日本も韓国も苦労人が好きですな
しますので多分更新できませぬ。また日曜日にでも更新致します。
あ、年内に見る映画予定ですが
ハリポタ(昨日見た)
八人の女
AIKI
夜をかけて
火山高
ロックンロールミシン
CQ
青い春
KUMISO
龍虎兄弟
ブレッジ
マタンゴ
木曜組曲
と多分この13本で行きます。
何故これ?という作品も多いですし、雰囲気的にはもっと行きそうな気もしますがまあこのぐらいでとどめておきます。「ごめん」がかなりもう一回見たいんだが。。
新年一発目は
「ギャング・オブ・ニューヨーク」で渋く行こうと思います。
なお明日ですが新世界の映画館に入るという暴挙にチャレンジしてまいります。
韓国大統領選で八代栄太似のオッサンが当選していましたが日本も韓国も苦労人が好きですな
【アメリカ医療残酷物語】ジョンQ・最後の決断【邦題悪すぎ】
2002年12月18日 たとえば、私たちが風邪をひいたとすると保険証を持って病院に行きます。先生のわけのわかったようなわからんような診察の後に、「風邪ですわ」と言われる。「わかっとるわ!こんな腸ねん転、どこにあんねん!」と文句をぶつぶつ言いながら薬をもらって帰る。たとえば1200円を払うとする。あなたが学生だとすると親父さんの扶養家族なので3割負担。実際の金額は4000円。医療保険に2800円負担してもらっているわけです。
日本は国民皆保険を低い税率で達成した、たぐい稀なる国です。様々な問題は含んでいますが現時点においては国民のほとんどが保険証を持っています。では世界ではどうなのか?
この「ジョンQ 最後の決断」はアメリカにおける医療保険について扱っています。アメリカでは国による健康保険の制度はありません。(実際には老人保険と障害者の保険がある)民間の健保会社が競争で行っています。アメリカでは病院に保険会社員がおり、治療方法に首を突っ込んできます。映画の中でアン・ヘシュ演じる院長が「医療は奉仕ではありません」というシーンがあるようにアメリカでは「医は仁術」という言葉がありません。
もっとも、日本と同じで勤め人は会社が保険料の半額をカバーしてくれます。しかし日本と同じで中小企業ではそのような制度がないところが多数あります。貧しさを理由に健康保険に加入できない人がアメリカに4000万人います。一口に4000万人と言いますがこの数字は国民の15%にもなります。
デンゼル・ワシントン演じるジョンは工員さん。不景気の為に半日勤務を余儀なくされている。給料は日本円に直すとたったの200万円足らずで家賃にも事欠く有様。それでも美しい妻とボディビルダーに憧れる子供に恵まれ、楽しい毎日を過ごしていた。そんな彼らに暗雲が垂れ込める。子供が突然倒れ、心不全を宣告される。病院側は移植手術をしなければ、死んでしまうと宣告する。移植には保険が聞かず、莫大な金がかかる。彼には土台、無理な話だった。それどころか、彼が加入している保険は勝手に種類が変えられており、治療費を払うだけで精一杯だった。追い詰められた彼は遂に病院ジャックを決行する。。
実は映画が始まる前にロビーで本を読んでおったのですが、館内から漏れ聞こえる音からラストが容易に予想できてしまいました。トホホ。ボロ映画館め。はっきり言ってストーリーはハリウッド映画らしい、「狼達の午後」をモチーフにした、ベタなお話です。
予告(この予告はストーリー言い過ぎ)からもわかるように「父親」の物語なのですがある意味、社会問題をえぐった作品だと言っていいと思います。冒頭にブッシュの演説シーンがあるところからも現在の「金持ち優遇」な社会制度を痛烈に批判しています。テレビに映ったジャーナリストがつぶやきます。「我々は無駄な金を払うのが厭だった。医療制度問題の原因は我々にある。」このままではいずれ崩壊すると言われる日本の医療制度。いずれ、日本もこの道をたどるのでしょうか。(参考・「文藝春秋」2002年10月号「アメリカ不信」)
【今週見た映画】
☆元禄忠臣蔵 12/14 京都文化博物館映像ホール
→すまん。寝た。
ジョンQ・最後の決断 12/14 美松劇場
→こうした社会派を生み出すのもハリウッド
ゴスフォード・パーク 12/15 京都朝日シネマ2
→30年代のイギリスを舞台にした群像劇。キャラの整理が必要。
ハリー・ポッターと秘密の部屋(吹き替え版) 12/18 MOVIX京都
→一言で言うとめちゃくちゃ楽しみました。
【年末年始の鑑賞予定】
なんかあんまり見たい映画がないなあ。。
金曜日には年末までに見る予定の映画、13本を挙げます。
◎:見に行く ○:時間があれば △:金が余れば ×:誘われても行かない ☆:もう見た
△マイノリティレポート(京都スカラ座)
×ゴジラ×メカゴジラ(京都宝塚)
◎K−19(京極東宝)
×ピーターパン2
→なんか。。ありがち。。
×犬夜叉
→全然知りませんのでパス
◎ギャングオブニューヨーク
→マコーセッシなら行かんとねえ。。
☆たそがれ清兵衛(Movix京都)
☆ハリー・ポッターと秘密の部屋(Movix京都)
×仔犬ダンの冒険(Movix京都)
◎火山高
→なんだかんだ言うても楽しみ
☆ジョンQ・最期の決断(美松)
×サンタクロース・リターンズ
◎AIKI(朝日シネマ)
→最近、ともさかりえがいいので行きます。
△ごめん(朝日シネマ)
→1回見てるんだけどもう一回見たくなった。。
◎ゴスフォード・パーク(朝日シネマ)
→最近、朝日シネマは当たりが多いので期待
○8人の女たち(朝日シネマ)
◎CQ
→期待と不安がない交ぜになっていますが。。
【大阪】
◎龍虎兄弟&KUMISO(ホクテン座)
◎夜を賭けて
→山本太郎、キタ━━━━(゜∀゜)━━━━!!
△木曜組曲
→高評価と低評価が分かれる作品。どうかな。。
【ビデオ】
なし
日本は国民皆保険を低い税率で達成した、たぐい稀なる国です。様々な問題は含んでいますが現時点においては国民のほとんどが保険証を持っています。では世界ではどうなのか?
この「ジョンQ 最後の決断」はアメリカにおける医療保険について扱っています。アメリカでは国による健康保険の制度はありません。(実際には老人保険と障害者の保険がある)民間の健保会社が競争で行っています。アメリカでは病院に保険会社員がおり、治療方法に首を突っ込んできます。映画の中でアン・ヘシュ演じる院長が「医療は奉仕ではありません」というシーンがあるようにアメリカでは「医は仁術」という言葉がありません。
もっとも、日本と同じで勤め人は会社が保険料の半額をカバーしてくれます。しかし日本と同じで中小企業ではそのような制度がないところが多数あります。貧しさを理由に健康保険に加入できない人がアメリカに4000万人います。一口に4000万人と言いますがこの数字は国民の15%にもなります。
デンゼル・ワシントン演じるジョンは工員さん。不景気の為に半日勤務を余儀なくされている。給料は日本円に直すとたったの200万円足らずで家賃にも事欠く有様。それでも美しい妻とボディビルダーに憧れる子供に恵まれ、楽しい毎日を過ごしていた。そんな彼らに暗雲が垂れ込める。子供が突然倒れ、心不全を宣告される。病院側は移植手術をしなければ、死んでしまうと宣告する。移植には保険が聞かず、莫大な金がかかる。彼には土台、無理な話だった。それどころか、彼が加入している保険は勝手に種類が変えられており、治療費を払うだけで精一杯だった。追い詰められた彼は遂に病院ジャックを決行する。。
実は映画が始まる前にロビーで本を読んでおったのですが、館内から漏れ聞こえる音からラストが容易に予想できてしまいました。トホホ。ボロ映画館め。はっきり言ってストーリーはハリウッド映画らしい、「狼達の午後」をモチーフにした、ベタなお話です。
予告(この予告はストーリー言い過ぎ)からもわかるように「父親」の物語なのですがある意味、社会問題をえぐった作品だと言っていいと思います。冒頭にブッシュの演説シーンがあるところからも現在の「金持ち優遇」な社会制度を痛烈に批判しています。テレビに映ったジャーナリストがつぶやきます。「我々は無駄な金を払うのが厭だった。医療制度問題の原因は我々にある。」このままではいずれ崩壊すると言われる日本の医療制度。いずれ、日本もこの道をたどるのでしょうか。(参考・「文藝春秋」2002年10月号「アメリカ不信」)
【今週見た映画】
☆元禄忠臣蔵 12/14 京都文化博物館映像ホール
→すまん。寝た。
ジョンQ・最後の決断 12/14 美松劇場
→こうした社会派を生み出すのもハリウッド
ゴスフォード・パーク 12/15 京都朝日シネマ2
→30年代のイギリスを舞台にした群像劇。キャラの整理が必要。
ハリー・ポッターと秘密の部屋(吹き替え版) 12/18 MOVIX京都
→一言で言うとめちゃくちゃ楽しみました。
【年末年始の鑑賞予定】
なんかあんまり見たい映画がないなあ。。
金曜日には年末までに見る予定の映画、13本を挙げます。
◎:見に行く ○:時間があれば △:金が余れば ×:誘われても行かない ☆:もう見た
△マイノリティレポート(京都スカラ座)
×ゴジラ×メカゴジラ(京都宝塚)
◎K−19(京極東宝)
×ピーターパン2
→なんか。。ありがち。。
×犬夜叉
→全然知りませんのでパス
◎ギャングオブニューヨーク
→マコーセッシなら行かんとねえ。。
☆たそがれ清兵衛(Movix京都)
☆ハリー・ポッターと秘密の部屋(Movix京都)
×仔犬ダンの冒険(Movix京都)
◎火山高
→なんだかんだ言うても楽しみ
☆ジョンQ・最期の決断(美松)
×サンタクロース・リターンズ
◎AIKI(朝日シネマ)
→最近、ともさかりえがいいので行きます。
△ごめん(朝日シネマ)
→1回見てるんだけどもう一回見たくなった。。
◎ゴスフォード・パーク(朝日シネマ)
→最近、朝日シネマは当たりが多いので期待
○8人の女たち(朝日シネマ)
◎CQ
→期待と不安がない交ぜになっていますが。。
【大阪】
◎龍虎兄弟&KUMISO(ホクテン座)
◎夜を賭けて
→山本太郎、キタ━━━━(゜∀゜)━━━━!!
△木曜組曲
→高評価と低評価が分かれる作品。どうかな。。
【ビデオ】
なし
「敵は残る13騎!」
今年の劇場鑑賞本数が遂に87本に達しました。今年は60本ぐらいかな。。と思ってましたが
やればできるもんですなあ。。(あまり意味なし) せっかくやし、あと13本見て3年連続三桁鑑賞と行きますか!今年はあと残り。。。15日か。。一日、一本の計算やな。。20日から休みに入るけど見るソフトが。。ハリポタばっかやってんじゃねー!!!
まだまだ修行が足りんなあ。。と思わず嘆息。というのも今日、「ゴスフォード・パーク」見てきたのですが、私考えてみるとロバート・アルトマンの映画って見るのが始めてなのね。ウディアレン並みのペースで撮ってる監督さんなので映画見始めた4年前から見る機会があった作品もあったんですけどね。「相続人」「クッキーフォーチュン」とか「DrTと女たち」とかね。でも興味が動かなかったのが正直なところ。
今回もアルトマンの作品というよりも、私の好きな群像劇と舞台が30年代(この時代を舞台にした映画には名作が多い)だったから見たわけです。私は群像劇が好きで「200本のたばこ」とか「のど自慢」、「マグノリア」など好きな作品がたくさんあります。群像劇は脚本が命。この作品もアカデミー賞脚本賞を受賞しています。これに期待せずに何に期待するのですか。
舞台は1930年代のイギリス。多くの紳士、淑女が郊外のお屋敷”ゴスフォードパーク”に集まってきます。主人は事業家として名をなしたウィリアム。借金に苦しむ妹夫婦、ウィリアムからの仕送りで贅沢な暮らしをしている伯母、彼のいとこにあたるハリウッド俳優、その彼の友人であるハリウッド界を代表する監督。そしてウィリアムの娘に色目を使う貴族達。彼らは多くの召使を連れてきており、彼らもこの屋敷で暮らします。そのゴスフォードパークで大事件が起こります。キジ撃ちが行われた日の晩、何者かによってウィリアムが殺されてしまう。。。
前半は貴族、召使の日常と微妙な人間関係について描かれ、後半はサスペンスになります。正直に言うと登場人物が多すぎて、最後まで話がつかめなかった。召使は貴族の名字で呼ばれる、というのがこの家の風習らしいがそれがややこしくしたような気がする。名字まで覚えてられない。登場人物がやたらに多い割にはどいつもこいつもそれなりに背景があります。ストーリーを追うよりも「こいつは誰だっけ?」と言うところばかり気になって楽しめなかった。
この映画をまだ見てない人は先にパンフレットで顔をしっかり覚えて見るといいと思います。パンフレットには比較的しっかり登場人物の人間関係について記してあります。値段も600円と割りと安いです。私はパンフを見てから映画を見るのが厭なので(ネタバレしている悪質なパンフが多い。「マグノリア」のパンフはオチを書いていた。)そういう習慣はないのですが今回だけは買えばよかったと後悔しました。
一番面白かったのはハリウッドスターが歌を歌うシーンで召使はみんな、メロメロなのに貴族だけは「拍手すると頭にのるから叩いちゃ駄目よ」とか「一晩中、歌うつもりよ」とぼやくシーンです。巷ではスターでも、貴族の中では彼は異端。ビートルズが爵位を受けた時に「あんな奴らにやるぐらいなら私は爵位を辞退する!」と言った貴族がいたとかいないとか。イギリスの貴族院においてもごく最近まで世襲貴族というだけで議員だった人もいるのですから。(現在、貴族院には世襲貴族は1割しか残っていない。)またその貴族の伯母さんを本当に爵位を受けているマギー・スミスが演じているのがいい。「ハリポタ」でおなじみの、猫に化けていた伯母さんです。
前半は面白かったのですが、後半のサスペンスはつまらん。正直、期待外れな作品でした。もっと笑わせて欲しかった。
今年の劇場鑑賞本数が遂に87本に達しました。今年は60本ぐらいかな。。と思ってましたが
やればできるもんですなあ。。(あまり意味なし) せっかくやし、あと13本見て3年連続三桁鑑賞と行きますか!今年はあと残り。。。15日か。。一日、一本の計算やな。。20日から休みに入るけど見るソフトが。。ハリポタばっかやってんじゃねー!!!
まだまだ修行が足りんなあ。。と思わず嘆息。というのも今日、「ゴスフォード・パーク」見てきたのですが、私考えてみるとロバート・アルトマンの映画って見るのが始めてなのね。ウディアレン並みのペースで撮ってる監督さんなので映画見始めた4年前から見る機会があった作品もあったんですけどね。「相続人」「クッキーフォーチュン」とか「DrTと女たち」とかね。でも興味が動かなかったのが正直なところ。
今回もアルトマンの作品というよりも、私の好きな群像劇と舞台が30年代(この時代を舞台にした映画には名作が多い)だったから見たわけです。私は群像劇が好きで「200本のたばこ」とか「のど自慢」、「マグノリア」など好きな作品がたくさんあります。群像劇は脚本が命。この作品もアカデミー賞脚本賞を受賞しています。これに期待せずに何に期待するのですか。
舞台は1930年代のイギリス。多くの紳士、淑女が郊外のお屋敷”ゴスフォードパーク”に集まってきます。主人は事業家として名をなしたウィリアム。借金に苦しむ妹夫婦、ウィリアムからの仕送りで贅沢な暮らしをしている伯母、彼のいとこにあたるハリウッド俳優、その彼の友人であるハリウッド界を代表する監督。そしてウィリアムの娘に色目を使う貴族達。彼らは多くの召使を連れてきており、彼らもこの屋敷で暮らします。そのゴスフォードパークで大事件が起こります。キジ撃ちが行われた日の晩、何者かによってウィリアムが殺されてしまう。。。
前半は貴族、召使の日常と微妙な人間関係について描かれ、後半はサスペンスになります。正直に言うと登場人物が多すぎて、最後まで話がつかめなかった。召使は貴族の名字で呼ばれる、というのがこの家の風習らしいがそれがややこしくしたような気がする。名字まで覚えてられない。登場人物がやたらに多い割にはどいつもこいつもそれなりに背景があります。ストーリーを追うよりも「こいつは誰だっけ?」と言うところばかり気になって楽しめなかった。
この映画をまだ見てない人は先にパンフレットで顔をしっかり覚えて見るといいと思います。パンフレットには比較的しっかり登場人物の人間関係について記してあります。値段も600円と割りと安いです。私はパンフを見てから映画を見るのが厭なので(ネタバレしている悪質なパンフが多い。「マグノリア」のパンフはオチを書いていた。)そういう習慣はないのですが今回だけは買えばよかったと後悔しました。
一番面白かったのはハリウッドスターが歌を歌うシーンで召使はみんな、メロメロなのに貴族だけは「拍手すると頭にのるから叩いちゃ駄目よ」とか「一晩中、歌うつもりよ」とぼやくシーンです。巷ではスターでも、貴族の中では彼は異端。ビートルズが爵位を受けた時に「あんな奴らにやるぐらいなら私は爵位を辞退する!」と言った貴族がいたとかいないとか。イギリスの貴族院においてもごく最近まで世襲貴族というだけで議員だった人もいるのですから。(現在、貴族院には世襲貴族は1割しか残っていない。)またその貴族の伯母さんを本当に爵位を受けているマギー・スミスが演じているのがいい。「ハリポタ」でおなじみの、猫に化けていた伯母さんです。
前半は面白かったのですが、後半のサスペンスはつまらん。正直、期待外れな作品でした。もっと笑わせて欲しかった。
【世相対談】桃源郷の人々第五回12/14【民主党代表選、野田さん、金子勝】
2002年12月14日「民主党代表戦」
▼さてさっそくですが民主党代表選の結果が出ましたね。
○結局、議員だけの投票で菅が代表。まあこんなもんじゃろ。
▼結局、サポーター制も予備選もやらなかったんですね。
○時間がなかったということと、やっても仕方ないということやろな。一方、人事の方は。
▼岡田幹事長、枝野政調会長、野田国対委員長と大いに若返りました。
○横路を幹事長にしたらおもろかったのになあ。
▼党ぶっ壊れますよ(笑)まあ妥当な体制じゃないでしょうか。
○でも問題は山積みやな。一部に脱党の噂も出てるとか。
▼熊谷グループと言われる官僚出身の議員さんたちね。小沢とくっつくぐらいなら保守党と合併するとか。
○自民党は衆院では安定多数やから、一部では保守党いらへんと。何で10人程度の党なのに大臣が出せるんや、と一部の派閥で文句が出てるらしい。
▼多分、変態(山崎拓)のグループか国士派(江藤・亀井)でしょう。保守党ももう3年目ですもんね。出来た当時はすぐに自民党に吸収されると思ったけど。
○優秀な議員が多いらしい。衆院の7人は激動の小選挙区を見事戦い抜いた精鋭やし。
▼二階幹事長がいいらしいですね。政策通で永田町でも有名です。他にも拉致議連の小池百合子、わけのわからん国にルートを多数持ってる松浪とか。熊谷グループと合併したら、政策集団の党になりますね。
○熊谷組は官僚出身の議員が多いからやっぱ政策立案したいんやろな。でも保守党とくっついたから言うても大臣になれるとはかぎらんし。
▼野田毅がなんか自民党に帰りたいとかごねてるそうです。
○あいつ、党首ちゃうかった?
▼そうです。扇さんから無理やり奪った。
○熊谷がどうとかよりも、野田は完全に浮きあがっとんな。自民党に帰りたいなら帰ったらいいと思うけどな。
▼この人、実力はあるんですか?
○大臣も経験してるしな。自民党に残ってたら今頃、大臣で総理候補だったかも。
▼小沢にさえ、だまされなかったら。。という恨みつらみはあるでしょうね。
○そりゃ言っちゃいけない(笑)
▼他にも鳩山邦夫と仲のよかった議員が自民復党を狙ってるとか。。
○あんな下等物件に頼るようじゃ、その議員はもう終わりやな。(笑)選挙区の区割りの問題もあるし、そんな簡単に帰れないと思うけど。ところで由紀夫はこれから何やるんやろ?編物?
▼由紀夫は海部さんになるんですよ(笑)
「金子勝の本を読む」
▼今、金子勝の「長期停滞」を読んでるんですよ。ほらこれ。
○ほー本書いたんや、金子さん。(中身見る)むつかしな。
▼そうなんですよ。大学の教科書みたい。マクロ経済の知識がないとわからない。
○慶応の学者やからな。でもこんなこと言うたらなんやけど金子さんがこういう本を出すの久々ちゃう?最近、なんか対談本ばっかだったし。
▼雑誌の記事とかでも対談ばっかですよ。最近は木村剛、佐高信、青木雄二、テリー伊藤と対談した本が発売してます。
○なんか付き合う奴らが悪いんだよな、この人。記事書いてる雑誌も「世界」とか「週刊金曜日」で「エコノミスト」とかにはあんまり出てこない。
▼自称・「学者会のアルカイダ」ですから。(笑)ズバズバ、政府の悪口書くから全くお呼びがかからない。どちらかと言うと左の人ですが「諸君!」とかにも書いてます。
○おれ、この人を朝、NHKでやってる番組で見たことがある。なんか中高年の生きがい探しとか言う番組で。あと岩波のブックレットで戦争責任云々について書いてた。
▼何やってんだ。(笑)あと「月光仮面の経済学」ってのがありますね。これが面白かった。
○俺はこの人、結構好きだよ。銀行の責任について始めて踏み込んだのもこの人だし。今、左は馬鹿ばっかりでこの人ぐらいしか論客がいない。だから悪い友達と付き合うのは辞めた方がいい。これは宮崎学も一緒やけどね。佐高信なんてロクなもんじゃない。対談本でおもろかったのは木村剛さんとやった、ほれ「日本経済出口あり」だったっけ?
▼はいはい。これは結構面白かった。本来なら水と油の二人ですけど正しい資本主義を目指そうと言うところではがっちり意見があった。この本もまあ同じようなことが書いてあるんですけどね。金融庁は何もしていない!と批判しています。あとサッチャー、グリーンスパンもケチョンケチョン。
○今のままの日本じゃ駄目やと思うけどアメリカ主義も厭やな。すぐにクビ切られるし、年金も医療保険も自分で何とかしないと駄目だし。
▼それから印象に残ったのは今の状態は戦前の日本によく似てるんだそうです。小泉内閣は浜口内閣の道を歩んでいると。
○それは中曽根も言うてたな。確かに世の中、どんよりしてるわな。
▼来年当たりに株価が8000円割って日本経済が崩壊。同時にアジア経済が崩壊。。そうなるとアメリカ、EUにも波及で世界同時不景気。
○いや、もうすでに不景気やで。アメリカでもエンロン、ワールドコム、Kマート、ユナイテッド航空と大きな会社がバタバタ倒れてる。
▼来年、不安ですね。どうなるか。
○来年のことを考えると鬼が笑う、言うけどな。不安でいっぱいや。とりあえず、あの御仁は次回も都知事やりたいとか言うてるけど。
▼余計に不安になること言わんでください。テポドンはマジで勘弁っす。
▼さてさっそくですが民主党代表選の結果が出ましたね。
○結局、議員だけの投票で菅が代表。まあこんなもんじゃろ。
▼結局、サポーター制も予備選もやらなかったんですね。
○時間がなかったということと、やっても仕方ないということやろな。一方、人事の方は。
▼岡田幹事長、枝野政調会長、野田国対委員長と大いに若返りました。
○横路を幹事長にしたらおもろかったのになあ。
▼党ぶっ壊れますよ(笑)まあ妥当な体制じゃないでしょうか。
○でも問題は山積みやな。一部に脱党の噂も出てるとか。
▼熊谷グループと言われる官僚出身の議員さんたちね。小沢とくっつくぐらいなら保守党と合併するとか。
○自民党は衆院では安定多数やから、一部では保守党いらへんと。何で10人程度の党なのに大臣が出せるんや、と一部の派閥で文句が出てるらしい。
▼多分、変態(山崎拓)のグループか国士派(江藤・亀井)でしょう。保守党ももう3年目ですもんね。出来た当時はすぐに自民党に吸収されると思ったけど。
○優秀な議員が多いらしい。衆院の7人は激動の小選挙区を見事戦い抜いた精鋭やし。
▼二階幹事長がいいらしいですね。政策通で永田町でも有名です。他にも拉致議連の小池百合子、わけのわからん国にルートを多数持ってる松浪とか。熊谷グループと合併したら、政策集団の党になりますね。
○熊谷組は官僚出身の議員が多いからやっぱ政策立案したいんやろな。でも保守党とくっついたから言うても大臣になれるとはかぎらんし。
▼野田毅がなんか自民党に帰りたいとかごねてるそうです。
○あいつ、党首ちゃうかった?
▼そうです。扇さんから無理やり奪った。
○熊谷がどうとかよりも、野田は完全に浮きあがっとんな。自民党に帰りたいなら帰ったらいいと思うけどな。
▼この人、実力はあるんですか?
○大臣も経験してるしな。自民党に残ってたら今頃、大臣で総理候補だったかも。
▼小沢にさえ、だまされなかったら。。という恨みつらみはあるでしょうね。
○そりゃ言っちゃいけない(笑)
▼他にも鳩山邦夫と仲のよかった議員が自民復党を狙ってるとか。。
○あんな下等物件に頼るようじゃ、その議員はもう終わりやな。(笑)選挙区の区割りの問題もあるし、そんな簡単に帰れないと思うけど。ところで由紀夫はこれから何やるんやろ?編物?
▼由紀夫は海部さんになるんですよ(笑)
「金子勝の本を読む」
▼今、金子勝の「長期停滞」を読んでるんですよ。ほらこれ。
○ほー本書いたんや、金子さん。(中身見る)むつかしな。
▼そうなんですよ。大学の教科書みたい。マクロ経済の知識がないとわからない。
○慶応の学者やからな。でもこんなこと言うたらなんやけど金子さんがこういう本を出すの久々ちゃう?最近、なんか対談本ばっかだったし。
▼雑誌の記事とかでも対談ばっかですよ。最近は木村剛、佐高信、青木雄二、テリー伊藤と対談した本が発売してます。
○なんか付き合う奴らが悪いんだよな、この人。記事書いてる雑誌も「世界」とか「週刊金曜日」で「エコノミスト」とかにはあんまり出てこない。
▼自称・「学者会のアルカイダ」ですから。(笑)ズバズバ、政府の悪口書くから全くお呼びがかからない。どちらかと言うと左の人ですが「諸君!」とかにも書いてます。
○おれ、この人を朝、NHKでやってる番組で見たことがある。なんか中高年の生きがい探しとか言う番組で。あと岩波のブックレットで戦争責任云々について書いてた。
▼何やってんだ。(笑)あと「月光仮面の経済学」ってのがありますね。これが面白かった。
○俺はこの人、結構好きだよ。銀行の責任について始めて踏み込んだのもこの人だし。今、左は馬鹿ばっかりでこの人ぐらいしか論客がいない。だから悪い友達と付き合うのは辞めた方がいい。これは宮崎学も一緒やけどね。佐高信なんてロクなもんじゃない。対談本でおもろかったのは木村剛さんとやった、ほれ「日本経済出口あり」だったっけ?
▼はいはい。これは結構面白かった。本来なら水と油の二人ですけど正しい資本主義を目指そうと言うところではがっちり意見があった。この本もまあ同じようなことが書いてあるんですけどね。金融庁は何もしていない!と批判しています。あとサッチャー、グリーンスパンもケチョンケチョン。
○今のままの日本じゃ駄目やと思うけどアメリカ主義も厭やな。すぐにクビ切られるし、年金も医療保険も自分で何とかしないと駄目だし。
▼それから印象に残ったのは今の状態は戦前の日本によく似てるんだそうです。小泉内閣は浜口内閣の道を歩んでいると。
○それは中曽根も言うてたな。確かに世の中、どんよりしてるわな。
▼来年当たりに株価が8000円割って日本経済が崩壊。同時にアジア経済が崩壊。。そうなるとアメリカ、EUにも波及で世界同時不景気。
○いや、もうすでに不景気やで。アメリカでもエンロン、ワールドコム、Kマート、ユナイテッド航空と大きな会社がバタバタ倒れてる。
▼来年、不安ですね。どうなるか。
○来年のことを考えると鬼が笑う、言うけどな。不安でいっぱいや。とりあえず、あの御仁は次回も都知事やりたいとか言うてるけど。
▼余計に不安になること言わんでください。テポドンはマジで勘弁っす。
【女は強し】UNLOVED【わたしらしく生きる!】
2002年12月13日「映画好きへの100の質問」に答えてみました。考えた人もしんどいだろうが全部答えるのもしんどかった。。。
http://www.nkyo.net/~tetorapot/gazo/eiga100.htm
師走もいよいよ中盤となり、師匠もすごい勢いで走っております。(なんで師走って言うのか)私は現在、アルバイトをしておりますがまあとにかく忙しい。残業は無いですが時間中は戦場のような忙しさです。客もいっぱい来るしね。事務の仕事をしている私でも接客をしております。
アメリカではこの時期に一年の1/3の売上があるとかなんとか。日本はそれほどでもありませんが一年の中で忙しい時期であることには間違いなさそうですな。
今日はおそらく忘年会が多く行われていると思うのですが、同時に13日の金曜日、次の日が忠臣蔵。んで次の日が「猿の日」(WOWWOW見てる人しかわかんねえな)ともう本当に大変なんスからと三平(故・林家三平 間違っても見苦しい、あのデブではない)風にまとめてみたがあまり面白くなかったな。というか本上まなみの結婚にマジに衝撃を受けており、マガジンハウスのドアホ!と怒っておる次第。
ある女性。年は30過ぎで市役所勤務の独身。服装は地味。古いアパートにひっそり暮らしている。仕事は出来る方だが何故か、昇進試験を受けない。よってずっと雑用ばかり。上司の「どうして試験受けないの」の質問に「わたし、いまの仕事で満足していますから」。
そんな彼女に彼ができた。年は38歳。ベンチャー企業の社長。マスクよろしく、大のお金持ち。ブランドの服や高い料理、ありとあらゆる贅沢を提供されますが彼女は居心地悪い。。と断ってしまいます。曰く、「私は現状に満足してるの。今のままでいいの。あなたとは住む世界が違うの」と男と別れてしまいます。
次に仲良くなったのはアパートの一階下に住む年下の男。年は30に届こうかと言うのに正業なしのだらしない男ですが波長があったらしく、恋仲になってしまいます。同棲を始めたある日、前の彼氏がやってきて。。
一流のレストランに連れていかれても隙あらば、近所のラーメン屋で食事を済ませてしまう。買ってもらった45万の服も返してしまう。実家の天井とそっくりの天井があるからと貧乏アパートに住み続ける。。
ホームページにも書いてあるのですが彼女自身は別に怠け者ではないし、向上心が無いわけでもない。ただ、世間で言う”成功”よりも自分が大事にするスタイルを大切にしたい。そんな自分と一緒に暮らせる人がいい。そんなん、おるか?私もどちらかと言うとこちらの人間で共感するところも多いのですが、こういう人と一緒に暮らすのはかなりつらそう。
仲村トオル演じるお金持ちは立ち止まることなく、栄達の道を歩んできた男。現状に満足するなんて思うだけでも負けだと考えている。元より水と油。
それに比べ、松岡俊介が演じる冴えない男は彼女にマインドは近いが前の彼氏を見て迷いが出てしまう。「こいつはなんで俺を選んだんだろう」と。
男と言う動物はなかなかそうした境地には辿り着けないようで結局は世相に流されてしまいます。女性には様々な方がいらっしゃいますが、彼女のような人生を歩まれる方もいらっしゃいます。女性は全般的に強いのです。「ブリジット・ジョーンズの日記」は自立してる癖に妙に人恋しがる、「アリーmy Love」みたいな話でしたがこちらは正反対ですな。個人的な感想では「ブリジットジョーンズ」はテメエが悪いんじゃ、の連続でしたがこちらの方はある意味、今時の女性を表していると思います。生き方は羨ましいと思うけど彼氏になったら苦労するでしょうな。甲斐がないもんな。ヒモという種族がいますが、それに近いか。近頃の恋愛をナマに描いた作品です。もう公開も終わってますし、ビデオ化もされてないようですがWOWWOW製作ですのでいずれ放映されると思います。
http://www.nkyo.net/~tetorapot/gazo/eiga100.htm
師走もいよいよ中盤となり、師匠もすごい勢いで走っております。(なんで師走って言うのか)私は現在、アルバイトをしておりますがまあとにかく忙しい。残業は無いですが時間中は戦場のような忙しさです。客もいっぱい来るしね。事務の仕事をしている私でも接客をしております。
アメリカではこの時期に一年の1/3の売上があるとかなんとか。日本はそれほどでもありませんが一年の中で忙しい時期であることには間違いなさそうですな。
今日はおそらく忘年会が多く行われていると思うのですが、同時に13日の金曜日、次の日が忠臣蔵。んで次の日が「猿の日」(WOWWOW見てる人しかわかんねえな)ともう本当に大変なんスからと三平(故・林家三平 間違っても見苦しい、あのデブではない)風にまとめてみたがあまり面白くなかったな。というか本上まなみの結婚にマジに衝撃を受けており、マガジンハウスのドアホ!と怒っておる次第。
ある女性。年は30過ぎで市役所勤務の独身。服装は地味。古いアパートにひっそり暮らしている。仕事は出来る方だが何故か、昇進試験を受けない。よってずっと雑用ばかり。上司の「どうして試験受けないの」の質問に「わたし、いまの仕事で満足していますから」。
そんな彼女に彼ができた。年は38歳。ベンチャー企業の社長。マスクよろしく、大のお金持ち。ブランドの服や高い料理、ありとあらゆる贅沢を提供されますが彼女は居心地悪い。。と断ってしまいます。曰く、「私は現状に満足してるの。今のままでいいの。あなたとは住む世界が違うの」と男と別れてしまいます。
次に仲良くなったのはアパートの一階下に住む年下の男。年は30に届こうかと言うのに正業なしのだらしない男ですが波長があったらしく、恋仲になってしまいます。同棲を始めたある日、前の彼氏がやってきて。。
一流のレストランに連れていかれても隙あらば、近所のラーメン屋で食事を済ませてしまう。買ってもらった45万の服も返してしまう。実家の天井とそっくりの天井があるからと貧乏アパートに住み続ける。。
ホームページにも書いてあるのですが彼女自身は別に怠け者ではないし、向上心が無いわけでもない。ただ、世間で言う”成功”よりも自分が大事にするスタイルを大切にしたい。そんな自分と一緒に暮らせる人がいい。そんなん、おるか?私もどちらかと言うとこちらの人間で共感するところも多いのですが、こういう人と一緒に暮らすのはかなりつらそう。
仲村トオル演じるお金持ちは立ち止まることなく、栄達の道を歩んできた男。現状に満足するなんて思うだけでも負けだと考えている。元より水と油。
それに比べ、松岡俊介が演じる冴えない男は彼女にマインドは近いが前の彼氏を見て迷いが出てしまう。「こいつはなんで俺を選んだんだろう」と。
男と言う動物はなかなかそうした境地には辿り着けないようで結局は世相に流されてしまいます。女性には様々な方がいらっしゃいますが、彼女のような人生を歩まれる方もいらっしゃいます。女性は全般的に強いのです。「ブリジット・ジョーンズの日記」は自立してる癖に妙に人恋しがる、「アリーmy Love」みたいな話でしたがこちらは正反対ですな。個人的な感想では「ブリジットジョーンズ」はテメエが悪いんじゃ、の連続でしたがこちらの方はある意味、今時の女性を表していると思います。生き方は羨ましいと思うけど彼氏になったら苦労するでしょうな。甲斐がないもんな。ヒモという種族がいますが、それに近いか。近頃の恋愛をナマに描いた作品です。もう公開も終わってますし、ビデオ化もされてないようですがWOWWOW製作ですのでいずれ放映されると思います。
【イーストウッド】ブラッド・ワーク【ハリポタに負けるな】
2002年12月11日 ハリポタの人気は予想通りで土日は子供とその親である大人で一杯。京都でもMOVIX京都にてハリポタ旋風が吹き荒れており、映画館はごった返しておりました。ただ昨今の映画事情でもよく言えることですが、ハリポタにしか客が入ってない。本日見た「ブラッド・ワーク」も初日でお昼間の上映でありながら、見事にガラガラ。予告編の際に入場したのですがどこでも座れました。しかも、「ギャング・オブ・ニューヨーク」の公開があるので2週間で終わってしまう。
監督はクリント・イーストウッドなんですが前作「スペース・カウボーイ」はキネマ旬報でも一位になったし、興行成績も結構よかったのにもう少し長く公開してもいいと思いますけどね。今やウディアレンと一緒で「ほぼ一年に一本の割合」で映画を提供してくれています。イーストウッドは離婚が多く、別れた嫁さんと子供たちを養う為にイーストウッドは70過ぎても戦い続けているのです。そういう意味ではイーストウッドってのは新藤兼人と同じインディーズ系の人なんでしょう。
元FBI捜査官のテリーは一人の女性から自分の姉を殺された事件を捜査してくれるように頼まれる。私はもう現役じゃない、と断るテリーに対し、女性はテリーに移植された心臓は姉のものであることを告げる。テリーはFBI捜査官時代、連続殺人鬼を追跡中に心臓発作を起こしてしまった。助かるのには心臓移植が必要であったが彼の血液型は特殊で彼に合う心臓はなかなか見つからなかった。しかし、運良く彼にぴったり符合した心臓が見つかり彼は助かったのだ。彼は捜査を約束。地元の警察で情報を仕入れた彼は同じような事件が以前にも起こっていたことをつかむ。
なかなかよくできたサスペンスです。脚本はよくできている。命をかけてでも守るべきものがある、と信じる男非常にイーストウッドらしい映画だと思います。
ただこの人、なんで服脱ぐかなあ。70にしたら強靭な肉体だと思うが別に脱がなくてもいいと思うけど。この裸体にも二種類の「70にしてはすごい!」「年考えろや」という評価があります。「スペースカウボーイ」でも脱ぐシーンあったな、そういや。あれは肉体を見せることで誰かにアピールしてるんやろか。まだ女はいけるみたいやし。しかしまあ元気です。あっちの方も、アクション方面でも。この人とトミー・リー・ジョーンズはまだまだアクション行けますな。次回作は久々に監督に専念する方ですがやっぱり出るんやないかとにらんでます。
【今週見た映画】
狂った野獣 12/6 京都弥生座1
→渡瀬恒彦&ピラニア軍団が気合で作った映画。京都を舞台にしたカーアクション映画
国姓爺合戦 12/7 京都朝日シネマ2
→歴史再現フィルムと思えば金払った甲斐もあった。ドラマは皆無
ブラッド・ワーク 12/7 MOVIX京都シアター7
→初日なのにガラガラ。地味だけどいい映画なのにねえ
バースディ・ガール 12/8 京都弥生座2
→話云々よりも嫁をロシアから買うというのはどうかと思います。
クライム・ダイヤモンド 12/10 京都朝日シネマ2
→映画好きには答えられない一品。これはいい!
【今週の鑑賞予定、今週末より公開の映画】
×マイノリティレポート(京都スカラ座)
→2ちゃんにネタバレをスレッド名にしたクソ野郎はどいつだ?
×ゴジラ×メカゴジラ(京都宝塚)
→バカな併映がなかったら行くだろうけどね。
◎K−19(京極東宝)
→この年末は本当に見たい映画が少ないのでたいして興味持ってないけど行くわ。
×ザ・リング(京極東宝)
☆トリプルX(東宝公楽)
☆たそがれ清兵衛(Movix京都)
○ハリー・ポッターと秘密の部屋(Movix京都)
→今めちゃくちゃ来てるらしい。なんとかしてくれ
×仔犬ダンの冒険(Movix京都)
→所詮、東映
×伝説のヤクザ・ボンノ(弥生座)
○ジョンQ・最期の決断(美松)
→いつ見に行こうかと計画を練っております。
×サンタクロース・リターンズ
→アメリカじゃ記録的なヒットだけど日本はなあ。。グリンチの二の舞になりそう。
◎ゴスフォード・パーク(朝日シネマ)
→最近、朝日シネマは当たりが多いので期待
×ノンストップガール(朝日シネマ)
→なんか。。見たら今年一番の最悪評価を下してしまいそう。。(上と矛盾するけど)
☆国姓爺合戦(朝日シネマ)
○8人の女たち(朝日シネマ)
→ミニシアター最期の隠し玉がフランソワオゾンなのは不思議。多分、変な映画やぞ。
×夢二(みなみ会館)
→東京で去年見たがさっぱり意味わからんかった。
○青い春(みなみ会館)
→見たいんだが堅気には行けない上映時間だ、こりゃ。
【大阪】
◎龍虎兄弟&KUMISO(ホクテン座)
→秘宝ナイトに行きそびれたからここで見ておかないと。
【ビデオ】
なし
監督はクリント・イーストウッドなんですが前作「スペース・カウボーイ」はキネマ旬報でも一位になったし、興行成績も結構よかったのにもう少し長く公開してもいいと思いますけどね。今やウディアレンと一緒で「ほぼ一年に一本の割合」で映画を提供してくれています。イーストウッドは離婚が多く、別れた嫁さんと子供たちを養う為にイーストウッドは70過ぎても戦い続けているのです。そういう意味ではイーストウッドってのは新藤兼人と同じインディーズ系の人なんでしょう。
元FBI捜査官のテリーは一人の女性から自分の姉を殺された事件を捜査してくれるように頼まれる。私はもう現役じゃない、と断るテリーに対し、女性はテリーに移植された心臓は姉のものであることを告げる。テリーはFBI捜査官時代、連続殺人鬼を追跡中に心臓発作を起こしてしまった。助かるのには心臓移植が必要であったが彼の血液型は特殊で彼に合う心臓はなかなか見つからなかった。しかし、運良く彼にぴったり符合した心臓が見つかり彼は助かったのだ。彼は捜査を約束。地元の警察で情報を仕入れた彼は同じような事件が以前にも起こっていたことをつかむ。
なかなかよくできたサスペンスです。脚本はよくできている。命をかけてでも守るべきものがある、と信じる男非常にイーストウッドらしい映画だと思います。
ただこの人、なんで服脱ぐかなあ。70にしたら強靭な肉体だと思うが別に脱がなくてもいいと思うけど。この裸体にも二種類の「70にしてはすごい!」「年考えろや」という評価があります。「スペースカウボーイ」でも脱ぐシーンあったな、そういや。あれは肉体を見せることで誰かにアピールしてるんやろか。まだ女はいけるみたいやし。しかしまあ元気です。あっちの方も、アクション方面でも。この人とトミー・リー・ジョーンズはまだまだアクション行けますな。次回作は久々に監督に専念する方ですがやっぱり出るんやないかとにらんでます。
【今週見た映画】
狂った野獣 12/6 京都弥生座1
→渡瀬恒彦&ピラニア軍団が気合で作った映画。京都を舞台にしたカーアクション映画
国姓爺合戦 12/7 京都朝日シネマ2
→歴史再現フィルムと思えば金払った甲斐もあった。ドラマは皆無
ブラッド・ワーク 12/7 MOVIX京都シアター7
→初日なのにガラガラ。地味だけどいい映画なのにねえ
バースディ・ガール 12/8 京都弥生座2
→話云々よりも嫁をロシアから買うというのはどうかと思います。
クライム・ダイヤモンド 12/10 京都朝日シネマ2
→映画好きには答えられない一品。これはいい!
【今週の鑑賞予定、今週末より公開の映画】
×マイノリティレポート(京都スカラ座)
→2ちゃんにネタバレをスレッド名にしたクソ野郎はどいつだ?
×ゴジラ×メカゴジラ(京都宝塚)
→バカな併映がなかったら行くだろうけどね。
◎K−19(京極東宝)
→この年末は本当に見たい映画が少ないのでたいして興味持ってないけど行くわ。
×ザ・リング(京極東宝)
☆トリプルX(東宝公楽)
☆たそがれ清兵衛(Movix京都)
○ハリー・ポッターと秘密の部屋(Movix京都)
→今めちゃくちゃ来てるらしい。なんとかしてくれ
×仔犬ダンの冒険(Movix京都)
→所詮、東映
×伝説のヤクザ・ボンノ(弥生座)
○ジョンQ・最期の決断(美松)
→いつ見に行こうかと計画を練っております。
×サンタクロース・リターンズ
→アメリカじゃ記録的なヒットだけど日本はなあ。。グリンチの二の舞になりそう。
◎ゴスフォード・パーク(朝日シネマ)
→最近、朝日シネマは当たりが多いので期待
×ノンストップガール(朝日シネマ)
→なんか。。見たら今年一番の最悪評価を下してしまいそう。。(上と矛盾するけど)
☆国姓爺合戦(朝日シネマ)
○8人の女たち(朝日シネマ)
→ミニシアター最期の隠し玉がフランソワオゾンなのは不思議。多分、変な映画やぞ。
×夢二(みなみ会館)
→東京で去年見たがさっぱり意味わからんかった。
○青い春(みなみ会館)
→見たいんだが堅気には行けない上映時間だ、こりゃ。
【大阪】
◎龍虎兄弟&KUMISO(ホクテン座)
→秘宝ナイトに行きそびれたからここで見ておかないと。
【ビデオ】
なし
【中国映画】国姓爺合戦【国策映画】
2002年12月9日 この土日は天気が悪かった。。
なんか土日しか休みないと本当に不便やな、と思う。まあ仕方ないんだけど。それでもなんだかんだ言いながら週末に4本も映画見てるんですから暇やったんやな、今週も。
クリスマスが近づいて独り者が道歩くにはつらい季節になりましたががんばって映画見るぞ。今年ももう83本見てます。今年は80本は無理かなと思いましたが90本近くは行くかな。今はまだ質より量だと思うので金と暇が続く限り、見続けます。
土曜日に朝日シネマで公開された「国姓爺合戦」を見に行ってきました。江戸時代初頭、中国の明が滅亡します。その家臣の遺児・鄭成功は清から逃れ、当時オランダに支配されていた台湾に進駐。見事にオランダ人を追い出して台湾を占領します。
この物語は日本では天才ストーリー・テラーである近松門左衛門によって浄瑠璃芝居になりました。というのもこの鄭成功の母親は平戸に住む日本人。芝居では「和唐内」という、中国と日本の合いの子という名前の意味になっています。
現在でも歌舞伎やお芝居になっています。映画においては戦前の1940年に市川右太衛門で映画化されています。今回は中国と日本の合作となっていますが実質的には中国の作品と言ってもいいでしょう。
一言で言うとこの映画は「娯楽映画」ではなくて「歴史映画」だと思います。いわば「そのとき、歴史が動いた」で使われる再現フィルムです。しかも作品中、何回も「台湾の民は中国人です」という言葉が出てきて昨今の台湾情勢を考えると、かなりの政治臭さも感じます。なんだかんだ言っても中国では映画はまだ国策映画で作家性は非常に少ない。この映画にも人民軍が撮影に参加していますし。
その代わりスケールは大きい。戦争のシーンは本当に迫力がありますし、芝居もできている。監督は有名な人なんだそうですが「始皇帝暗殺」ほどインパクトのある作品にはなっていません。清に下る父親との葛藤もありますが、そこもあっさり流してしまう。人間臭い人物と言ったら鄭成功を殺そうとする昔の部下ぐらいかな。
あと大真面目に撮り過ぎて、笑えるシーンもいっぱいあります。一ヶ所だけCG使ってるのですが、はっきり言うてダサイ。私の後ろに来ていた女性三人組はよくコロコロお笑いになっていました。頼もしい。
なんか土日しか休みないと本当に不便やな、と思う。まあ仕方ないんだけど。それでもなんだかんだ言いながら週末に4本も映画見てるんですから暇やったんやな、今週も。
クリスマスが近づいて独り者が道歩くにはつらい季節になりましたががんばって映画見るぞ。今年ももう83本見てます。今年は80本は無理かなと思いましたが90本近くは行くかな。今はまだ質より量だと思うので金と暇が続く限り、見続けます。
土曜日に朝日シネマで公開された「国姓爺合戦」を見に行ってきました。江戸時代初頭、中国の明が滅亡します。その家臣の遺児・鄭成功は清から逃れ、当時オランダに支配されていた台湾に進駐。見事にオランダ人を追い出して台湾を占領します。
この物語は日本では天才ストーリー・テラーである近松門左衛門によって浄瑠璃芝居になりました。というのもこの鄭成功の母親は平戸に住む日本人。芝居では「和唐内」という、中国と日本の合いの子という名前の意味になっています。
現在でも歌舞伎やお芝居になっています。映画においては戦前の1940年に市川右太衛門で映画化されています。今回は中国と日本の合作となっていますが実質的には中国の作品と言ってもいいでしょう。
一言で言うとこの映画は「娯楽映画」ではなくて「歴史映画」だと思います。いわば「そのとき、歴史が動いた」で使われる再現フィルムです。しかも作品中、何回も「台湾の民は中国人です」という言葉が出てきて昨今の台湾情勢を考えると、かなりの政治臭さも感じます。なんだかんだ言っても中国では映画はまだ国策映画で作家性は非常に少ない。この映画にも人民軍が撮影に参加していますし。
その代わりスケールは大きい。戦争のシーンは本当に迫力がありますし、芝居もできている。監督は有名な人なんだそうですが「始皇帝暗殺」ほどインパクトのある作品にはなっていません。清に下る父親との葛藤もありますが、そこもあっさり流してしまう。人間臭い人物と言ったら鄭成功を殺そうとする昔の部下ぐらいかな。
あと大真面目に撮り過ぎて、笑えるシーンもいっぱいあります。一ヶ所だけCG使ってるのですが、はっきり言うてダサイ。私の後ろに来ていた女性三人組はよくコロコロお笑いになっていました。頼もしい。
【緊急アピール】京都朝日シネマで映画を見よう!
2002年12月7日 アルバイトを始めた関係から更新が滞っております、すまんね。仕事辞めたのが今から約一年前。
朝6時半に起きて8時半から5時まで働くなんてえことは実に一年ぶり。めっちゃしんどいっす。
わし、カタギとしてやっていけるのやろか。。と改めて不安になる。
さて、映画ですが。あんまり見ておりません。
なんぼ、仕事が5時に終わるというても、しんどいので結局帰っている毎日。これじゃあいかんなあ。。とも思う毎日。
一方、朝日シネマの方ですが何の進展もなし。署名は進んでいるようですが効果があるのか、どうか。。私は署名よりも閉館と言われる一月末までを連日、満員にして朝日新聞に目に物見せてやるのが一番だと思います。
「最近はご無沙汰でしたが無くなるのは悲しいです」とか言う書き込みを朝日シネマの掲示板でよく見るが勝手なことを言うな、といいたい。セックスレスの夫婦が性欲なくなった時に言うセリフだ。
かつて新宿昭和館が閉館するにあたり、オーナーが「閉館に際して何のセレモニーもやりません。惜しいとか文化の喪失だとか言う前に客が入らねば意味がありませんから。つぶれるとなると決まって来てもいないのにそういうことを言う人がでてくるのです。迷惑です。」と言っていたのを覚えています。本当に惜しいと思う人が映画館にマメに足を運べばこんなことにはならんのだ。忙しいから、とか理由にするなら始めからそんなことを言うな。
私とて、今思い返せば昨年は仕方ないとしても(東京にいたから)一昨年はそんなに行ってなかった気がする。ああ、人のこと言えないじゃん。しかしそれでもこの映画館では合計50本は見ていると思う。多分。
私自身、ミニシアターには需要があるので完全に消えることはないと考えています。なぜならば京都はやっぱり京都府を中心として滋賀、奈良を含めた繁華街ですし、学生の数も多い。ミニシアターの需要はあると思います。存続をかけた弥生座とか美松劇場がミニシアター化する可能性もあります。しかし、このご時世。新しい映画館を作ろうなどという篤志家はなかなか表れないだろう。京都で景気いいのはアイフルか島津ぐらいである。
やはり「京都朝日シネマ」はあのまま存続して欲しいというのが私の気持ちです。その為の協力、署名でも募金でも何でもしましょう。しかし、私はあえて「京都朝日シネマ」を残そうと考えているファンに呼びかけたい。
「この二ヶ月、一本でも多く朝日シネマで映画を見る!」
映画も産業であるならば、実績を残さねばなりません。産業としての効果を残してこそ、映画館の存続意義を問うことができると思います。横浜Fのサポーターは自前でクラブチームを作るほどチームを愛していました。そこまではできずとも映画を本当に愛する者ならば皆で実績をあげることが一番必要だと思います。
朝6時半に起きて8時半から5時まで働くなんてえことは実に一年ぶり。めっちゃしんどいっす。
わし、カタギとしてやっていけるのやろか。。と改めて不安になる。
さて、映画ですが。あんまり見ておりません。
なんぼ、仕事が5時に終わるというても、しんどいので結局帰っている毎日。これじゃあいかんなあ。。とも思う毎日。
一方、朝日シネマの方ですが何の進展もなし。署名は進んでいるようですが効果があるのか、どうか。。私は署名よりも閉館と言われる一月末までを連日、満員にして朝日新聞に目に物見せてやるのが一番だと思います。
「最近はご無沙汰でしたが無くなるのは悲しいです」とか言う書き込みを朝日シネマの掲示板でよく見るが勝手なことを言うな、といいたい。セックスレスの夫婦が性欲なくなった時に言うセリフだ。
かつて新宿昭和館が閉館するにあたり、オーナーが「閉館に際して何のセレモニーもやりません。惜しいとか文化の喪失だとか言う前に客が入らねば意味がありませんから。つぶれるとなると決まって来てもいないのにそういうことを言う人がでてくるのです。迷惑です。」と言っていたのを覚えています。本当に惜しいと思う人が映画館にマメに足を運べばこんなことにはならんのだ。忙しいから、とか理由にするなら始めからそんなことを言うな。
私とて、今思い返せば昨年は仕方ないとしても(東京にいたから)一昨年はそんなに行ってなかった気がする。ああ、人のこと言えないじゃん。しかしそれでもこの映画館では合計50本は見ていると思う。多分。
私自身、ミニシアターには需要があるので完全に消えることはないと考えています。なぜならば京都はやっぱり京都府を中心として滋賀、奈良を含めた繁華街ですし、学生の数も多い。ミニシアターの需要はあると思います。存続をかけた弥生座とか美松劇場がミニシアター化する可能性もあります。しかし、このご時世。新しい映画館を作ろうなどという篤志家はなかなか表れないだろう。京都で景気いいのはアイフルか島津ぐらいである。
やはり「京都朝日シネマ」はあのまま存続して欲しいというのが私の気持ちです。その為の協力、署名でも募金でも何でもしましょう。しかし、私はあえて「京都朝日シネマ」を残そうと考えているファンに呼びかけたい。
「この二ヶ月、一本でも多く朝日シネマで映画を見る!」
映画も産業であるならば、実績を残さねばなりません。産業としての効果を残してこそ、映画館の存続意義を問うことができると思います。横浜Fのサポーターは自前でクラブチームを作るほどチームを愛していました。そこまではできずとも映画を本当に愛する者ならば皆で実績をあげることが一番必要だと思います。
ディナーラッシュ
2002年12月4日 元来、麺類党で昼飯は大体、うどんかそばだったのですが(一人暮らししてた時なんて毎日、麺類だったもんな)最近は麺は麺でもパスタにハマっております。社会人時代の名残か、外食に金をかけることが多くなり、フレンチとかイタリア料理などの洋食に行く機会が増えました。いいですな、レストランの雰囲気は。
最近ハマってる佐々木倫子の「Heaven?」の影響もあって一流のレストランというものに非常にあこがれています。(そこまでの金はまだない)この「ディナーラッシュ」はそうしたニューヨークの一流レストランのある一夜の物語。監督はマイケルジャクソンのプロモで儲けた金で現在レストランのオーナーをやってるボブ・ジラディ。「小洒落」という言葉をそのまま映像化したような佳作を作ってくれました。
イタリアンレストランのオーナーを務めるルイ。彼には実は賭博の胴元という裏の顔があり、隣町のイタリア・ギャングと争っている。しかし勝負は明白。自分の親友だったエンリコまで殺されてしまった。
一方、レストランの方は以前は素朴な店だったのが息子であり、シェフでもあるウードによって雑誌に載るような一流レストランとなって連日満員の盛況だった。ウードは腕もよく、発想力も豊か。しかし、有名評論家に気に入られているのも大きかった。副シェフのダンカンはルイのお気に入り。大変、腕はいいのだが博打好きがタマに傷。ルイの諌めも聞かずにまたまた大勝負に打って出てイタリアギャングに大借金を作ってしまう。
火曜日、いつもながらの大盛況。画家を連れた画商、刑事の夫婦、ずっとバーテンにクイズを出し続ける不思議な男、変装した有名評論家。そしてイタリアンギャングがダンカンを訪ねてやってきた。ギャングはルイに言う。借金のカタに店をよこせ、と。胴元の権利はやるが店はやれない、、と断るルイ。もう駄目だと観念したダンカンは食事に毒を混ぜるが。。。
名前がある役だけでも10人は数えるし、セリフのある役では100人近くいる群像劇ですが脚本がしっかり作ってあるので全然混乱もせず、退屈もしなかった。本当によくできた映画です。これだけで50点。あと音楽がいいので20点。レストランってのは飯を食うだけでなく、いろんな人物が集まる場所、レストランを舞台に選んだだけでも20点。あと思わず、うならせるラスト。これで30点の120点を差し上げる。
私が好きなのは停電中のバーテンと客のクイズ合戦。東京での公開はシネスイッチ銀座。映画とスクリーンのイメージがぴったりかして随分なロングランになっています。東京での公開は12/20まで。お見逃しあるな。
【今週見た映画】
ディナーラッシュ 12/3 京都朝日シネマ
→「小洒落」という言葉を映像化することに成功した佳作。
【今週の鑑賞予定、今週末より公開の映画】
△マイノリティレポート(京都スカラ座)
→評論家筋の評判悪し。
×TRICK(京都宝塚)
☆チェンジングレーン(京極東宝)
×ザ・リング(京極東宝)
→ああ、ナオミワッツ。。
☆トリプルX(東宝公楽)
☆たそがれ清兵衛(Movix京都)
○ハリー・ポッターと秘密の部屋(Movix京都)
→いつになったら見にいけるのか。。。
×恋に唄えば(Movix京都)
×ショウタイム(Movix京都)
→見に行った弟によると大してはじけてないそうです。あらら。
×伝説のヤクザ・ボンノ(弥生座)
→遂にテンロクの映画館みたいになってしもうた
△バースディ・ガール(弥生座)
→暇じゃないのでいけないかも。
○ジョンQ・最期の決断(美松)
→とりあえず、公開時期は長くなりました。いつ見ようかな。
×サンタクロース・リターンズ
→アメリカでは毎年、クリスマス映画はヒットしますがねえ。。日本じゃねえ。。
◎ゴスフォード・パーク(朝日シネマ)
→お楽しみは最期にやってくる。。年末最大の期待作
×ノンストップガール(朝日シネマ)
→なんか。。見たら今年一番の最悪評価を下してしまいそう。。
○アフガン・アルファベット(朝日シネマ)
→めっちゃ込んでそう。。しかもモーニングショーじゃ平日行けないし。
◎国姓爺合戦(朝日シネマ)
→中国のプロパガンダ映画だそうですが行くぞ、俺は。
○クライム・ダイヤモンド(朝日シネマ)
→レイトショー行くのってしんどいな。
△アフガンアルファベット(朝日シネマ)
→最近、この手の映画がはやりますな。満員やろなあ。
○ロックンロール・ミシン(みなみ会館)
→見たいけど時間が。。土日しか行けん
×夢なら醒めて。。(みなみ会館)
→原作の竹内義和、嫌い。おかげで映画もなんか見に行く気しない。
【大阪】
△AIKI(シネリーブル梅田)
→今村昌平の息子が監督なのでそれだけでも見に行く価値あり。。ただ時間が(以下略)
【ビデオ】
「アリーmy Love?」8〜9
「タクシードライバー」
最近ハマってる佐々木倫子の「Heaven?」の影響もあって一流のレストランというものに非常にあこがれています。(そこまでの金はまだない)この「ディナーラッシュ」はそうしたニューヨークの一流レストランのある一夜の物語。監督はマイケルジャクソンのプロモで儲けた金で現在レストランのオーナーをやってるボブ・ジラディ。「小洒落」という言葉をそのまま映像化したような佳作を作ってくれました。
イタリアンレストランのオーナーを務めるルイ。彼には実は賭博の胴元という裏の顔があり、隣町のイタリア・ギャングと争っている。しかし勝負は明白。自分の親友だったエンリコまで殺されてしまった。
一方、レストランの方は以前は素朴な店だったのが息子であり、シェフでもあるウードによって雑誌に載るような一流レストランとなって連日満員の盛況だった。ウードは腕もよく、発想力も豊か。しかし、有名評論家に気に入られているのも大きかった。副シェフのダンカンはルイのお気に入り。大変、腕はいいのだが博打好きがタマに傷。ルイの諌めも聞かずにまたまた大勝負に打って出てイタリアギャングに大借金を作ってしまう。
火曜日、いつもながらの大盛況。画家を連れた画商、刑事の夫婦、ずっとバーテンにクイズを出し続ける不思議な男、変装した有名評論家。そしてイタリアンギャングがダンカンを訪ねてやってきた。ギャングはルイに言う。借金のカタに店をよこせ、と。胴元の権利はやるが店はやれない、、と断るルイ。もう駄目だと観念したダンカンは食事に毒を混ぜるが。。。
名前がある役だけでも10人は数えるし、セリフのある役では100人近くいる群像劇ですが脚本がしっかり作ってあるので全然混乱もせず、退屈もしなかった。本当によくできた映画です。これだけで50点。あと音楽がいいので20点。レストランってのは飯を食うだけでなく、いろんな人物が集まる場所、レストランを舞台に選んだだけでも20点。あと思わず、うならせるラスト。これで30点の120点を差し上げる。
私が好きなのは停電中のバーテンと客のクイズ合戦。東京での公開はシネスイッチ銀座。映画とスクリーンのイメージがぴったりかして随分なロングランになっています。東京での公開は12/20まで。お見逃しあるな。
【今週見た映画】
ディナーラッシュ 12/3 京都朝日シネマ
→「小洒落」という言葉を映像化することに成功した佳作。
【今週の鑑賞予定、今週末より公開の映画】
△マイノリティレポート(京都スカラ座)
→評論家筋の評判悪し。
×TRICK(京都宝塚)
☆チェンジングレーン(京極東宝)
×ザ・リング(京極東宝)
→ああ、ナオミワッツ。。
☆トリプルX(東宝公楽)
☆たそがれ清兵衛(Movix京都)
○ハリー・ポッターと秘密の部屋(Movix京都)
→いつになったら見にいけるのか。。。
×恋に唄えば(Movix京都)
×ショウタイム(Movix京都)
→見に行った弟によると大してはじけてないそうです。あらら。
×伝説のヤクザ・ボンノ(弥生座)
→遂にテンロクの映画館みたいになってしもうた
△バースディ・ガール(弥生座)
→暇じゃないのでいけないかも。
○ジョンQ・最期の決断(美松)
→とりあえず、公開時期は長くなりました。いつ見ようかな。
×サンタクロース・リターンズ
→アメリカでは毎年、クリスマス映画はヒットしますがねえ。。日本じゃねえ。。
◎ゴスフォード・パーク(朝日シネマ)
→お楽しみは最期にやってくる。。年末最大の期待作
×ノンストップガール(朝日シネマ)
→なんか。。見たら今年一番の最悪評価を下してしまいそう。。
○アフガン・アルファベット(朝日シネマ)
→めっちゃ込んでそう。。しかもモーニングショーじゃ平日行けないし。
◎国姓爺合戦(朝日シネマ)
→中国のプロパガンダ映画だそうですが行くぞ、俺は。
○クライム・ダイヤモンド(朝日シネマ)
→レイトショー行くのってしんどいな。
△アフガンアルファベット(朝日シネマ)
→最近、この手の映画がはやりますな。満員やろなあ。
○ロックンロール・ミシン(みなみ会館)
→見たいけど時間が。。土日しか行けん
×夢なら醒めて。。(みなみ会館)
→原作の竹内義和、嫌い。おかげで映画もなんか見に行く気しない。
【大阪】
△AIKI(シネリーブル梅田)
→今村昌平の息子が監督なのでそれだけでも見に行く価値あり。。ただ時間が(以下略)
【ビデオ】
「アリーmy Love?」8〜9
「タクシードライバー」
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親父ボロ泣き映画「陽はまた昇る」、「突入せよ!『あさま山荘』事件」
2002年12月2日 いやアハハではなくて。。もう色々ありますなあ。つうかここのページだけ見てる人にはわからないのですが。。
まあ大人の事情ということです。
厭な時代ですな。
レンタル日記サイトもすごいですな。
批判を浴びたらこちらの言い分も聞かずに削除ですか。どっちにしても解約する予定でしたが、なんかむかつきます。こっちはそんなことないとは思いますが。たいしたこと書いてないしね。
こんな時代ですが昨日、WOWWOWで放送された「サウスパーク」は最高でした。どうでもいい、センスがねえバカ映画ばっか放送し、藤井隆なんぞをCMに起用する暴挙を犯す放送局ですが「サウスパーク」を放送しているだけの理由で私は契約しているのです。
某国営放送にて火曜日の夜に多くの親父達に涙を流させるあの番組のパロディでした。しかもナレーションやってるのがあの田口トモロヲ!いや確信犯だわ、日本のスタッフ。最高の吹き替えでありました。
三流大学のバカ生徒会にホームページぶっ壊されるわ、バカ学生に統一教会の手先扱いされるわ、と本当にサノバビッチな時代ですが「サウスパーク」があるなら私、何とか生きていこうと思います。
さて今日の映画ですが「サウスパーク」ではないですが、先ほど祇園会館で見た、「陽はまた昇る」、「突入せよ!『あさま山荘』事件」の二本立てであります。某昼帯番組的に言うとこの2つは「プロジェクトX」つながりになります。別に二本ともNHKの資金が入ってるわけではありません。二つとも東映の作品で親父に向けて作られた映画です。
「陽はまた昇る」は歴史的に有名なVHSの物語。プロジェクトXの初期の傑作です。めちゃくちゃベタな映画ですが、数回うるっと来るシーンがあります。欠点は敵役の石橋蓮司の出番が少ない。当初の予定では次長の渡辺謙が敵役だったんでしょうが、やや融通は利かないがいい奴というキャラクターになっていました。
面白かったのはVHSが完成してから、VHSが標準になるまでの道のり。どっちかというと技術者よりも営業の方に思い入れしてしまう。ただまあ、実際にあったドラマを元にしたドラマによくあることですが思い切ったデフォルメができない。子飼いの緒方直人に逃げられたり、開発が失敗しまくったりするシーンはあるのですが苦悩のシーンが少なかったです。あと主人公が完璧すぎて、ともすれば「ええ子ちゃん映画」になってしまいます。そういう意味ではベタな映画でした。ただ、現実のドラマに振り回されまくったのは「突入せよ!『あさま山荘』事件」も同じ。いやこっちの方がひどいか(笑)
今年の正月、「プロジェクトX」であさま山荘事件が取り上げられました。今までほとんど表舞台に立たなかった鉄球兄弟を取り上げた、今までとは一風違うあさま山荘だったのですが、これを見て激怒したのが佐々淳行先生。俺が全然取り上げられていない!「あさま山荘」の本を書いた俺が何で出ていないんだ!確かに番組中、佐々さんは警視庁からの応援部隊として名前が挙げられているだけ。それで作られたのがこの映画。
んなアホな。。と思うあなたは「プロジェクトX」とこの映画を見比べてみればよろしい。映画の中では佐々さんは飛んだり跳ねたりの大活躍。「プロジェクトX」とは違って長野県警は足引っ張りまくりだし、鉄球兄弟はほとんど出てこない。(椎名桔平がやってたけどね)
佐々さんがそう要求したのかどうかは知りませんが佐々さんは映画の中ではヒーローでした。映画としては主人公をしっかり立てる方が映画作りやすいからそうしたんでしょうが、ここまでやるか?
原田監督の作品はオーケストラを見ているように多くの俳優を使いますが、今回もそれは生かされていました。遠藤憲一、矢島健一、松尾スズキ、もたいまさこはよかったなあ。コメディ役が多い荒川良々もよかった。ただ見ててしんどい。特に突入シーンは。タダでさえ他の映画で見ない役者さんばかり出るから誰が誰かわからない。
あさま山荘に関しては犯人側から描かれた総括映画「光の雨」っていう作品もあります。3本を見比べるのも一つの趣向かも。「光の雨」は厭な映画だけどね。
まあ大人の事情ということです。
厭な時代ですな。
レンタル日記サイトもすごいですな。
批判を浴びたらこちらの言い分も聞かずに削除ですか。どっちにしても解約する予定でしたが、なんかむかつきます。こっちはそんなことないとは思いますが。たいしたこと書いてないしね。
こんな時代ですが昨日、WOWWOWで放送された「サウスパーク」は最高でした。どうでもいい、センスがねえバカ映画ばっか放送し、藤井隆なんぞをCMに起用する暴挙を犯す放送局ですが「サウスパーク」を放送しているだけの理由で私は契約しているのです。
某国営放送にて火曜日の夜に多くの親父達に涙を流させるあの番組のパロディでした。しかもナレーションやってるのがあの田口トモロヲ!いや確信犯だわ、日本のスタッフ。最高の吹き替えでありました。
三流大学のバカ生徒会にホームページぶっ壊されるわ、バカ学生に統一教会の手先扱いされるわ、と本当にサノバビッチな時代ですが「サウスパーク」があるなら私、何とか生きていこうと思います。
さて今日の映画ですが「サウスパーク」ではないですが、先ほど祇園会館で見た、「陽はまた昇る」、「突入せよ!『あさま山荘』事件」の二本立てであります。某昼帯番組的に言うとこの2つは「プロジェクトX」つながりになります。別に二本ともNHKの資金が入ってるわけではありません。二つとも東映の作品で親父に向けて作られた映画です。
「陽はまた昇る」は歴史的に有名なVHSの物語。プロジェクトXの初期の傑作です。めちゃくちゃベタな映画ですが、数回うるっと来るシーンがあります。欠点は敵役の石橋蓮司の出番が少ない。当初の予定では次長の渡辺謙が敵役だったんでしょうが、やや融通は利かないがいい奴というキャラクターになっていました。
面白かったのはVHSが完成してから、VHSが標準になるまでの道のり。どっちかというと技術者よりも営業の方に思い入れしてしまう。ただまあ、実際にあったドラマを元にしたドラマによくあることですが思い切ったデフォルメができない。子飼いの緒方直人に逃げられたり、開発が失敗しまくったりするシーンはあるのですが苦悩のシーンが少なかったです。あと主人公が完璧すぎて、ともすれば「ええ子ちゃん映画」になってしまいます。そういう意味ではベタな映画でした。ただ、現実のドラマに振り回されまくったのは「突入せよ!『あさま山荘』事件」も同じ。いやこっちの方がひどいか(笑)
今年の正月、「プロジェクトX」であさま山荘事件が取り上げられました。今までほとんど表舞台に立たなかった鉄球兄弟を取り上げた、今までとは一風違うあさま山荘だったのですが、これを見て激怒したのが佐々淳行先生。俺が全然取り上げられていない!「あさま山荘」の本を書いた俺が何で出ていないんだ!確かに番組中、佐々さんは警視庁からの応援部隊として名前が挙げられているだけ。それで作られたのがこの映画。
んなアホな。。と思うあなたは「プロジェクトX」とこの映画を見比べてみればよろしい。映画の中では佐々さんは飛んだり跳ねたりの大活躍。「プロジェクトX」とは違って長野県警は足引っ張りまくりだし、鉄球兄弟はほとんど出てこない。(椎名桔平がやってたけどね)
佐々さんがそう要求したのかどうかは知りませんが佐々さんは映画の中ではヒーローでした。映画としては主人公をしっかり立てる方が映画作りやすいからそうしたんでしょうが、ここまでやるか?
原田監督の作品はオーケストラを見ているように多くの俳優を使いますが、今回もそれは生かされていました。遠藤憲一、矢島健一、松尾スズキ、もたいまさこはよかったなあ。コメディ役が多い荒川良々もよかった。ただ見ててしんどい。特に突入シーンは。タダでさえ他の映画で見ない役者さんばかり出るから誰が誰かわからない。
あさま山荘に関しては犯人側から描かれた総括映画「光の雨」っていう作品もあります。3本を見比べるのも一つの趣向かも。「光の雨」は厭な映画だけどね。
浅草キッドの「浅草キッド」
2002年11月29日 この作品はスカパーの北野チャンネルで製作されたオリジナルドラマで厳密に言うと映画とは言えないかもしれません。十三の第七藝術劇場でレイトショーで上映されていた作品で今日でおしまいですのでビデオで見てください。(発売されると思いますが詳しくは知らない。)多分、この映画について触れているのは私ぐらいでしょう。原作はビートたけしの青春時代を描いた「浅草キッド」で監督は「忘れられぬ人々」の篠崎誠。主演はあの浅草キッドの水道橋博士です。まあ浅草キッドの舞台挨拶があるから見に行ったんだけどね。
出演陣が浅草キッド、石倉三郎、深浦加奈子、井上晴美、内海桂子、橋本真也(おでん屋)、寺島進、ナポレオンズなど多士済々。見る人によっては狂喜乱舞するキャストです。
芸人の一代記を扱ったドラマも数ありますが、俳優さんが演じるコントというのがなんか違和感があることが多い。林家三平を渡邊徹がやったのもありましたし、南原が渥美清の役をやった単発ドラマもありましたがどれも出来がよくなかった。一番ひどかったのは的場浩次がやった横山やすし。大阪弁できてへん。(笑)
その点、このドラマは浅草一の芸人でたけしの師匠、深見千三郎役を石倉三郎が演じるなど気を使っています。このドラマの主役は実質上、石倉三郎だと言えるほど素晴らしい演技でした。あとは深浦加奈子もよかったなあ。
舞台は浅草。昨年、私は東京にいたのですがこの浅草にはよく行きました。下宿から近い、というのもあったのですが何となく好きな街でした。競馬客で一杯の汚い街でしたが。たけしが働いていたのは今は無き、フランス座ですがドラマではわざわざ作り直したそうです。ちなみに浅草にはロック座というストリップが今でもあります。
手回しカメラを多用して作った低予算作品ですが、ドラマとしての出来はなかなかいいです。ビートきよし役も出てくるのですが、それは見てからのお楽しみということで。見るのはものすごく久しぶりやな、死んだとか聞いてたけど。上記にあげた出演陣の他にもマニアックな人が多数出ています。気が向いたら見るべし。
出演陣が浅草キッド、石倉三郎、深浦加奈子、井上晴美、内海桂子、橋本真也(おでん屋)、寺島進、ナポレオンズなど多士済々。見る人によっては狂喜乱舞するキャストです。
芸人の一代記を扱ったドラマも数ありますが、俳優さんが演じるコントというのがなんか違和感があることが多い。林家三平を渡邊徹がやったのもありましたし、南原が渥美清の役をやった単発ドラマもありましたがどれも出来がよくなかった。一番ひどかったのは的場浩次がやった横山やすし。大阪弁できてへん。(笑)
その点、このドラマは浅草一の芸人でたけしの師匠、深見千三郎役を石倉三郎が演じるなど気を使っています。このドラマの主役は実質上、石倉三郎だと言えるほど素晴らしい演技でした。あとは深浦加奈子もよかったなあ。
舞台は浅草。昨年、私は東京にいたのですがこの浅草にはよく行きました。下宿から近い、というのもあったのですが何となく好きな街でした。競馬客で一杯の汚い街でしたが。たけしが働いていたのは今は無き、フランス座ですがドラマではわざわざ作り直したそうです。ちなみに浅草にはロック座というストリップが今でもあります。
手回しカメラを多用して作った低予算作品ですが、ドラマとしての出来はなかなかいいです。ビートきよし役も出てくるのですが、それは見てからのお楽しみということで。見るのはものすごく久しぶりやな、死んだとか聞いてたけど。上記にあげた出演陣の他にもマニアックな人が多数出ています。気が向いたら見るべし。
【おまけ企画】やましろ映画事情
2002年11月28日おまけです。京都にある映画館の紹介です。
京都スカラ座(東宝系)招待券:有
ご存知、京都で一番大きな東宝系映画館。最近、改装したばかりで随分、綺麗になりました。東京の日比谷スカラ座にそっくりになってました。あと、京都初となる特別鑑賞席ができてました。できなくてもいいけど。
京都宝塚(東宝系)招待券:有
東宝系邦画館。京都の小学生なら一度は足を踏み入れたことがあるでしょう。アニメをやっている時期以外に満員になってるのを見たことがない。しばらく改装してないので座席はそんなに綺麗じゃないけど段差があるので見やすくなっています。
京極東宝(東宝系)招待券:有
私が映画を見出した時(98年)には一番綺麗だった映画館。いつのまにか、完全入れ替え制になっていました。3スクリーンのうち2つは100人前後のミニシアター。段差が少ないので満員になる土日は早めに行くほうがいいです。
東宝公楽(東宝系)招待券:有
スターウォーズエピソード1(吹き替え)公開を機会にドルビースタジオを導入。ディズニーのアニメなどのファミリー層を対象にした映画をよくやってます。座席はやや狭い。
MOVIX京都(松竹系)
昨年誕生した松竹初のシネコン。とにかくでかあい!座席指定制の7スクリーでうち6スクリーンは200人前後。(一番大きいのは450人)最近はどこでもそうなってるようですが食べ物の持ち込みは禁止となっています。
京都弥生座(独立系)
2つのスクリーンで新京極の真ん中と抜群の立地条件にも関わらず、閑古鳥映画館。MOVIXができるまでは東映の作品を流していたが、今はミニシアター作品(京都は映画館が少ないので他の地方なら東宝直営でかかっているような映画も含まれる。)や他の映画館で上映が終わった映画を続映することが多い。スタッフが大体、一人しかいない。一時期はRCSの支援を受けていたが今は受けていない。独立系映画館で正直、今一番ヤバイ映画館。今年のヒットは「チョコレート」ぐらいで客が本当に来ていない。
京都朝日シネマ(独立系)
京都ミニシアター盟主。場所もよく、小奇麗で土日だけでなく平日も満員になることもしばしば。しかし、座席の段差がないので席によっては見えないときも。作品は主に注目されているミニシアター作品を扱うことが多いが、時にはアート系映画やヨーロッパの映画も扱う。「アメリ」、「ライフイズビューティフル」など失敗のないラインナップを組んでいる。日本ヘラルドの直営で繁盛していたが日本ヘラルドの撤退に伴い、独立系に。現在、ビルの持ち主である朝日新聞と交渉が続いているが見通しは立っていない。ここが無くなるとマジで困るんだが。。四条、三条でレイトショーやってるのはここだけだもん。署名活動にあなたも参加しよう。
美松劇場(独立系)招待券:有
場所もよく、小奇麗な映画館なんだが上映作品で損している独立系映画館。上映している最中に従業員が清掃を始めたのを見たことがある。上映する映画は弥生座によく似ており、東宝系で上映が終了した映画を上映することが多い。いつ行っても客がいない。今年よりRCSの支援でレイトショーを流すこととなった。
祇園会館(独立系)招待券:有
京都唯一の名画座。土日は満員になることもあるが、招待券での入場がほとんどで本当に儲かっているかは微妙。2本立てのラインナップはうなづける時もあるが、なんでこの組み合わせなのか、と唖然とすることもある。ここで見た映画は一番多いかもしれないが、一度も金払って入ったことがない。
みなみ会館(独立系)
京都映画ファンの聖地。一日に5本の作品を流すこともよくあるミニシアター。東京の方でもこんな映画館は見当たらなかった。(せいぜいレイトとモーニングがある程度)インディーズ作品を盛りだくさんに提供してくれる。映画後進都市である京都を支えてくれている。古い映画館だったが椅子も新品だし、掃除も行き届いている。意外に小奇麗な映画館である。RCSが企画を担当している。客は作品によりけりだが経営は厳しいそうなので、みんなもっとみなみ会館に行こう。
大宮東映(独立系)招待券:有
小学生時代に「アニメ祭」でよく行った。大宮駅前という最高の立地条件であったが、阪急大宮に止まる電車が少なくなったので立ち寄る機会がすくない。綺麗なのだが映画村の予告を長く見せられるなどいなたい感じが抜けないのはご愛嬌。ここもタダ券が多く、金を払って入ったことがない。
京都文化博物館(京都府)
映画館ではないが木曜日〜日曜日の一日二回の割合で昔の邦画を公開している。トータルで見るとここの鑑賞本数が多分、トップ。夕方の方が空いているので夕方に行きましょう。
京都スカラ座(東宝系)招待券:有
ご存知、京都で一番大きな東宝系映画館。最近、改装したばかりで随分、綺麗になりました。東京の日比谷スカラ座にそっくりになってました。あと、京都初となる特別鑑賞席ができてました。できなくてもいいけど。
京都宝塚(東宝系)招待券:有
東宝系邦画館。京都の小学生なら一度は足を踏み入れたことがあるでしょう。アニメをやっている時期以外に満員になってるのを見たことがない。しばらく改装してないので座席はそんなに綺麗じゃないけど段差があるので見やすくなっています。
京極東宝(東宝系)招待券:有
私が映画を見出した時(98年)には一番綺麗だった映画館。いつのまにか、完全入れ替え制になっていました。3スクリーンのうち2つは100人前後のミニシアター。段差が少ないので満員になる土日は早めに行くほうがいいです。
東宝公楽(東宝系)招待券:有
スターウォーズエピソード1(吹き替え)公開を機会にドルビースタジオを導入。ディズニーのアニメなどのファミリー層を対象にした映画をよくやってます。座席はやや狭い。
MOVIX京都(松竹系)
昨年誕生した松竹初のシネコン。とにかくでかあい!座席指定制の7スクリーでうち6スクリーンは200人前後。(一番大きいのは450人)最近はどこでもそうなってるようですが食べ物の持ち込みは禁止となっています。
京都弥生座(独立系)
2つのスクリーンで新京極の真ん中と抜群の立地条件にも関わらず、閑古鳥映画館。MOVIXができるまでは東映の作品を流していたが、今はミニシアター作品(京都は映画館が少ないので他の地方なら東宝直営でかかっているような映画も含まれる。)や他の映画館で上映が終わった映画を続映することが多い。スタッフが大体、一人しかいない。一時期はRCSの支援を受けていたが今は受けていない。独立系映画館で正直、今一番ヤバイ映画館。今年のヒットは「チョコレート」ぐらいで客が本当に来ていない。
京都朝日シネマ(独立系)
京都ミニシアター盟主。場所もよく、小奇麗で土日だけでなく平日も満員になることもしばしば。しかし、座席の段差がないので席によっては見えないときも。作品は主に注目されているミニシアター作品を扱うことが多いが、時にはアート系映画やヨーロッパの映画も扱う。「アメリ」、「ライフイズビューティフル」など失敗のないラインナップを組んでいる。日本ヘラルドの直営で繁盛していたが日本ヘラルドの撤退に伴い、独立系に。現在、ビルの持ち主である朝日新聞と交渉が続いているが見通しは立っていない。ここが無くなるとマジで困るんだが。。四条、三条でレイトショーやってるのはここだけだもん。署名活動にあなたも参加しよう。
美松劇場(独立系)招待券:有
場所もよく、小奇麗な映画館なんだが上映作品で損している独立系映画館。上映している最中に従業員が清掃を始めたのを見たことがある。上映する映画は弥生座によく似ており、東宝系で上映が終了した映画を上映することが多い。いつ行っても客がいない。今年よりRCSの支援でレイトショーを流すこととなった。
祇園会館(独立系)招待券:有
京都唯一の名画座。土日は満員になることもあるが、招待券での入場がほとんどで本当に儲かっているかは微妙。2本立てのラインナップはうなづける時もあるが、なんでこの組み合わせなのか、と唖然とすることもある。ここで見た映画は一番多いかもしれないが、一度も金払って入ったことがない。
みなみ会館(独立系)
京都映画ファンの聖地。一日に5本の作品を流すこともよくあるミニシアター。東京の方でもこんな映画館は見当たらなかった。(せいぜいレイトとモーニングがある程度)インディーズ作品を盛りだくさんに提供してくれる。映画後進都市である京都を支えてくれている。古い映画館だったが椅子も新品だし、掃除も行き届いている。意外に小奇麗な映画館である。RCSが企画を担当している。客は作品によりけりだが経営は厳しいそうなので、みんなもっとみなみ会館に行こう。
大宮東映(独立系)招待券:有
小学生時代に「アニメ祭」でよく行った。大宮駅前という最高の立地条件であったが、阪急大宮に止まる電車が少なくなったので立ち寄る機会がすくない。綺麗なのだが映画村の予告を長く見せられるなどいなたい感じが抜けないのはご愛嬌。ここもタダ券が多く、金を払って入ったことがない。
京都文化博物館(京都府)
映画館ではないが木曜日〜日曜日の一日二回の割合で昔の邦画を公開している。トータルで見るとここの鑑賞本数が多分、トップ。夕方の方が空いているので夕方に行きましょう。
パルコ・フィクション〜「ウォーターボーイズ」が好きなあなたにオススメ
2002年11月27日 昨日と今日で6本の映画を見てきました。特に昨日は4本。一日4本というのは初めてでさすがに疲れました。6本のうち、5本が邦画というのがまた初めてです。ふと鑑みると今月は20本も映画見とる。ビデオで?いや劇場で。
さすがに財布がやばくなってきましたので来週よりアルバイトに行くことになりました。週休2日で事務をとります。少しは更新程度は減ると思いますが頑張ろうと思います。映画鑑賞本数は。。大してかわらんだろうなあ。。
今日は「たそがれ清兵衛」の感想でも書こうかと思いましたがどうせ、ヒットしてるし、またまた知名度の低い邦画について書きます。関西では心斎橋シネマ・ドゥにて公開されている「パルコ・フィクション」。
この映画の舞台となる「パルコ」とは渋谷にあるデパートのこと。ミニシアターの「シネクイント」の親会社でもあります。「パルコ」を舞台にした映画を矢口史靖、鈴木卓爾の二人に撮らせるという企画から誕生した映画で、5つの小作品のオムニバス形式となっています。矢口さんが「パルコ誕生」「入社試験」「バーゲン」で鈴木さんが「はるこ」「見上げてごらん」を担当。矢口さんは「ウォーターボーイズ」「アドレナリンドライブ」というエンターティメント作品を撮れる、貴重な監督。鈴木さんは矢口さんの先輩にあたり、「さわやか三組」の脚本で有名になった人です。
笑いのツボというのは個人差が結構あります。どうしてCMで駄洒落がやたらに多いのか、それは最大公約数で受けるからだと言います。私は正直、SABU監督や石井克人の笑いがさっぱりわからんのですが、私が以前見た映画サイトでSABU監督の「MONDAY」が大好きで矢口さんの「ウォーターボーイズ」がさっぱりという人がいました。私は正反対。「MONDAY」って何がおもろいのか、わからんのだが。。
この映画で使われてる笑い(特に矢口さん)は面白いかどうかについては個人差があると思います。「ウォーターボーイズ」が面白かった人には多分、気に入るでしょう。私が好きなのは「はるこ」。パルコのCMが流れるたびにおかしくなってしまうおばあちゃんの為に孫がパルコに店名を変えて、とお願いに行く話です。ゲラゲラ笑える映画ではないですが、小ネタを挟み込んでクスクスわらかせてくれます。
「がんばっていきまっしょい」の真野きりな、「ピンポン」の荒川良々(キャプテンやってたデブ)、猫田直がいい味出してます。料金は1000円統一らしく、65分と短めの映画。一見あれ。
サイトhttp://www.parco-city.co.jp/cine_quinto/parco_fiction/
【今週見た映画】
なごり雪 11/22 美松映劇
→大林作品が好きな人だけ、オススメ。あと下手な演技が見たい人にも
☆血煙高田馬場 11/22 京都文化博物館映像ホール
→板妻、かっこええ!!!この一言に尽きます。思わず拍手!
パルコ・フィクション 11/26 心斎橋シネマ・ドゥ
→お遊びで作ったナンセンスコメディ5本。お暇ならどぞ。
ごめん 11/26 テアトル梅田
→上賀茂神社が出てきます。京都人は万難を排し見るべし
遥かなるクルディスタン 11/26 第七藝術劇場
→トルコのクルド人問題についての作品。やや退屈
浅草キッドの「浅草キッド」 11/26 第七藝術劇場
→スカパーで流されたドラマ。石倉三郎がよい!
陽はまた昇る 11/27 祇園会館
→サラリーマン、激泣きの東映らしい映画
突入せよ!「あさま山荘」事件 11/27 祇園会館
→真剣にやってることはわかるのですが登場人物が相変わらず多すぎ。
【今週の鑑賞予定、今週末より公開の映画】
今年の正月映画は正直、期待薄。期待作品は「火山高」「刑務所の中」「夜をかけて」ぐらい。
来週よりアルバイトが始まるので鑑賞本数は少し減るかと。。
○ジョンQ(京都スカラ座)
→さめざめと泣きたいので行こうと思います。
×TRICK(京都宝塚)
☆チェンジングレーン(京極東宝)
△ザ・リング(京極東宝)
☆トリプルX(東宝公楽)
☆たそがれ清兵衛(Movix京都)
○ハリー・ポッターと秘密の部屋(Movix京都)
→隙を見つけて行ってきます。
×恋に唄えば(Movix京都)
○ショウタイム(Movix京都)
→ただただ笑いたいので行ってきます。
×ラスト・キャッスル(弥生座)
○バースディ・ガール(弥生座)
→暇なら行きます
☆なごり雪(美松)
△旅の途中で(朝日シネマ)
→なんかありがちな感じがするけど大杉漣に期待。
△ディナーラッシュ
→「Heaven?」みたいな内容だったらいいなあ。
○クライム・ダイヤモンド
→ガイリッチーファンだしなあ。。
△アフガンアルファベット
→最近、この手の映画がはやりますな
【大阪】
△国姓爺合戦(シネリーブル梅田)
→評判悪いな、この映画。
○宣戦布告
→京都で見損ねた。何とかみたいんやけど。。
【ビデオ】
「アリーmy Love?」5〜7
さすがに財布がやばくなってきましたので来週よりアルバイトに行くことになりました。週休2日で事務をとります。少しは更新程度は減ると思いますが頑張ろうと思います。映画鑑賞本数は。。大してかわらんだろうなあ。。
今日は「たそがれ清兵衛」の感想でも書こうかと思いましたがどうせ、ヒットしてるし、またまた知名度の低い邦画について書きます。関西では心斎橋シネマ・ドゥにて公開されている「パルコ・フィクション」。
この映画の舞台となる「パルコ」とは渋谷にあるデパートのこと。ミニシアターの「シネクイント」の親会社でもあります。「パルコ」を舞台にした映画を矢口史靖、鈴木卓爾の二人に撮らせるという企画から誕生した映画で、5つの小作品のオムニバス形式となっています。矢口さんが「パルコ誕生」「入社試験」「バーゲン」で鈴木さんが「はるこ」「見上げてごらん」を担当。矢口さんは「ウォーターボーイズ」「アドレナリンドライブ」というエンターティメント作品を撮れる、貴重な監督。鈴木さんは矢口さんの先輩にあたり、「さわやか三組」の脚本で有名になった人です。
笑いのツボというのは個人差が結構あります。どうしてCMで駄洒落がやたらに多いのか、それは最大公約数で受けるからだと言います。私は正直、SABU監督や石井克人の笑いがさっぱりわからんのですが、私が以前見た映画サイトでSABU監督の「MONDAY」が大好きで矢口さんの「ウォーターボーイズ」がさっぱりという人がいました。私は正反対。「MONDAY」って何がおもろいのか、わからんのだが。。
この映画で使われてる笑い(特に矢口さん)は面白いかどうかについては個人差があると思います。「ウォーターボーイズ」が面白かった人には多分、気に入るでしょう。私が好きなのは「はるこ」。パルコのCMが流れるたびにおかしくなってしまうおばあちゃんの為に孫がパルコに店名を変えて、とお願いに行く話です。ゲラゲラ笑える映画ではないですが、小ネタを挟み込んでクスクスわらかせてくれます。
「がんばっていきまっしょい」の真野きりな、「ピンポン」の荒川良々(キャプテンやってたデブ)、猫田直がいい味出してます。料金は1000円統一らしく、65分と短めの映画。一見あれ。
サイトhttp://www.parco-city.co.jp/cine_quinto/parco_fiction/
【今週見た映画】
なごり雪 11/22 美松映劇
→大林作品が好きな人だけ、オススメ。あと下手な演技が見たい人にも
☆血煙高田馬場 11/22 京都文化博物館映像ホール
→板妻、かっこええ!!!この一言に尽きます。思わず拍手!
パルコ・フィクション 11/26 心斎橋シネマ・ドゥ
→お遊びで作ったナンセンスコメディ5本。お暇ならどぞ。
ごめん 11/26 テアトル梅田
→上賀茂神社が出てきます。京都人は万難を排し見るべし
遥かなるクルディスタン 11/26 第七藝術劇場
→トルコのクルド人問題についての作品。やや退屈
浅草キッドの「浅草キッド」 11/26 第七藝術劇場
→スカパーで流されたドラマ。石倉三郎がよい!
陽はまた昇る 11/27 祇園会館
→サラリーマン、激泣きの東映らしい映画
突入せよ!「あさま山荘」事件 11/27 祇園会館
→真剣にやってることはわかるのですが登場人物が相変わらず多すぎ。
【今週の鑑賞予定、今週末より公開の映画】
今年の正月映画は正直、期待薄。期待作品は「火山高」「刑務所の中」「夜をかけて」ぐらい。
来週よりアルバイトが始まるので鑑賞本数は少し減るかと。。
○ジョンQ(京都スカラ座)
→さめざめと泣きたいので行こうと思います。
×TRICK(京都宝塚)
☆チェンジングレーン(京極東宝)
△ザ・リング(京極東宝)
☆トリプルX(東宝公楽)
☆たそがれ清兵衛(Movix京都)
○ハリー・ポッターと秘密の部屋(Movix京都)
→隙を見つけて行ってきます。
×恋に唄えば(Movix京都)
○ショウタイム(Movix京都)
→ただただ笑いたいので行ってきます。
×ラスト・キャッスル(弥生座)
○バースディ・ガール(弥生座)
→暇なら行きます
☆なごり雪(美松)
△旅の途中で(朝日シネマ)
→なんかありがちな感じがするけど大杉漣に期待。
△ディナーラッシュ
→「Heaven?」みたいな内容だったらいいなあ。
○クライム・ダイヤモンド
→ガイリッチーファンだしなあ。。
△アフガンアルファベット
→最近、この手の映画がはやりますな
【大阪】
△国姓爺合戦(シネリーブル梅田)
→評判悪いな、この映画。
○宣戦布告
→京都で見損ねた。何とかみたいんやけど。。
【ビデオ】
「アリーmy Love?」5〜7
ピーピー兄弟〜関西人は絶対に見ろ
2002年11月25日 ハリポタ、めちゃくちゃ来てやがんの。京都のMovix京都でさえも、7スクリーンのうち4つがハリポタやもんな。すげえ。
一方、予想通りに「恋に唄えば」は大コケで来週で打ち切りの可能性も出てきました。(東映直営館でさえも、「凶気の桜」と併映)
シネコンは人気出ないとなるとあっさり打ち切りますからね。ブロックブッキングの時代ならば、人気が出なくても館主が涙を呑みながら上映をし続けますが、そこが資本主義のアメリカ仕込みのシネコン様であります。
自分が好きな映画がこんな目になったら腹立つけどね。シネコンになってスクリーンが増えるからいろんな映画が見れる、と言われておりますが現時点においては嘘としか思えません。売れてる映画をガンガンまわしてるだけで映画ファンにとっては嬉しくも何ともない。しかも座席指定制はなんか厭だし。
「ピーピー兄弟」
大阪、京都でも公開終わりましたが今週から神戸で始まるそうなので宣伝しときます。パンフを買い損ねたので詳しくは知りませんが、エンドロールに「寄付していただいた方、ありがとうございました」というテロップが流れていたり、2000年に完成していたことも考えると難産だった作品だと思います。(完成してからしばらく公開されないのはよくあることですが)
脚本は98年のサンダース映画祭(レッドフォードが企画している)で賞をもらっており、フランスの映画会社からも出資してもらっているそうです。フランス人はシモネタ好きだから気に入ったのでしょう。
この映画は大阪を舞台にしているのですが地方を舞台にするといつも引っ掛かるのは方言の問題です。先日見た「なごり雪」は臼杵を舞台にしていましたが方言を一切使いませんでした。いっそ、そっちの方がいいのかもしれない。私はずっと関西なので、下手な大阪弁は非常に気になるのです。今度、公開される「水の女」。映画の出来は存じ上げませんが予告編での浅野忠信の大阪弁はかなりキツかったです。(本人も気にしてたそうですが)その点、この映画は自然な関西弁になっており、見てて違和感がなかった。
主演はぜんじろう、みれいゆ、剣太郎セガールと関西の人で意識的にあわせたんでしょう。正直、ぜんじろうを見るのは実に久しぶり。今、何をしてるんやろ。
最近まで知らなかったんですが、みれいゆは私の中学、高校、大学の先輩で(中、高、大一貫校)年齢ごまかしてなかったら、私の一つ上の学年だったらしい。マジかよ。大学在学中からみれいゆのことは知ってましたが内部生だったとは。。先日も中学の時の同級生がアメリカで歌手デビューとか聞きました。世の中、狭いもんです。この方も一時期はポスト本上まなみと言われていましたが今はもう一つ。この映画を転機として女優として頑張ってください。
剣太郎セガールはご存知、セガールの息子で一時期はCM出演はあったのですが伸び悩んでいます。何でもあがり性で役者断念も考えているとか。。そう考えると映画の役はほとんど彼自身だったのかもしれません。
この映画は漫才師を題材にしていますが兄貴のぜんじろうと弟の剣太郎セガールの兄弟のお話。彼らの漫才は放送禁止用語を連発し、とてもテレビでは流せない。そこにピーブ音をつけて放送してしまう。ほとんど何を言うてるのか、わからん。でもなんか面白い。言わば放送禁止直前に踏み込んでしまう。地方テレビだけにできるお遊びかもしれません。
一躍、スターになる二人ですが、長続きするわけないというのが兄貴が一番わかっている。一方、弟は漫才を辞めたがっていた。。
賞をもらったから、というのではないですが脚本はよくできています。兄弟の葛藤もよく書けていますが、香川照之演じるディレクターが面白い。演出は目新しいところは特になかったですが、丁寧にやっています。少しベタベタしましたが、比較的すっきりまとまったのではないでしょうか。新しい関西映画の誕生だと思います。子供から年寄りまで楽しめます。
一方、予想通りに「恋に唄えば」は大コケで来週で打ち切りの可能性も出てきました。(東映直営館でさえも、「凶気の桜」と併映)
シネコンは人気出ないとなるとあっさり打ち切りますからね。ブロックブッキングの時代ならば、人気が出なくても館主が涙を呑みながら上映をし続けますが、そこが資本主義のアメリカ仕込みのシネコン様であります。
自分が好きな映画がこんな目になったら腹立つけどね。シネコンになってスクリーンが増えるからいろんな映画が見れる、と言われておりますが現時点においては嘘としか思えません。売れてる映画をガンガンまわしてるだけで映画ファンにとっては嬉しくも何ともない。しかも座席指定制はなんか厭だし。
「ピーピー兄弟」
大阪、京都でも公開終わりましたが今週から神戸で始まるそうなので宣伝しときます。パンフを買い損ねたので詳しくは知りませんが、エンドロールに「寄付していただいた方、ありがとうございました」というテロップが流れていたり、2000年に完成していたことも考えると難産だった作品だと思います。(完成してからしばらく公開されないのはよくあることですが)
脚本は98年のサンダース映画祭(レッドフォードが企画している)で賞をもらっており、フランスの映画会社からも出資してもらっているそうです。フランス人はシモネタ好きだから気に入ったのでしょう。
この映画は大阪を舞台にしているのですが地方を舞台にするといつも引っ掛かるのは方言の問題です。先日見た「なごり雪」は臼杵を舞台にしていましたが方言を一切使いませんでした。いっそ、そっちの方がいいのかもしれない。私はずっと関西なので、下手な大阪弁は非常に気になるのです。今度、公開される「水の女」。映画の出来は存じ上げませんが予告編での浅野忠信の大阪弁はかなりキツかったです。(本人も気にしてたそうですが)その点、この映画は自然な関西弁になっており、見てて違和感がなかった。
主演はぜんじろう、みれいゆ、剣太郎セガールと関西の人で意識的にあわせたんでしょう。正直、ぜんじろうを見るのは実に久しぶり。今、何をしてるんやろ。
最近まで知らなかったんですが、みれいゆは私の中学、高校、大学の先輩で(中、高、大一貫校)年齢ごまかしてなかったら、私の一つ上の学年だったらしい。マジかよ。大学在学中からみれいゆのことは知ってましたが内部生だったとは。。先日も中学の時の同級生がアメリカで歌手デビューとか聞きました。世の中、狭いもんです。この方も一時期はポスト本上まなみと言われていましたが今はもう一つ。この映画を転機として女優として頑張ってください。
剣太郎セガールはご存知、セガールの息子で一時期はCM出演はあったのですが伸び悩んでいます。何でもあがり性で役者断念も考えているとか。。そう考えると映画の役はほとんど彼自身だったのかもしれません。
この映画は漫才師を題材にしていますが兄貴のぜんじろうと弟の剣太郎セガールの兄弟のお話。彼らの漫才は放送禁止用語を連発し、とてもテレビでは流せない。そこにピーブ音をつけて放送してしまう。ほとんど何を言うてるのか、わからん。でもなんか面白い。言わば放送禁止直前に踏み込んでしまう。地方テレビだけにできるお遊びかもしれません。
一躍、スターになる二人ですが、長続きするわけないというのが兄貴が一番わかっている。一方、弟は漫才を辞めたがっていた。。
賞をもらったから、というのではないですが脚本はよくできています。兄弟の葛藤もよく書けていますが、香川照之演じるディレクターが面白い。演出は目新しいところは特になかったですが、丁寧にやっています。少しベタベタしましたが、比較的すっきりまとまったのではないでしょうか。新しい関西映画の誕生だと思います。子供から年寄りまで楽しめます。
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なごり雪〜宝生舞を脱がせた、ヒゲ監督〜
2002年11月22日 さあ皆様!明日からいよいよ「はりぽた」の公開ですわよ。業界予想では「千と千尋」を超えるなどの皮算用が始まっております。私も明日は大阪に「はりぽた」の為にどれだけの人が並ぶのかを見に行って参ります。多分、明日は「はりぽた」に客が集中するので他の映画館じゃ、ゆっくり見れるな、うんうん。
来年の夏に「踊る大捜査線2」が公開されることが決定しました。ちなみに織田裕二主演の映画が来年の3月にも公開されますが監督が大森一樹(どうしてこの人が監督なのか。。)なので何も期待しない方がいいです。なお、週刊誌によると織田裕二は主演映画が2本当たったので妙に傲慢になってスタッフ受けが悪いそうです。というか、「踊る」の前はパッとした映画ないやん。「就職戦線異常なし」を俺は忘れないぞ。
「OUT」がアカデミー外国語映画賞の候補に決定しました。作品の出来もいいのですがそれ以上に20世紀フォックスが作ったというのが大きいと思います。是非とも賞を取って、「たそがれ清兵衛」のようなビデオで見れば充分な作品ばかり担ぎ上げた阿呆なメディアに一喝入れてやってください。本当にお願いします。>アカデミーの方々
「なごり雪」
正直、大林の作品は苦手なので見に行くのは躊躇していました。善人ばかり出てくるとか、たるいという理由もありますが何でこの人は無闇に女優に脱がせるのでしょうか?
私が大林に嫌悪感を抱くのは実の娘にすら「異常」と言われた、ロリコンっぷりです。「あした」という作品は大林ファンの間では極めて評価が高い作品らしいですが、私は鑑賞中に幾度か、吐き気を催しました。いきなり、主演の高橋かおりに脱がせる、妙に幼い感じの新人の女優さんに脱がせる。挙句の果てには10歳にも満たない少女の股から血を垂らさせる。(どういう意味かは各自、お含みください。説明したくありません。)「ふたり」でもきわどいシーンがあったし、「あの夏」でも10歳の男女をオールヌードで出しています。
そりゃ、演出上でどうしても必要な時もあるでしょう。でも違うもんな。どう考えても違和感あるし。監督がただ見たいだけちゃうか?と邪推してしまう演出なのです。
この映画では「あした」よりひどいことはしていませんが、「あした」で唯一脱ぐことがなかった宝生舞に脱がせていました。しかも、男が更衣所が間違えるというシチュエーションで。「かぼちゃワイン」か。そりゃ、男としては嬉しいけどさ。
数年後に須藤温子も脱がされてしまうのですか。ちなみに映画では「新人」と書かれていましたが彼女はすでに「シベリア超特急2」に変テコな中国娘の役で出ていました。フィルモグラフィーから削除されてた。そりゃ、恥かもしれんけどさ。個人的な感想を言わせてもらうと、この子、演技がめちゃくちゃ大根です。演出だったのかもしれませんがつらかった。。
まあ監督の趣味はともかくとして、映画はいい出来だと思います。脚本は丁寧に作られていました。いつも端役でしか出てないベンガルの演技がたっぷり見れたしね。こういう演技する人だったのね。「GO」でジョンイル役をやってた細山田君も頑張っておりました。ただ演出は若干、古臭い。セリフの言い回しも新劇みたい。つまり、今までの大林映画が好きな人にはお薦めです。
舞台は臼杵。金をよほど出してもらったらしく、作品の最期で「この映画は臼杵映画というべきである」というテロップまで入る。こん平か!とつっこみたくなるが自治体と一体となって映画を作るのは新しい取り組みだと評価してもいいと思います。
来年の夏に「踊る大捜査線2」が公開されることが決定しました。ちなみに織田裕二主演の映画が来年の3月にも公開されますが監督が大森一樹(どうしてこの人が監督なのか。。)なので何も期待しない方がいいです。なお、週刊誌によると織田裕二は主演映画が2本当たったので妙に傲慢になってスタッフ受けが悪いそうです。というか、「踊る」の前はパッとした映画ないやん。「就職戦線異常なし」を俺は忘れないぞ。
「OUT」がアカデミー外国語映画賞の候補に決定しました。作品の出来もいいのですがそれ以上に20世紀フォックスが作ったというのが大きいと思います。是非とも賞を取って、「たそがれ清兵衛」のようなビデオで見れば充分な作品ばかり担ぎ上げた阿呆なメディアに一喝入れてやってください。本当にお願いします。>アカデミーの方々
「なごり雪」
正直、大林の作品は苦手なので見に行くのは躊躇していました。善人ばかり出てくるとか、たるいという理由もありますが何でこの人は無闇に女優に脱がせるのでしょうか?
私が大林に嫌悪感を抱くのは実の娘にすら「異常」と言われた、ロリコンっぷりです。「あした」という作品は大林ファンの間では極めて評価が高い作品らしいですが、私は鑑賞中に幾度か、吐き気を催しました。いきなり、主演の高橋かおりに脱がせる、妙に幼い感じの新人の女優さんに脱がせる。挙句の果てには10歳にも満たない少女の股から血を垂らさせる。(どういう意味かは各自、お含みください。説明したくありません。)「ふたり」でもきわどいシーンがあったし、「あの夏」でも10歳の男女をオールヌードで出しています。
そりゃ、演出上でどうしても必要な時もあるでしょう。でも違うもんな。どう考えても違和感あるし。監督がただ見たいだけちゃうか?と邪推してしまう演出なのです。
この映画では「あした」よりひどいことはしていませんが、「あした」で唯一脱ぐことがなかった宝生舞に脱がせていました。しかも、男が更衣所が間違えるというシチュエーションで。「かぼちゃワイン」か。そりゃ、男としては嬉しいけどさ。
数年後に須藤温子も脱がされてしまうのですか。ちなみに映画では「新人」と書かれていましたが彼女はすでに「シベリア超特急2」に変テコな中国娘の役で出ていました。フィルモグラフィーから削除されてた。そりゃ、恥かもしれんけどさ。個人的な感想を言わせてもらうと、この子、演技がめちゃくちゃ大根です。演出だったのかもしれませんがつらかった。。
まあ監督の趣味はともかくとして、映画はいい出来だと思います。脚本は丁寧に作られていました。いつも端役でしか出てないベンガルの演技がたっぷり見れたしね。こういう演技する人だったのね。「GO」でジョンイル役をやってた細山田君も頑張っておりました。ただ演出は若干、古臭い。セリフの言い回しも新劇みたい。つまり、今までの大林映画が好きな人にはお薦めです。
舞台は臼杵。金をよほど出してもらったらしく、作品の最期で「この映画は臼杵映画というべきである」というテロップまで入る。こん平か!とつっこみたくなるが自治体と一体となって映画を作るのは新しい取り組みだと評価してもいいと思います。
トリプルX
2002年11月20日 世の中にアクション映画はたくさんありますが、その醍醐味とは好き放題してきた悪人を主人公がラストでぶっ倒すところにあります。「アマデウス」の中でサリエリがモーツアルトに「歌劇の醍醐味はラストにある」と言うシーンがありますが映画はまさにそう。どんな脚本がめちゃくちゃな、「アルマゲドン」と言えどもラストには爽快感があります。
ただそれだけでは観客も騙されなくなってきたので、主人公がどんな奴かに重点が置かれるようになってきました。従来の品行方性なリーダーとは違い、ダーティーハリーのような悪徳警官もいますし、ジェームズボンドの女好きは度が過ぎています。この映画「トリプルX」の主人公ザンダーは子供と同じで「俺がやりたいようにやる!」という心情の持ち主で、しかも神様はこんな奴に限って洞察力と並外れた超人的な肉体に与えてしまうのです。
俺のスケボーやラップを汚しやがった、サノバビッチな議員の車でパトカーとの追いかけっこの挙句、橋の上から叩き落してしまいます。しかも、その様子をビデオ録画している。彼の楽しみは自分の超人的な能力をビデオにおさめること。それを仲間がネットで販売している。実際には会ったことないが、一部のアウトサイダーの間ではザンダー・ケイジの名前は有名になっている。
一方、これからの捜査にはこうしたアウトローを使っての潜入捜査が必要だと考えていたNSAのサミュエルは彼をスカウト。国のために働くのは厭だ、とぶつぶつ言いながらも引き受けたザンダーはチェコのテロリストグループ・”アナーキー99”に潜入します。
この映画はありとあらゆるアクション映画のおいしいところを抜き出して作っています。それからヴィン・ディーゼルが実に魅力的。当然、スタントは使っているのですがアクション映画にぴったりの俳優です。ザンダーの性格は「椿三十郎」です。敵キャラの性格も何となく、仲代達也に似てたし。天衣無縫な主人公が気に入らん野郎をぶん殴る。
でも「生まれて始めて意味のある仕事がでそうなんだ。。」とつぶやくロマンチストでタバコが大嫌い。おもろい主人公に大掛かりなアクション。快作です。最近、私生活がおもろないなと思ってる人にはぜひお勧めします。すっきりしてください。
【最近見た映画】
歌え!フィッシャーマン 11/15 京都朝日シネマ1
→ノルウェーの村で歌う男たちのドキュメンタリー。合唱っていい!
たそがれ清兵衛 11/15 MOVIX京都シアター3
→ちゃんばらがしっかりしました。それ以外はいつもの山田映画です
OUT 11/18 MOVIX京都シアター5
→二回目の鑑賞となりますが何度見ても変わらぬ面白さ。邦画の醍醐味が味わえます。
トリプルX 11/19 東宝公楽
→今までとは全然違うスパイアクション。シリーズ化して欲しい!
ピーピー兄弟 11/20 みなみ会館
→アホな兄弟漫才コンビが大阪で繰り広げるアホ騒動。意外に泣けます。出演陣が全員ネイティブで違和感なかった。
【今週の鑑賞予定、今週末より公開の映画】
☆:見た、×:鑑賞予定なし、◎:見ます!、○:金と暇があれば、△:考え中
△ジョンQ(京都スカラ座)
→なんかすごいベタそうなんですが。。
×TRICK(京都宝塚)
→堤さんはセンスがあると思いますのでもっといい脚本家をお雇いください。
☆チェンジングレーン(京極東宝)
△ザ・リング(京極東宝)
→主演のナオミ・ワッツは魅力的ですがホラー苦手やしな。。。
☆たそがれ清兵衛(Movix京都)
×ハリー・ポッターと秘密の部屋(Movix京都)
→俺が見なくてもヒットするので、半年後に見ます。
×恋に唄えば(Movix京都)
→竹中直人は使い方を間違えると映画を壊します。この映画はその典型例だと思います。
△ショウタイム(Movix京都)
→エディ・マーフィー、痩せすぎ。なんかあったか?
×ラスト・キャッスル(弥生座)
→今年最大のバカ映画だとおもわれ
◎バースディ・ガール(弥生座)
→ロシア花嫁サイト「ロシアより愛をこめて」という演出だけでも好きですね、旦那。
○なごり雪(美松)
→ベンガルが出ずっぱりって滅多にないしなあ。。でもロリコンの大林宣彦だしなあ。。
△旅の途中で(朝日シネマ)
→物質文明を否定する阿呆な作品にならなきゃいいが。。
△ディナーラッシュ
→脚本がよいそうです。
【大阪】
○ごめん(テアトル梅田)
→泉佐野映画祭で見とけばよかった。。
○国姓爺合戦(シネリーブル梅田)
→実はすげえ楽しみ。京都に早く来ないかな
△少林サッカー(パラダイスシネマ)
→実はDVDを予約したので考え中
◎パルコフィクション(シネマ・ドゥ)
→矢口さんにハズレなし!!
◎浅草キッドの『浅草キッド』(第七藝術劇場)
→十三のレイトという恐ろしい上映ですが。。頑張るぞ
【ビデオ】
「アリーmy Love?」2〜4
ただそれだけでは観客も騙されなくなってきたので、主人公がどんな奴かに重点が置かれるようになってきました。従来の品行方性なリーダーとは違い、ダーティーハリーのような悪徳警官もいますし、ジェームズボンドの女好きは度が過ぎています。この映画「トリプルX」の主人公ザンダーは子供と同じで「俺がやりたいようにやる!」という心情の持ち主で、しかも神様はこんな奴に限って洞察力と並外れた超人的な肉体に与えてしまうのです。
俺のスケボーやラップを汚しやがった、サノバビッチな議員の車でパトカーとの追いかけっこの挙句、橋の上から叩き落してしまいます。しかも、その様子をビデオ録画している。彼の楽しみは自分の超人的な能力をビデオにおさめること。それを仲間がネットで販売している。実際には会ったことないが、一部のアウトサイダーの間ではザンダー・ケイジの名前は有名になっている。
一方、これからの捜査にはこうしたアウトローを使っての潜入捜査が必要だと考えていたNSAのサミュエルは彼をスカウト。国のために働くのは厭だ、とぶつぶつ言いながらも引き受けたザンダーはチェコのテロリストグループ・”アナーキー99”に潜入します。
この映画はありとあらゆるアクション映画のおいしいところを抜き出して作っています。それからヴィン・ディーゼルが実に魅力的。当然、スタントは使っているのですがアクション映画にぴったりの俳優です。ザンダーの性格は「椿三十郎」です。敵キャラの性格も何となく、仲代達也に似てたし。天衣無縫な主人公が気に入らん野郎をぶん殴る。
でも「生まれて始めて意味のある仕事がでそうなんだ。。」とつぶやくロマンチストでタバコが大嫌い。おもろい主人公に大掛かりなアクション。快作です。最近、私生活がおもろないなと思ってる人にはぜひお勧めします。すっきりしてください。
【最近見た映画】
歌え!フィッシャーマン 11/15 京都朝日シネマ1
→ノルウェーの村で歌う男たちのドキュメンタリー。合唱っていい!
たそがれ清兵衛 11/15 MOVIX京都シアター3
→ちゃんばらがしっかりしました。それ以外はいつもの山田映画です
OUT 11/18 MOVIX京都シアター5
→二回目の鑑賞となりますが何度見ても変わらぬ面白さ。邦画の醍醐味が味わえます。
トリプルX 11/19 東宝公楽
→今までとは全然違うスパイアクション。シリーズ化して欲しい!
ピーピー兄弟 11/20 みなみ会館
→アホな兄弟漫才コンビが大阪で繰り広げるアホ騒動。意外に泣けます。出演陣が全員ネイティブで違和感なかった。
【今週の鑑賞予定、今週末より公開の映画】
☆:見た、×:鑑賞予定なし、◎:見ます!、○:金と暇があれば、△:考え中
△ジョンQ(京都スカラ座)
→なんかすごいベタそうなんですが。。
×TRICK(京都宝塚)
→堤さんはセンスがあると思いますのでもっといい脚本家をお雇いください。
☆チェンジングレーン(京極東宝)
△ザ・リング(京極東宝)
→主演のナオミ・ワッツは魅力的ですがホラー苦手やしな。。。
☆たそがれ清兵衛(Movix京都)
×ハリー・ポッターと秘密の部屋(Movix京都)
→俺が見なくてもヒットするので、半年後に見ます。
×恋に唄えば(Movix京都)
→竹中直人は使い方を間違えると映画を壊します。この映画はその典型例だと思います。
△ショウタイム(Movix京都)
→エディ・マーフィー、痩せすぎ。なんかあったか?
×ラスト・キャッスル(弥生座)
→今年最大のバカ映画だとおもわれ
◎バースディ・ガール(弥生座)
→ロシア花嫁サイト「ロシアより愛をこめて」という演出だけでも好きですね、旦那。
○なごり雪(美松)
→ベンガルが出ずっぱりって滅多にないしなあ。。でもロリコンの大林宣彦だしなあ。。
△旅の途中で(朝日シネマ)
→物質文明を否定する阿呆な作品にならなきゃいいが。。
△ディナーラッシュ
→脚本がよいそうです。
【大阪】
○ごめん(テアトル梅田)
→泉佐野映画祭で見とけばよかった。。
○国姓爺合戦(シネリーブル梅田)
→実はすげえ楽しみ。京都に早く来ないかな
△少林サッカー(パラダイスシネマ)
→実はDVDを予約したので考え中
◎パルコフィクション(シネマ・ドゥ)
→矢口さんにハズレなし!!
◎浅草キッドの『浅草キッド』(第七藝術劇場)
→十三のレイトという恐ろしい上映ですが。。頑張るぞ
【ビデオ】
「アリーmy Love?」2〜4
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OUT
2002年11月18日 昔から有名な小説の映画化というのはよくなされていました。というか、あの世界を実際に見てみたい!という願望から映画はできたのかもしれません。ただ、私達は何気なく映画を見ていますがその影には映画制作者の苦しみがあります。
小説によっては違いますが小説をそのまま映画にするのは非常に難しく、どの部分を削るかと言うよりもどの部分だけを映像化するか、という悩みがあります。さらにそこにどうやって映画監督としての作家性を入れていくか。。そこには当然、監督と原作の争いもあるでしょう。昔、「シャイニング」でキューブリックとスティーブン・キングが喧嘩したように、また昨今では「模倣犯」を巡る論争もありました。
この手の問題ですが、私としては監督に全てがゆだねられるのではないか、と考えています。小説を読んでどう取るか、というのは千差万別であると思いますから。また全ての読者が満足できる作品を作るのは不可能です。私は「模倣犯」は見ていないのですが、森田芳光監督は「それから」にしても「黒い家」にしても大胆に変えてしまいます。「黒い家」なんて大竹しのぶが暴れまくるだけの映画でしたからね。とっても面白かったです。
それでこの「OUT」なんですが、私は封切り初日の初回(9:30から)に見に行きました。終わった当日に「OUT」の文庫版上・下を買い込んで読んでみました。それを読み終わり、もう一度見に行ってきました。
「全然違うやん」
これ原作ファンにはあまり評判よくないかもしれません。原作は「誰も愛さない、愛されない」雅子と「究極のサディストであり、ロマンチスト」の佐竹の物語ですが映画では少しはみ出した女性が引き起こす「クライムムービー」になっています。平山監督は脚本の鄭義信に「もっともっと面白くしてください」と書き直させたと言います。「映画秘宝」のインタビューによると「10稿までは覚えてるけど。細かい直しとか含めると、もっと増えちゃう」。
肝心の死体処理も原作では見ててしんどくなる描写が続きますが映画では首を切るシーンでも「目薬刺せない人が『あー』と言いながら刺すとうまく刺せるらしいよ」、とか「(死体のあそこを見て)皮かむりだね。貧相なカツオ(イタリアではあそこをカツオと言うっらしい。真偽は知らん)のたたきになるねえ」と言った爆笑のセリフが続きます。これ、もちろん映画でしかないセリフ。原作通りにやっても「ハンニバル」の二の舞になってたでしょうから、成功だったと思います。
一番変えられたのは佐竹のキャラ。やってるのが間寛平だというのもあるのですがセリフもほとんど無く、ただただ凶暴なキャラになっていました。それがまた面白い。冗談ばかりやってる人が本気で怒ったらどうなるんだろう?と思う時がありますが、寛平ちゃんの怖さというのはそういう怖さです。映画の脚本も小説化して欲しいと思うけど絶対に無理でしょうな。
では映画としての面白さはどうだったか、と言うと充分見ごたえがあります。脚本を練り上げただけあって、数回の鑑賞に耐え得る作品となっています。笑うシーンも多く、爽快感があります。あと一週間でハリポタ旋風の前に終わってしまいますが、今からでもぜひご鑑賞を!私の今年度ベスト3ムービーです。なお、この作品はあの20世紀フォックス初の邦画作品となっています。
何を今更、ですが「アリーmyLOVE」にハマって
ます。いやー向こうの脚本家はすごいや
小説によっては違いますが小説をそのまま映画にするのは非常に難しく、どの部分を削るかと言うよりもどの部分だけを映像化するか、という悩みがあります。さらにそこにどうやって映画監督としての作家性を入れていくか。。そこには当然、監督と原作の争いもあるでしょう。昔、「シャイニング」でキューブリックとスティーブン・キングが喧嘩したように、また昨今では「模倣犯」を巡る論争もありました。
この手の問題ですが、私としては監督に全てがゆだねられるのではないか、と考えています。小説を読んでどう取るか、というのは千差万別であると思いますから。また全ての読者が満足できる作品を作るのは不可能です。私は「模倣犯」は見ていないのですが、森田芳光監督は「それから」にしても「黒い家」にしても大胆に変えてしまいます。「黒い家」なんて大竹しのぶが暴れまくるだけの映画でしたからね。とっても面白かったです。
それでこの「OUT」なんですが、私は封切り初日の初回(9:30から)に見に行きました。終わった当日に「OUT」の文庫版上・下を買い込んで読んでみました。それを読み終わり、もう一度見に行ってきました。
「全然違うやん」
これ原作ファンにはあまり評判よくないかもしれません。原作は「誰も愛さない、愛されない」雅子と「究極のサディストであり、ロマンチスト」の佐竹の物語ですが映画では少しはみ出した女性が引き起こす「クライムムービー」になっています。平山監督は脚本の鄭義信に「もっともっと面白くしてください」と書き直させたと言います。「映画秘宝」のインタビューによると「10稿までは覚えてるけど。細かい直しとか含めると、もっと増えちゃう」。
肝心の死体処理も原作では見ててしんどくなる描写が続きますが映画では首を切るシーンでも「目薬刺せない人が『あー』と言いながら刺すとうまく刺せるらしいよ」、とか「(死体のあそこを見て)皮かむりだね。貧相なカツオ(イタリアではあそこをカツオと言うっらしい。真偽は知らん)のたたきになるねえ」と言った爆笑のセリフが続きます。これ、もちろん映画でしかないセリフ。原作通りにやっても「ハンニバル」の二の舞になってたでしょうから、成功だったと思います。
一番変えられたのは佐竹のキャラ。やってるのが間寛平だというのもあるのですがセリフもほとんど無く、ただただ凶暴なキャラになっていました。それがまた面白い。冗談ばかりやってる人が本気で怒ったらどうなるんだろう?と思う時がありますが、寛平ちゃんの怖さというのはそういう怖さです。映画の脚本も小説化して欲しいと思うけど絶対に無理でしょうな。
では映画としての面白さはどうだったか、と言うと充分見ごたえがあります。脚本を練り上げただけあって、数回の鑑賞に耐え得る作品となっています。笑うシーンも多く、爽快感があります。あと一週間でハリポタ旋風の前に終わってしまいますが、今からでもぜひご鑑賞を!私の今年度ベスト3ムービーです。なお、この作品はあの20世紀フォックス初の邦画作品となっています。
何を今更、ですが「アリーmyLOVE」にハマって
ます。いやー向こうの脚本家はすごいや
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